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公開番号
2025132166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029546
出願日
2024-02-29
発明の名称
半導体装置及びそれを用いた電力変換装置
出願人
ミネベアパワーデバイス株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
H10D
12/00 20250101AFI20250903BHJP()
要約
【課題】
同一チップ内にIGBTとダイオードを内蔵した逆導通IGBT(RC-IGBT)において、ダイオード領域が孤立したドット型であっても、ダイオードのゲート-アノード領域を小面積で設置可能であり、チップ当たりの電流密度向上が可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】
同一チップ内にIGBTとダイオードとを有する半導体装置であって、前記IGBTは、ドリフト層と、前記ドリフト層内に形成された複数の第1のトレンチと、前記第1のトレンチ内に設けられたサイドウォール構造のゲート電極と、を備え、前記ダイオードは、前記ドリフト層と、前記ドリフト層内に形成された複数の第2のトレンチと、前記第2のトレンチ内に導電部材が埋め込まれた構造と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
同一チップ内にIGBTとダイオードとを有する半導体装置であって、
前記IGBTは、ドリフト層と、
前記ドリフト層内に形成された複数の第1のトレンチと、
前記第1のトレンチ内に設けられたサイドウォール構造のゲート電極と、を備え、
前記ダイオードは、前記ドリフト層と、
前記ドリフト層内に形成された複数の第2のトレンチと、
前記第2のトレンチ内に導電部材が埋め込まれた構造と、を備えることを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ダイオードは、第1の部分と、前記第1の部分と異なる第2の部分を備え、
前記第1の部分は、前記第2のトレンチ内に前記導電部材が埋め込まれたトレンチゲート電極を有し、
前記第2の部分は、前記ドリフト層内に形成され、前記第2のトレンチよりも幅広であるとともにストライプ状に配置された複数の第3のトレンチと、
前記第3のトレンチの側壁に沿って形成された一対のサイドウォール構造のゲート電極と、を有し、
前記一対のサイドウォール構造のゲート電極と、前記トレンチゲート電極とが接続されていることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ダイオードは、前記ドリフト層上に形成され、前記複数の第2のトレンチに挟まれたアノード層を有するとともに、前記複数の第2のトレンチの間隔が広い領域と狭い領域とを有し、
前記第2のトレンチの間隔が狭い領域のアノード層が、前記第2のトレンチの間隔が広い領域のアノード層に対して高濃度であることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記第2のトレンチ内に埋め込まれた導電部材は、前記ダイオードのカソード電極に接続されていることを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記IGBTは、前記ドリフト層上に形成されたエミッタ層と、
前記エミッタ層と前記IGBTのエミッタ電極とを接続するエミッタコンタクトと、を有し、
前記ダイオードは、前記ドリフト層上に形成されたアノード層と、
前記アノード層と前記ダイオードのアノード電極とを接続するアノードコンタクトと、を有し、
前記アノードコンタクトは、前記エミッタコンタクトより深さが浅いことを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記IGBTは、前記ドリフト層上に形成されたエミッタ層と、
前記エミッタ層と前記IGBTのエミッタ電極とを接続するエミッタコンタクトと、を有し、
前記ダイオードは、前記ドリフト層上に形成されたアノード層と、
前記アノード層と前記ダイオードのアノード電極とを接続するアノードコンタクトと、を有し、
前記アノードコンタクトおよび前記エミッタコンタクトは、シリコン基板の上面より深く形成されていることを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記IGBTの前記ゲート電極は、第1の絶縁膜を介して前記第1のトレンチ内に設けられており、
前記ダイオードの前記導電部材は、第2の絶縁膜を介して前記第2のトレンチ内に埋め込まれており、
前記第2の絶縁膜は、前記第1の絶縁膜よりも厚いことを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記ダイオードは、前記ドリフト層上に形成されたp型層を有し、
前記第2のトレンチは、少なくとも底部の角部が前記p型層で覆われていることを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項2に記載の半導体装置であって、
前記ダイオードは、前記ドリフト層上に形成されたp型層を有し、
前記第3のトレンチは、少なくとも底部の角部が前記p型層で覆われていることを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項1に記載の半導体装置であって、
前記半導体装置の平面視において、前記ダイオードは、前記IGBTに囲まれて配置されていることを特徴とする半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の構造に係り、特に、同一チップ内にIGBTとダイオードを内蔵した逆導通IGBT(RC-IGBT)に適用して有効な技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラルな社会実現に向けた世界的な潮流により、パワー半導体の市場はCAGR(年平均成長率)9.8%で堅調に成長している。近年、低損失化・低コスト化を実現する同一チップ内にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とダイオードを内蔵した逆導通IGBT(以降、「RC-IGBT」とも称する。)が製品化されている。
【0003】
RC-IGBTは、(1)IGBTとダイオードのターミネーション領域を共通化できることによるチップサイズの低減、及び(2)IGBT領域またはダイオード領域で発生した損失がチップ全体で放熱されるために熱抵抗が低減できる、といったメリットがある。
【0004】
これらRC-IGBTは、熱抵抗低減(温度均一化)と低オン電圧化を実現するために、ダイオードの配置をドット型やストライプ型といった様々な形状が提案されている。
【0005】
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1では、トレンチゲートとエミッタ層が基板の表面側に形成され、コレクタ層が基板の裏面側に形成されたIGBTと、トレンチゲートとアノード層が基板の表面側に形成され、カソード層が基板の裏面側に形成されたダイオードと、を備え、ダイオード部のトレンチゲートはIGBT部のトレンチゲートと絶縁され、IGBT部のトレンチゲートは複数のストライプ部を備え、ダイオード部のトレンチゲートは複数のストライプ部を備え、ダイオード部のトレンチゲートは、IGBT部のトレンチゲートの伸長方向に、IGBT部のトレンチゲートとギャップを設けて配置され、該ギャップは平面視で千鳥形となることを特徴としている。
【0006】
このような構造とすることで、IGBTのトレンチゲートとダイオードのトレンチゲートの間の距離を短くしたり、IGBTのトレンチゲートとダイオードのトレンチゲートの間にpウェル層を設けたりすることで、ゲート容量を低減しつつ十分な耐圧を確保できるとしている。
【0007】
また、特許文献2では、IGBTのトレンチゲートとして、幅の広いトレンチの側壁にゲート電極を設けて、ゲートの寄生容量を低減し、ターンオンスイッチング期間中におけるdv/dtのゲート駆動回路による制御性を向上する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-41983号公報
特開2011-119416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献2のように、幅の広いトレンチの側壁にゲート電極を設ける構造の場合は、ダイオード領域のゲート-アノード間の接続領域がサイドゲート部での平坦化構造が形成できないため、素子表面の電気的接続に必要なワイヤボンディングやリードフレーム実装時の機械的応力による素子破壊や、ゲート-アノード接続用のパターン面積の増大や、ワイヤボンディング時の接続位置の制限が発生し、有効なRC-IGBT面積の縮小や、配置自由度が低下し、性能が劣化する課題がある。
【0010】
上記特許文献1においても、このような課題については考慮されておらず、改善の余地がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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