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公開番号2025124860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2025094398,2024530846
出願日2025-06-05,2023-06-27
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人ダイキン工業株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F25B 25/02 20060101AFI20250819BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】コストを抑えることができ、かつ、冷凍サイクルの効率を向上させることができる冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置1は、冷媒回路11と、吸着材とを備える。冷媒回路は、冷媒を圧縮する圧縮機31を有し、冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する。吸着材は、冷媒回路内を循環する冷媒を吸着及び脱着する。吸着材は、冷媒回路内を循環する冷媒の圧力の変化によって、冷媒を吸着及び脱着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する第1ユニットと、
前記第1ユニット内を循環する前記冷媒を吸着及び脱着する吸着材と、
を備え、
前記吸着材は、前記第1ユニット内を循環する前記冷媒の圧力の変化によって、前記冷媒を吸着及び脱着する、
冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
冷媒を圧縮する圧縮機(31,131,231,331,431,531)を有し、前記冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する第1ユニット(11,111,211,311,411,511)と、
前記第1ユニット内を循環する前記冷媒を吸着及び脱着する吸着材と、
を備え、
前記吸着材は、前記第1ユニット内を循環する前記冷媒の圧力の変化によって、前記冷媒を吸着及び脱着する、
冷凍サイクル装置(1,101,201,301,401,501)。
【請求項3】
前記第1ユニットは、
前記冷媒を減圧する膨張機構(32,132,232,332,432,532)と、
前記圧縮機によって圧縮された後、前記膨張機構によって減圧される前の前記冷媒が流れる高圧域と、
前記膨張機構によって減圧された後、前記圧縮機によって圧縮される前の前記冷媒が流れる低圧域と、
をさらに有し、
前記吸着材は、前記高圧域において前記冷媒を吸着し、前記低圧域において前記冷媒を脱着する、
請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項4】
前記吸着材を有する第1吸着器(133)と、
前記吸着材を有する第2吸着器(134)と、
第1モードと第2モードとを交互に切り替える切り替え部(135)と、
をさらに備え、
前記切り替え部は、
前記第1モードにおいて、前記高圧域の前記冷媒を前記第1吸着器に導入して前記第1吸着器の前記吸着材に前記冷媒を吸着させ、前記低圧域の前記冷媒を前記第2吸着器に導入して前記第2吸着器の前記吸着材に前記冷媒を脱着させ、
前記第2モードにおいて、前記低圧域の前記冷媒を前記第1吸着器に導入して前記第1吸着器の前記吸着材に前記冷媒を脱着させ、前記高圧域の前記冷媒を前記第2吸着器に導入して前記第2吸着器の前記吸着材に前記冷媒を吸着させる、
請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項5】
前記吸着材は、前記冷媒と共に前記第1ユニット内を循環する、
請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項6】
前記第1ユニット内を循環する前記冷媒と前記吸着材とを分離する分離器(351,451,452)をさらに備え、
前記吸着材は、前記分離器によって前記冷媒と分離された後、前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒、又は、前記膨張機構によって減圧された前記冷媒と合流する、
請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項7】
前記分離器は、前記低圧域の前記冷媒と前記吸着材とを分離し、
前記分離器によって前記冷媒と分離された前記吸着材を昇圧させる昇圧器(41,341,441)をさらに備える、
請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項8】
前記分離器は、前記高圧域の前記冷媒と前記吸着材とを分離し、
前記分離器によって前記冷媒と分離された前記吸着材を減圧させる減圧器(42,442)をさらに備える、
請求項6又は7に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項9】
前記分離器は、遠心分離によって前記冷媒と前記吸着材とを分離する、
請求項6から8のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項10】
前記吸着材を昇圧させる昇圧器(541)と、前記吸着材を減圧させる減圧器(542)とを有し、前記吸着材が循環する吸着式の冷凍サイクルを構成する第2ユニット(12,512)と、
前記第1ユニット内を流れる前記冷媒と、前記第2ユニット内を流れる前記吸着材とを混合する混合器(513,514)と、
をさらに備え、
前記吸着材は、前記混合器において前記冷媒を吸着及び脱着する、
請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蒸気圧縮式冷凍サイクルと吸着式冷凍サイクルとが組み合わされて構成されるハイブリッド式冷凍システムが用いられている。特許文献1(国際公開第2009/145278号)には、蒸気圧縮式冷凍サイクルの圧縮機の機械的仕事量を低減するために、吸着式冷凍サイクルの一対の吸着器を交互に冷却及び加熱して冷媒の吸着及び脱着を交互に繰り返すハイブリッド式冷凍システムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
蒸気圧縮式冷凍サイクルを循環する冷媒の圧力変化を利用して、吸着式冷凍サイクルにおける冷媒の吸着及び脱着を制御するハイブリッド式冷凍システムは従来用いられていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の冷凍サイクル装置は、第1ユニットと、吸着材とを備える。第1ユニットは、冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する。吸着材は、第1ユニット内を循環する冷媒を吸着及び脱着する。吸着材は、第1ユニット内を循環する冷媒の圧力の変化によって、冷媒を吸着及び脱着する。
【0005】
第1観点の冷凍サイクル装置は、吸着材を有さない冷凍サイクル装置と比較して作動圧が小さく、かつ、冷媒の吸着熱および脱着熱を利用することができる。従って、第1観点の冷凍サイクル装置は、コストを抑えることができ、かつ、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
【0006】
第2観点の冷凍サイクル装置は、第1ユニットと、吸着材とを備える。第1ユニットは、冷媒を圧縮する圧縮機を有し、冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する。吸着材は、第1ユニット内を循環する冷媒を吸着及び脱着する。吸着材は、第1ユニット内を循環する冷媒の圧力の変化によって、冷媒を吸着及び脱着する。
【0007】
第2観点の冷凍サイクル装置は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを有し吸着材を有さない冷凍サイクル装置と比較して作動圧が小さく、かつ、冷媒の吸着熱および脱着熱を利用することができる。従って、第2観点の冷凍サイクル装置は、コストを抑えることができ、かつ、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
【0008】
第3観点の冷凍サイクル装置は、第2観点の冷凍サイクル装置であって、第1ユニットは、冷媒を減圧する膨張機構と、高圧域と、低圧域とをさらに有する。高圧域では、圧縮機によって圧縮された後、膨張機構によって減圧される前の冷媒が流れる。低圧域では、膨張機構によって減圧された後、圧縮機によって圧縮される前の冷媒が流れる。吸着材は、高圧域において冷媒を吸着し、低圧域において冷媒を脱着する。
【0009】
第4観点の冷凍サイクル装置は、第3観点の冷凍サイクル装置であって、吸着材を有する第1吸着器と、吸着材を有する第2吸着器と、切り替え部とをさらに備える。切り替え部は、第1モードと第2モードとを交互に切り替える。切り替え部は、第1モードにおいて、高圧域の冷媒を第1吸着器に導入して第1吸着器の吸着材に冷媒を吸着させ、低圧域の冷媒を第2吸着器に導入して第2吸着器の吸着材に冷媒を脱着させる。切り替え部は、第2モードにおいて、低圧域の冷媒を第1吸着器に導入して第1吸着器の吸着材に冷媒を脱着させ、高圧域の冷媒を第2吸着器に導入して第2吸着器の吸着材に冷媒を吸着させる。
【0010】
第5観点の冷凍サイクル装置は、第3観点の冷凍サイクル装置であって、吸着材は、冷媒と共に第1ユニット内を循環する。
(【0011】以降は省略されています)

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