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公開番号2025133364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031269
出願日2024-03-01
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 21/00 20060101AFI20250904BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】欠陥が検出された印刷画像を再印刷する際に再び欠陥が検出されるのを抑制する。
【解決手段】記録媒体の幅方向に複数の画像を並べて搬送方向に沿って連続して印刷することによって得られた印刷物を読み取って検査を行う検査手段と、前記検査手段による検査により、印刷された画像に欠陥が検出された場合に、欠陥の検出された画像を再印刷するための印刷ジョブを作成する作成手段と、前記印刷ジョブを作成する際に、前記幅方向における印刷位置ごとの、欠陥の検出された割合を表す欠陥検出割合に基づいて、再印刷する対象の画像の配置を決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体の幅方向に複数の画像を並べて搬送方向に沿って連続して印刷することによって得られた印刷物を読み取って検査を行う検査手段と、
前記検査手段による検査により、印刷された画像に欠陥が検出された場合に、欠陥の検出された画像を再印刷するための印刷ジョブを作成する作成手段と、
前記印刷ジョブを作成する際に、前記幅方向における印刷位置ごとの、欠陥の検出された割合を表す欠陥検出割合に基づいて、再印刷する対象の画像の配置を決定する決定手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記決定手段は、前記欠陥検出割合が所定の閾値よりも大きい領域に、再印刷する対象の画像が配置されるのを制限することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記欠陥検出割合を欠陥種別ごとに重み付けした評価値に基づいて、再印刷する対象の画像の配置を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記決定手段は、前記評価値が所定の閾値よりも大きい領域に、再印刷する対象の画像が配置されるのを制限することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記重み付けの値は、点状欠陥よりも線状欠陥の方が大きいことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記決定手段は、前記複数の画像ごとに設定される欠陥の検出感度を取得し、前記欠陥の検出感度が高く設定されている画像を、前記欠陥検出割合の低い領域に優先的に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決定手段は、第1の欠陥種別の検出感度が高く設定されている画像を、前記第1の欠陥種別の前記欠陥検出割合の低い領域に優先的に割り当て、第2の欠陥種別の検出感度が高く設定されている画像を、前記第2の欠陥種別の前記欠陥検出割合の低い領域に優先的に割り当てることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記録媒体は連続用紙であって、前記連続用紙の用紙幅を複数の印刷領域に区分けして、前記複数の印刷領域ごとに異なる種類の画像が印刷されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記決定手段は、前記複数の印刷領域ごとの欠陥の検出された割合を表す欠陥検出割合と、画像の種類ごとに設定される欠陥の検出感度に基づいて、前記複数の印刷領域ごとに再印刷する対象の画像の種類を決定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記欠陥検出割合が所定の閾値よりも大きい前記印刷領域に、再印刷する対象の画像が配置されるのを制限し、再印刷する対象の画像の配置が制限された前記印刷領域を除いた他の前記印刷領域が複数ある場合に、他の前記印刷領域のそれぞれに配置される画像の数が均等になるよう制御することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体上の画像の配置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録媒体に画像を印刷する画像形成装置には、ロール紙などの連続用紙を用いて印刷を行うものがある。ロール紙では紙面が広いために複数の絵柄画像を連続して印刷を行うことができる。また、ロール紙にはタックシール紙やラベル紙などと呼ばれる、記録媒体と剥離紙とが積層されたものがある。画像形成装置においては、印刷された画像に汚れや欠損など何らかの欠陥が生じることがあるが、このような欠陥画像は完成した印刷物から取り除かれることが望ましい。このため、印刷された画像を読み取り、良好な印刷画像と比較して欠陥を検出する検査装置が知られている。記録媒体としてロール紙などの連続用紙を用いた検査装置では、タックシール紙やラベル紙などの剥離可能な用紙の場合、欠陥画像を再印刷し、差し換えなどの処置を行うことができる。特許文献1では、複数の画像を複数のレーンに分けて印刷、検品を行い、異常が検出された画像を再印刷する際に、元の画像が印刷されたのと同じレーンの位置に再印刷する技術が開示されている。一方、欠陥画像の発生する原因は様々であるが、インクジェット方式のプリンタでのインク吐出ノズルの不具合に起因するものなど、印刷位置によって欠陥の発生頻度に偏りが生じることがある。特許文献2では、連続用紙の通紙方向に交差する方向に画像ノイズの周期や位置などの規則性が特定される場合には、これらのノイズの発生位置と重ならない位置に画像の配置を変更する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-116898号公報
特開2020-146839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の技術では、印刷画像の異常が特定の印刷位置に偏って発生する場合、異常が検出されたのと同じレーンに再印刷することになると、再印刷された画像にも欠陥が検出される可能性が高い。また、特許文献2に開示の技術では、規則性のある欠陥が多数検出された場合、当該欠陥が検出されていない位置に画像を配置することが困難である。
【0005】
そこで本発明は、欠陥が検出された印刷画像を再印刷する際に再び欠陥が検出されるのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、記録媒体の幅方向に複数の画像を並べて搬送方向に沿って連続して印刷することによって得られた印刷物を読み取って検査を行う検査手段と、前記検査手段による検査により、印刷された画像に欠陥が検出された場合に、欠陥の検出された画像を再印刷するための印刷ジョブを作成する作成手段と、前記印刷ジョブを作成する際に、前記幅方向における印刷位置ごとの、欠陥の検出された割合を表す欠陥検出割合に基づいて、再印刷する対象の画像の配置を決定する決定手段と、を有すことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、欠陥が検出された印刷画像を再印刷する際に再び欠陥が検出されるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
印刷検査システムの全体構成例を示す図である。
画像処理装置の機能構成例を示す図である。
画像印刷処理を示すフローチャートである。
印刷ジョブによる印刷を説明する図である。
検出感度設定画面の表示例を示す図である。
再印刷画像配置条件設定画面の表示例を示す図である。
実施形態1に係る画像配置を示す図である。
検出感度と欠陥率から画像配置を決定する方法を説明するための図である。
実施形態2に係る画像配置を示す図である。
重み係数と欠陥率評価値を説明するための図である。
輝度分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の各実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0010】
[実施形態1]
本実施形態に係る画像処理装置は、連続用紙の幅方向を複数に区分けした領域ごとに異なる種類の画像を並べて印刷し、印刷して得られた印刷物を読み取って検査を行う。検査により、印刷された画像に欠陥が検出された場合、欠陥の検出された画像について再印刷を行う。本実施形態では、再印刷を行う際に、複数に区分けした領域ごとの、印刷された画像に対する欠陥の検出された画像の割合を表す欠陥検出割合と、画像の種類ごとに設定された欠陥の検出感度に基づいて、再印刷対象画像の配置を決定する。
(【0011】以降は省略されています)

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