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公開番号
2025133599
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031638
出願日
2024-03-01
発明の名称
システム構築情報修正支援システム、方法、およびプログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類
G06F
11/36 20060101AFI20250904BHJP(計算;計数)
要約
【課題】コンピュータシステムのシステム構築情報の安全な修正を支援する技術を提供する。
【解決手段】システム構築情報修正支援システムが、実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースを記憶し、コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、テスト対象システムに相当するテスト環境と、システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力し、テスト環境にて初期テストを実行し、それによるテスト結果と、コンピュータシステムにて初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、差分に基づいて、実施済テストの中から、コンピュータシステムからテスト対象システムへ劣化がテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出し、第1追加テストを表す情報を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援システムであって、
前記コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースを記憶する記憶部と、
前記コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、前記テスト対象システムに相当するテスト環境と、前記システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力する入力部と、
前記テスト環境にて前記初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、前記コンピュータシステムにて前記初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、前記差分に基づいて、前記実施済テストの中から、前記コンピュータシステムから前記テスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出するテスト選別部と、
前記第1追加テストを表す情報を出力する出力部と、
を有するシステム構築情報修正支援システム。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記テスト選別部は、更に、前記テスト環境にて前記第1追加テストを実行し、
前記出力部は、更に、前記テスト環境にて前記第1追加テストを実行したテスト結果を表す情報を出力する、
請求項1に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項3】
前記テスト選別部は、前記テスト環境にて前記初期テストが実行できなかったら、前記システム構築情報における修正対象のインフラストラクチャのうち前記初期テストに関連するインフラストラクチャを関連インフラストラクチャとして抽出し、前記実施済テストの中から前記関連インフラストラクチャに関連するテストを第2追加テストとして抽出する、
請求項1に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項4】
前記テスト選別部は、更に、前記テスト環境にて前記第2追加テストを実行し、
前記出力部は、更に、前記テスト環境にて前記第2追加テストを実行したテスト結果を表す情報を出力する、
請求項3に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項5】
前記テスト対象システムに発生した事象を再現するテストが前記実行済テストデータベースにある場合は、前記事象を再現するテストを前記実行済テストデータベースから抽出し、前記事象を再現するテストが前記実行済テストデータベースにない場合は、前記事象を再現するテストを作成する、テスト計画生成部を更に有する、
請求項1に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項6】
前記出力部が出力したテスト結果から前記修正後のシステム構築情報が許容できるか否かをユーザから受け付け、許容されなければ、前記修正後のシステム構築情報の再修正を前記ユーザから受け付ける、システム構築情報修正部を更に有する、
請求項2に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項7】
前記記憶部は、前記コンピュータシステムにて実施済の初期テストである実施済初期テストと、前記実施済初期テストにて取得される指標値であるメトリクスとを対応づけたデータであるメトリクス検証結果データベースを記憶し、
前記テスト選別部は、
今回の初期テストである今回初期テストとテストの目的が類似する実施済初期テストを前記メトリクス検証結果データベースから抽出し、
抽出された前記実施済初期テストにおけるメトリクスのそれぞれの頻出度を算出し、
前記頻出度が予め定められたメトリクス選別条件を満たすメトリクスを選別し、
選別された前記メトリクスについて前記差分を取得し、該差分に基づいて前記第1追加テストを抽出する、
請求項1に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項8】
前記システム構築情報は、Infrastructure as Codeである、
請求項1に記載のシステム構築情報修正支援システム。
【請求項9】
少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのメモリとを含む情報処理装置により、コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援方法であって、
前記メモリが、前記コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースを記憶しておき、
前記プロセッサが、
前記コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、前記テスト対象システムに相当するテスト環境と、前記システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力し、
前記テスト環境にて前記初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、前記コンピュータシステムにて前記初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、前記差分に基づいて、前記実施済テストの中から、前記コンピュータシステムから前記テスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出し、
前記第1追加テストを表す情報を出力する、
システム構築情報修正支援方法。
【請求項10】
少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのメモリとを含む情報処理装置により、コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援プログラムであって、
