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公開番号2025129763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026639
出願日2024-02-26
発明の名称蓄電装置および車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/271 20210101AFI20250829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケースの下方側のカバーを容易に取り外すことが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電セル110を含む蓄電モジュール100と、蓄電モジュール100を収容するケース200と、を備える。ケース200は、蓄電モジュール100を上方から覆うアッパーカバー220(第1カバー)と、蓄電モジュール100を下方から覆うロアカバー210(第2カバー)と、を含む。蓄電モジュール100は、アッパーカバー220)に固定されている。ロアカバー210は、アッパーカバー220に着脱可能に固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収容するケースと、を備え、
前記ケースは、
前記蓄電モジュールを上方から覆う第1カバーと、
前記蓄電モジュールを下方から覆う第2カバーと、を含み、
前記蓄電モジュールは、前記第1カバーに固定されており、
前記第2カバーは、前記第1カバーに着脱可能に固定されている、蓄電装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2カバーの下方に設けられる第3カバーをさらに備え、
前記第2カバーの剛性は、前記第3カバーの剛性よりも高い、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第3カバーは、下方から、前記第2カバーに着脱可能に固定されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記蓄電モジュールと上下方向に重なる範囲において、前記第2カバーと前記第3カバーとの間の前記上下方向の距離は、前記第2カバーと前記蓄電モジュールとの間の前記上下方向における距離よりも小さい、請求項2または3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第1カバーは、
前記蓄電モジュールの上方に位置する天板部と、
前記天板部に設けられる固定部と、を含み、
前記蓄電モジュールは、前記固定部に固定されており、
前記第2カバーは、下方から、前記固定部に固定されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記固定部は、前記天板部から下方に向けて延びるように設けられている、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記固定部および前記蓄電モジュールを囲むように配置されるフレーム部材と、
前記フレーム部材と前記第2カバーとの間をシールするシール部材と、をさらに備え、
前記第1カバーおよび前記第2カバーの各々は、前記フレーム部材に固定されており、
前記シール部材は、前記第2カバーと前記フレーム部材とが固定される箇所近傍に設けられている、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記第2カバーは、前記蓄電モジュールよりも下方において前記フレーム部材と固定されている、請求項7に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記第2カバーと前記固定部とを締結する締結部材をさらに備え、
前記第2カバーは、
カバー本体と、
前記カバー本体から上方に凹まされるように形成された隆起部とを含み、
前記締結部材は、前記隆起部と前記固定部とを締結している、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項10】
前記締結部材は、上下方向において、前記締結部材の下方側の端部が前記カバー本体の下面と同じ位置か前記下面よりも上方に位置するように配置されている、請求項9に記載の蓄電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置および車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2023-046945号公報(特許文献1)には、複数のバッテリモジュールを収容するバッテリパックが開示されている。バッテリパックの外殻となるバッテリケースは、アッパーケースとロワーケースとにより構成されている。バッテリモジュールは、ロワーケースの上に載置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-046945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、バッテリモジュールがロワーケースの上に載置されているため、ロワーケース(下方側のカバー)を修理時の作業性が悪いという課題があった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ケースの下方側のカバーを取り外すことが容易な蓄電装置および車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る蓄電装置は、複数の蓄電セルを含む蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収容するケースと、を備える。ケースは、蓄電モジュールを上方から覆う第1カバーと、蓄電モジュールを下方から覆う第2カバーと、を含む。蓄電モジュールは、第1カバーに固定されている。第2カバーは、第1カバーに着脱可能に固定されている。なお、「着脱可能に固定」とは、非破壊的に物体同士を引き離すことが可能に固定することを意味する。一方、「着脱不可に固定」とは、物体同士を引き離す際に、少なくとも一方の物体が破壊(たとえば表面が剥離)されるように固定されていることを意味する。
【0007】
本開示の第1の局面に係る蓄電装置では、上記のように、蓄電モジュールが第1カバーに固定されているとともに、第2カバーが第1カバーに着脱可能に固定されている。これにより、第2カバーを第1カバーから取り外しても、蓄電モジュールが第1カバーに固定されているので、第2カバーと共に蓄電モジュールが取り外されるのを防止することができる。これにより、第2カバーを容易に取り外すことができる。
【0008】
蓄電装置は、第2カバーの下方に設けられる第3カバーをさらに備えていてもよい。第2カバーの剛性は、第3カバーの剛性よりも高くてもよい。このような構成により、第3カバーによって、下方からの異物の飛散等により第2カバーが破損するのを抑制することができる。また、第2カバーの剛性が第3カバーの剛性よりも高いことにより、第2カバーの剛性が第3カバーの剛性以下の場合に比べて、第2カバーが破損するのをより抑制することができる。
【0009】
第3カバーは、下方から、第2カバーに着脱可能に固定されていてもよい。このような構成により、第3カバーが破損した場合等において、第3カバーを第2カバーから取り外すことができる。
【0010】
蓄電モジュールと上下方向に重なる範囲において、第2カバーと第3カバーとの間の上下方向の距離は、第2カバーと蓄電モジュールとの間の上下方向における距離よりも小さい。このような構成により、第2カバーと第3カバーとの間の上下方向の距離が第2カバーと蓄電モジュールとの間の上下方向における距離以上の場合に比べて、蓄電装置の上下方向の高さを小さくすることができる。また、第2カバーと蓄電モジュールとの間の上下方向における距離が比較的大きくなるので、蓄電モジュールから下方に排出される煙の排出経路を容易に確保することができるとともに、下方からの干渉(衝撃)が蓄電モジュールに入力されるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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