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公開番号2025133301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031168
出願日2024-03-01
発明の名称光走査装置、画像形成装置および光走査装置の分解方法
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G02B 26/10 20060101AFI20250904BHJP(光学)
要約【課題】光走査装置の防塵性を確保しつつ、走査光学系を収容する筐体からの蓋部材の取り外しを容易にする。
【解決手段】光走査装置は、走査光学系と、走査光学系を収容する筐体と、蓋部材と、を備え、筐体は、側壁部の側方外側から内側に向かって凹み、かつ、上下方向に延びる溝部と、溝部に設けられる側壁係合部と、を有し、蓋部材は、縁部から垂下する垂下部と、垂下部に設けられる垂下係合部と、を有し、溝部は、上下方向から見て、側壁部を上下方向に貫通し、筐体に蓋部材が取り付けられた状態では、垂下部が溝部に対して上方から挿入されることによって溝部に配置されており、側壁係合部と垂下係合部とが上下方向に係合している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光源から発せられる光を偏向走査する走査光学系と、
底部および前記底部から上方に立設する側壁部を有し、前記底部と前記側壁部とで囲まれた領域である収容領域に前記走査光学系を収容する筐体と、
前記収容領域を上方から覆う天面部および前記側壁部の側方外側に配置される縁部を有する蓋部材と、を備え、
前記筐体は、
前記側壁部の側方外側から内側に向かって凹み、かつ、上下方向に延びる溝部と、
前記溝部に設けられる側壁係合部と、を有し、
前記蓋部材は、
前記縁部から垂下する垂下部と、
前記垂下部に設けられる垂下係合部と、を有し、
前記溝部は、上下方向から見て、前記側壁部を上下方向に貫通し、
前記筐体に前記蓋部材が取り付けられた状態では、前記垂下部が前記溝部に対して上方から挿入されることによって前記溝部に配置されており、前記側壁係合部と前記垂下係合部とが上下方向に係合している、光走査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記側壁係合部は、前記溝部から側方外側に向けて突出する突起であり、
前記垂下係合部は、前記垂下部を側方外側から内側に向けて貫通する貫通孔であり、
前記筐体に前記蓋部材が取り付けられた状態では、前記係合孔の内縁に前記突起が上下方向に係合している、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項3】
前記側壁部は、上下方向から見て、前記収容領域を矩形状に囲むように配置される4つの小壁部で構成され、
前記側壁係合部は、複数であり、少なくとも3つの前記小壁部のそれぞれに設けられ、
前記垂下係合部は、前記側壁係合部と同数であり、複数の前記側壁係合部のそれぞれに係合する、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項4】
前記垂下部の先端部のうち側方内側を向く垂下部先端面は、下方に向かって側方外側に傾斜する、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項5】
前記溝部の上端部のうち側方外側を向く溝部上端面は、上方に向かって側方内側に傾斜する、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項6】
前記垂下部の先端部のうち側方内側を向く垂下部先端面は、下方に向かって側方外側に傾斜し、
前記溝部の上端部のうち側方外側を向く溝部上端面は、上方に向かって側方内側に傾斜し、
前記垂下部先端面の上下方向と直交する方向に対する傾斜角度は、前記溝部上端面の上下方向と直交する方向に対する傾斜角度よりも大きい、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項7】
前記溝部の下端部のうち側方外側を向く溝部下端面は、下方に向かって側方内側に傾斜する、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項8】
前記側壁部は、上端から下端に至るまでの中間部分に側方内側に凹む凹部を有し、
前記溝部は、前記側壁部の上端から前記凹部を跨いで前記側壁部の下端に至り、
前記凹部の縁部のうち上方部分は、下方に向かって側方内側に傾斜する、請求項1に記載の光走査装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の光走査装置を備える、画像形成装置。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか1項に記載の光走査装置の分解方法であって、
前記蓋部材が取り付けられた前記筐体の下方に治具を配置する工程と、
前記筐体の下方から前記溝部に前記治具を挿入して前記側壁係合部と前記垂下係合部との係合位置に前記治具を至らせる工程と、