前記メモりには、前記コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースが記憶されており、
前記システム構築情報修正支援プログラムは、前記プロセッサに、
前記コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、前記テスト対象システムに相当するテスト環境と、前記システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力し、
前記テスト環境にて前記初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、前記コンピュータシステムにて前記初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、前記差分に基づいて、前記実施済テストの中から、前記コンピュータシステムから前記テスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出し、
前記第1追加テストを表す情報を出力する、
ことを実行させる、システム構築情報修正支援プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータシステムのシステム構築情報の修正を支援する技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コンピュータシステム(以下、単に「システム」ともいう)のインフラストラクチャの設定をIaC(Infrastructure as Code)によってソースコード(以下、「IaCソースコード」ともいう)にし、IaCソースコードを実行することによりシステムの構築を効率化する手法がある。その手法を用いて構築されたシステムを運用している段階で発生する様々な事象によってIaCソースコードの修正が必要になることがある。IaCソースコードが修正されるときには、IaCソースコードを修正した後のシステムの正常性を確保するためにテストが実施される。
【0003】
特許文献1には、システムのパラメータ変更の効果を測定する技術が開示されている。特許文献1に開示されたシステムパラメータ設定支援装置は、時系列に順次テストを実施し、テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングする際に、時系列に順次実施されたテストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、テスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出する。これによれば、予め定めた効果が得られなかったパラメータの変更を抽出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際特許出願2013/018376号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術によれば、テストによって効果の得られないパラメータを抽出し、パラメータのチューニングを支援することはできる。しかしながら、特許文献1の技術は、テストの充足について考慮していないため、テスト自体を十分に行うことを支援することはできない。
【0006】
本開示に含まれるひとつの目的は、コンピュータシステムのシステム構築情報の安全な修正を支援する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のひとつの態様によるシステム構築情報修正支援システムは、コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援システムであって、コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースを記憶する記憶部と、コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、テスト対象システムに相当するテスト環境と、システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力する入力部と、テスト環境にて初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、コンピュータシステムにて初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、差分に基づいて、実施済テストの中から、コンピュータシステムからテスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出するテスト選別部と、第1追加テストを表す情報を出力する出力部と、を有する。
【0008】
本発明のひとつの態様によるシステム構築情報修正支援方法は、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのメモリとを含む情報処理装置により、コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援方法であって、メモリが、コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースを記憶しておき、プロセッサが、コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、テスト対象システムに相当するテスト環境と、システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力し、テスト環境にて初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、コンピュータシステムにて初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、差分に基づいて、実施済テストの中から、コンピュータシステムからテスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出し、第1追加テストを表す情報を出力する。
【0009】
本発明のひとつの態様によるシステム構築情報修正支援プログラムは、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのメモリとを含む情報処理装置により、コンピュータシステムのインフラストラクチャを設定するためのシステム構築情報の修正を支援するシステム構築情報修正支援プログラムであって、メモりには、コンピュータシステムにて実施されたテストである実施済テストに関するデータが蓄積された実行済テストデータベースが記憶されており、システム構築情報修正支援プログラムは、プロセッサに、コンピュータシステムに修正後のシステム構築情報が適用されたものであるテスト対象システムと、テスト対象システムに相当するテスト環境と、システム構築情報を修正する目的が達成されたことを確認するためのテストである初期テストと、を入力し、テスト環境にて初期テストを実行し、それにより得られたテスト結果と、コンピュータシステムにて初期テストに相当するテストが実施されたときに得られたテスト結果との差分を取得し、差分に基づいて、実施済テストの中から、コンピュータシステムからテスト対象システムへ劣化が予め定められたテスト選別条件を満たすテストを第1追加テストとして抽出し、第1追加テストを表す情報を出力する、ことを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示のひとつの態様によれば、コンピュータシステムのシステム構築情報の安全な修正を支援する技術を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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