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公開番号2025134312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032142
出願日2024-03-04
発明の名称半導体装置及び半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10D 84/85 20250101AFI20250909BHJP()
要約【課題】nチャネル型MOSFETの閾値電圧とpチャネル型MOSFETの閾値電圧を、それぞれ所望の閾値電圧に制御する半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体装置は、第1のゲート絶縁膜と、第1のゲート電極と、を含み、第1のゲート電極は、Ti及びAlを含む第1の領域と、第1のゲート絶縁膜と第1の領域との間に設けられ、第1のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第2の領域と、を含む、nチャネル型MOSFETと、第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート電極と、を含み、第2のゲート電極は、Ti及びAlを含む第3の領域と、第2のゲート絶縁膜と第3の領域との間に設けられ、第2のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第4の領域と、第3の領域と第4の領域との間に設けられ、Hf又はZrの第2の金属元素及び窒素(N)を含む第5の領域と、を含む、pチャネル型MOSFETと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のゲート絶縁膜と、第1のゲート電極と、を含むnチャネル型MOSFETであって、
前記第1のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第1の領域と、
前記第1のゲート絶縁膜と前記第1の領域との間に設けられ、前記第1のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第2の領域と、を含む、nチャネル型MOSFETと、
第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート電極と、を含むpチャネル型MOSFETであって、
前記第2のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第3の領域と、
前記第2のゲート絶縁膜と前記第3の領域との間に設けられ、前記第2のゲート絶縁膜に接し、前記第1の金属元素及び窒素(N)を含む第4の領域と、
前記第3の領域と前記第4の領域との間に設けられ、ハフニウム(Hf)又はジルコニウム(Zr)の少なくともいずれか一方の第2の金属元素及び窒素(N)を含む第5の領域と、を含む、pチャネル型MOSFETと、
を備える半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の金属元素と、前記少なくともいずれか一方の第2の金属元素は異なる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1のゲート電極は、前記第1の領域と前記第2の領域との間に設けられ、第3の金属元素及び窒素(N)を含み、前記第3の金属元素は前記第1の金属元素及び前記少なくともいずれか一方の第2の金属元素と異なる、第6の領域を、更に含み、
前記第2のゲート電極は、前記第4の領域と前記第5の領域との間に設けられ、前記第3の金属元素及び窒素(N)を含む第7の領域を、更に含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の金属元素は遷移金属元素である、請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1の金属元素は、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、ハフニウム(Hf)、及びタングステン(W)からなる群から選ばれる少なくとも一つの金属元素である、請求項4記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第3の金属元素は遷移金属元素である、請求項3記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第3の金属元素は、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、ハフニウム(Hf)、及びタングステン(W)からなる群から選ばれる少なくとも一つの金属元素である、請求項6記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜は、二酸化シリコンよりも誘電率の高い物質を含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜は、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、イットリウム(Y)、及びチタン(Ti)からなる群から選ばれる少なくとも一つの元素と、酸素(O)を含む、請求項1記載の半導体装置。
【請求項10】
前記nチャネル型MOSFETは半導体基板の第1部分を更に備え、前記第1のゲート絶縁膜は、前記第1部分の上に設けられ、
前記pチャネル型MOSFETは前記半導体基板の第2部分を更に備え、前記第2のゲート絶縁膜は、前記第2部分の上に設けられる、請求項1記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
nチャネル型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)及びpチャネル型MOSFETを備える半導体装置では、nチャネル型MOSFETの閾値電圧、及び、pチャネル型MOSFETの閾値電圧を、それぞれ所望の閾値電圧に制御することが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-208260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、nチャネル型MOSFETの閾値電圧、及び、pチャネル型MOSFETの閾値電圧を、それぞれ所望の閾値電圧に制御する半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置は、第1のゲート絶縁膜と、第1のゲート電極と、を含むnチャネル型MOSFETであって、前記第1のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第1の領域と、前記第1のゲート絶縁膜と前記第1の領域との間に設けられ、前記第1のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第2の領域と、を含む、nチャネル型MOSFETと、第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート電極と、を含むpチャネル型MOSFETであって、前記第2のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第3の領域と、前記第2のゲート絶縁膜と前記第3の領域との間に設けられ、前記第2のゲート絶縁膜に接し、前記第1の金属元素及び窒素(N)を含む第4の領域と、前記第3の領域と前記第4の領域との間に設けられ、ハフニウム(Hf)又はジルコニウム(Zr)の少なくともいずれか一方の第2の金属元素及び窒素(N)を含む第5の領域と、を含む、pチャネル型MOSFETと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の実施形態の半導体装置の製造方法を示す図。
第1の比較形態の半導体装置の模式断面図。
第2の比較形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第1の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第4の実施形態の半導体記憶装置の模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材などには同一の符号を付し、一度説明した部材などについては適宜その説明を省略する場合がある。
【0008】
また、本明細書中、便宜上「上」、又は、「下」という用語を用いる場合がある。「上」、又は、「下」とはあくまで図面内での相対的位置関係を示す用語であり、重力に対する位置関係を規定する用語ではない。
【0009】
本明細書中の半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の化学組成の定性分析及び定量分析は、例えば、二次イオン質量分析法(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)、エネルギー分散型X線分光法(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy:EDX)、ラザフォード後方散乱分析法(Rutherford Back-Scattering Spectroscopy:RBS)により行うことが可能である。また、半導体装置及び半導体記憶装置を構成する部材の厚さ、部材間の距離、結晶粒径等の測定には、例えば、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)を用いることが可能である。
【0010】
(第1の実施形態)
第1の実施形態の半導体装置は、第1のゲート絶縁膜と第1のゲート電極を含むnチャネル型MOSFETと、第2のゲート絶縁膜と第2のゲート電極を含むpチャネル型MOSFETと、を備える。第1のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第1の領域と、第1のゲート絶縁膜と第1の領域との間に設けられ、第1のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第2の領域と、を含む。第2のゲート電極は、チタン(Ti)及びアルミニウム(Al)を含む第3の領域と、第2のゲート絶縁膜と第3の領域との間に設けられ、第2のゲート絶縁膜に接し、第1の金属元素及び窒素(N)を含む第4の領域と、第3の領域と第4の領域との間に設けられ、ハフニウム(Hf)又はジルコニウム(Zr)の少なくともいずれか一方の第2の金属元素及び窒素(N)を含む第5の領域と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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