前記溝部と前記垂下部との側方間に前記治具を挿入して前記垂下部を前記溝部から離れる方向に弾性変形させることによって前記側壁係合部と前記垂下係合部との係合を解除する工程と、を備える、光走査装置の分解方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光走査装置、画像形成装置および光走査装置の分解方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の光走査装置は、ミラーおよびレンズなどを含む走査光学系を備える。走査光学系は、光学箱に収容される。光学箱は、上方に開口を有する筐体と、筐体の開口を覆う蓋部材とで構成される。筐体と蓋部材とで囲まれた領域が走査光学系の収容領域となる。このような光走査装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-54803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
筐体と蓋部材とで囲まれた収容領域に走査光学系を収容する構成では、筐体に対する蓋部材の取り付けを強固にしなければ、収容領域に塵埃などが侵入し易くなる。すなわち、光走査装置の防塵性が低下する。しかし、この不都合を抑制するため、筐体に対する蓋部材の取り付けを強固にすると、筐体からの蓋部材の取り外しが困難になる。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光走査装置の防塵性を確保しつつ、走査光学系を収容する筐体からの蓋部材の取り外しを容易にすることが可能な光走査装置、画像形成装置および光走査装置の分解方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面による光走査装置は、光源から発せられる光を偏向走査する走査光学系と、底部および底部から上方に立設する側壁部を有し、底部と側壁部とで囲まれた領域である収容領域に走査光学系を収容する筐体と、収容領域を上方から覆う天面部および側壁部の側方外側に配置される縁部を有する蓋部材と、を備える。筐体は、側壁部の側方外側から内側に向かって凹み、かつ、上下方向に延びる溝部と、溝部に設けられる側壁係合部と、を有する。蓋部材は、縁部から垂下する垂下部と、垂下部に設けられる垂下係合部と、を有する。溝部は、上下方向から見て、側壁部を上下方向に貫通する。筐体に蓋部材が取り付けられた状態では、垂下部が溝部に対して上方から挿入されることによって溝部に配置されており、側壁係合部と垂下係合部とが上下方向に係合している。
【0007】
本発明の第2の局面による画像形成装置は、上記光走査装置を備える。
【0008】
本発明の第3の局面による光走査装置の分解方法は、上記光走査装置の分解方法であって、蓋部材が取り付けられた筐体の下方に治具を配置する工程と、筐体の下方から溝部に治具を挿入して側壁係合部と垂下係合部との係合位置に治具を至らせる工程と、溝部と垂下部との側方間に治具を挿入して垂下部を溝部から離れる方向に弾性変形させることによって側壁係合部と垂下係合部との係合を解除する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、光走査装置の防塵性を確保しつつ、走査光学系を収容する筐体からの蓋部材の取り外しを容易できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態による画像形成装置の概略図である。
実施形態による画像形成部の概略図である。
実施形態による走査光学系の概略図である。
実施形態による筐体に蓋部材が取り付けられた状態の斜視図である。
実施形態による筐体に蓋部材が取り付けられた状態の斜視図(図4とは異なる方向から見た斜視図)である。
実施形態による筐体から蓋部材が取り外された状態の斜視図である。
実施形態による溝部およびその周辺の斜視図である。
実施形態による溝部(図7とは異なる小壁部の溝部)およびその周辺の斜視図である。
実施形態による溝部(図7および図8とは異なる小壁部の溝部)およびその周辺の斜視図である。
実施形態による溝部およびその周辺を上方から見た平面図である。
実施形態による溝部に対して垂下部が挿入される前後の状態を模式的に示す図である。
実施形態による小壁部を側方から見た平面図である。
実施形態による小壁部(図12とは異なる小壁部)を側方から見た平面図である。
実施形態による小壁部(図12および図13とは異なる小壁部)を側方から見た平面図である。
実施形態による小壁部(図12~図14とは異なる小壁部)を側方から見た平面図である。
実施形態による垂下部先端面および溝部上端面の各形状を示す模式図である。
実施形態による光走査装置の分解工程で用いられる治具の斜視図である。
実施形態による筐体の下方に治具が配置された状態の斜視図である。
実施形態による溝部に治具が挿入された状態の斜視図である。
実施形態による溝部と垂下部との側方間に治具が挿入された状態の斜視図である。
実施形態による筐体から蓋部材が取り外されるときの状態の推移を模式的に示す図である。
実施形態による光走査装置の分解工程の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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