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公開番号
2025132821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030636
出願日
2024-02-29
発明の名称
画像処理装置および画像処理方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G06T
5/92 20240101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約
【課題】Perceptual Quantization(PQ)形式からHybrid Log Gamma(HLG)方式に変換されたHDR信号に対し、変換前の輝度情報に基づく処理を適切に実行可能な画像処理装置および画像処理方法を提供すること。
【解決手段】PQ方式のHDR信号であるPQ画像から変換されたHLG方式のHDR信号であるHLG画像に対し、PQ画像の最大輝度に関する情報を基準として定められたパラメータに基づく処理を実施する画像処理装置である。画像処理装置は、パラメータの値を、HLG画像に対応する値に変換する。また、画像処理装置は、変換後のパラメータを用いて処理をHLG画像に実施する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
Perceptual Quantization(PQ)方式のHDR信号であるPQ画像から変換されたHybrid Log Gamma(HLG)方式のHDR信号であるHLG画像に対し、前記PQ画像の最大輝度に関する情報を基準として定められたパラメータに基づく処理を実施する画像処理装置であって、
前記パラメータの値を、前記HLG画像に対応する値に変換する変換手段と、
前記変換後の前記パラメータを用いて前記処理を前記HLG画像に実施する処理手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記パラメータが輝度に関する閾値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記パラメータが前記最大輝度と他のパラメータとの差を表す値である場合、
前記変換手段は、前記パラメータの値に加え、前記最大輝度に関する情報についても前記HLG画像に対応する値に変換し、
前記処理手段は、前記変換後の前記パラメータと前記変換後の前記最大輝度に関する情報とを用いて前記処理を前記HLG画像に実施する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記変換後の前記最大輝度に関する情報から前記変換後の前記パラメータを減じた値を閾値として前記処理を前記HLG画像に実施する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記パラメータが前記HLG画像に関連付けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記変換手段は、予め記憶されたルックアップテーブルを参照することにより前記変換を実施することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記ルックアップテーブルが、前記PQ画像の撮影時に設定されていた撮影モードごとに前記パラメータの前記変換後の値を有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
Perceptual Quantization(PQ)方式のHDR信号であるPQ画像をHybrid Log Gamma(HLG)方式のHDR信号であるHLG画像に変換する変換手段を有する画像処理装置であって、
前記変換手段は、前記PQ画像の最大輝度に関する情報を基準として定められたパラメータを、前記HLG画像に対応するように変換し、前記HLG画像に関連付けることを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
前記パラメータが輝度に関する閾値であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記パラメータが前記最大輝度と他のパラメータとの差を表す値である場合、前記変換手段は、前記パラメータの値に加え、前記最大輝度に関する情報についても前記HLG画像に対応する値に変換し、前記HLG画像に関連付けることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置および画像処理方法に関し、特にはハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range: HDR)信号を用いる画像処理装置および画像処理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の映像信号よりも広いダイナミックレンジに対応した映像信号に関して、Hybrid Log Gamma(HLG)方式とPerceptual Quantization(PQ)方式が規格化されている。HLG方式では表示輝度と映像信号レベルとの関係を示す光電気伝達関数(Opto-Electronic Transfer Function: OETF)、すなわち撮像装置側の特性が規定される。一方、PQ方式では映像信号レベルと表示輝度との関係を示す電気光伝達関数(Electro-Optical Transfer Function: EOTF)、すなわち表示装置側の特性が規定される。また、HLG方式では輝度を相対値として取り扱うのに対し、PQ方式では輝度を絶対値として取り扱う。
【0003】
特許文献1には、出力ダイナミックレンジの最大輝度値[nitsまたはcd/m2]または最大輝度値に対応する階調値(信号レベル)をパラメータmaxDRLとして、PQ方式のHDR信号と関連付けて記録することが開示されている。maxDRLを用いることにより、PQ方式のHDR信号の輝度を適切にHLG方式のHDR信号やSDR信号の輝度にマッピングすることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-90109号公報
【非特許文献】
【0005】
Report ITU-R BT.2408-5, ”Guidance for operational practices in HDR television production”,[online],2022年3月,ITU-R,[平成4年12月26日検索], インターネット<https://www.itu.int/dms_pub/itu-r/opb/rep/R-REP-BT.2408-5-2022-PDF-E.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
PQ方式のHDR信号は、非特許文献1に記載されているような方法でHLG方式のHDR信号に変換することができる。しかしながら、変換前のPQ方式のHDR信号に関して記録されていたmaxDRLは変換後のHLG方式のHDR信号に適用できない。そのため、PQ方式からHDR方式に変換されたHDR信号に対し、変換前の輝度情報に基づく処理(例えばハイライト警告など)を適切に実行することが困難である。
【0007】
本発明は、その一態様において、PQ形式からHLG方式に変換されたHDR信号に対し、変換前の輝度情報に基づく処理を適切に実行可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明はその一態様において、Perceptual Quantization(PQ)方式のHDR信号であるPQ画像から変換されたHybrid Log Gamma(HLG)方式のHDR信号であるHLG画像に対し、PQ画像の最大輝度に関する情報を基準として定められたパラメータに基づく処理を実施する画像処理装置であって、パラメータの値を、HLG画像に対応する値に変換する変換手段と、変換後のパラメータを用いて処理をHLG画像に実施する処理手段と、を有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、PQ形式からHLG方式に変換されたHDR信号に対し、変換前の輝度情報に基づく処理を適切に実行可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図
PQ方式からHLG方式への変換モデルを示す図
本発明の実施形態に対応する画像処理の一例を示したフローチャート
ITU-R BT.2100(PQ)規格のEOTF特性とITU-R BT.2100(HLG)規格のOETF特性を示した図
PQ方式からHLG方式への別の変換モデルを示す図
本発明の第1実施形態で用いるデータファイル構造の一例を示した図
第1実施形態におけるハイライト警告処理に関するフローチャート
第1実施形態の効果を模式的に示す図
第2実施形態におけるLUT生成処理およびハイライト警告処理に関するフローチャート
第2実施形態で用いるLUTの例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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