TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025118744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025075773,2023095792
出願日
2025-04-30,2019-11-19
発明の名称
組成物及び延伸体
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C08L
27/18 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】延伸性に優れる組成物を提供する。
【解決手段】ポリテトラフルオロエチレンと、下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含み、標準比重が2.200以下であることを特徴とする組成物を提供する。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;A
0
は、アニオン性基であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリテトラフルオロエチレンと、
下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含み、標準比重が2.200以下であることを特徴とする組成物。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;A
0
は、アニオン性基であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
破断強度が10.0N以上である請求項1記載の組成物。
【請求項3】
応力緩和時間が50秒以上である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項4】
押出圧力が10.0MPa以上30.0MPa以下である請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
前記ポリテトラフルオロエチレンは、吸熱ピーク温度が333~347℃の範囲に存在する請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
前記アニオン性基は、サルフェート基、カルボキシレート基、ホスフェート基、ホスホネート基、スルホネート基、または、-C(CF
3
)
2
OM(式中、Mは、-H、金属原子、-NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)であるアニオン性基である請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
含フッ素界面活性剤を実質的に含まない請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
粉末である請求項1~7のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の組成物からなる延伸体。
【請求項10】
ポリテトラフルオロエチレンと、
下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含むことを特徴とする延伸体。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;A
0
は、アニオン性基であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組成物及び延伸体に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレンを含む組成物は、成形し未焼成状態で高度に延伸すると多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムが得られる。この多孔質フィルムは、水蒸気などの気体を通すが、ポリテトラフルオロエチレンの強い撥水性のため水滴は通さない。このユニークな性質を利用して、衣類や分離膜などに応用されている。
【0003】
ポリテトラフルオロエチレンの製造方法は種々検討されているが、例えば、特許文献1には、式1で表される重合単位からなる重合体、または、式1で表される重合単位と式2で表される重合単位からなる共重合体(ただし、全重合単位に対する式1で表される重合単位は40モル%以上)、の存在下でテトラフルオロエチレンを重合することを特徴とする、平均アスペクト比が2以上のポリテトラフルオロエチレンの棒状微粒子を含む水性分散液の製造方法が記載されている。
TIFF
2025118744000001.tif
15
156
-CF
2
CFX- ・・・式2
ただし、式1においてR
f
は炭素数1~6のペルフルオロペルフルオロアルキレン基、Mはアルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンであり、式2においてXはフッ素原子または塩素原子である。
【0004】
また、特許文献2には、フルオロポリマーのバルクとフッ素化イオノマーの核とを含む粒子が記載されている。特許文献3には、フルオロポリマー粒子の水性分散液を作製するための方法であって、水性重合媒体にフッ素化イオノマーの分散微粒子を備える工程と、該水性重合媒体中該フッ素化イオノマーの分散微粒子および開始剤の存在下で、少なくとも1つのフッ素化モノマーを重合させて、フルオロポリマーの粒子の水性分散液を形成させる工程とを含む、上記方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-181009号公報
特表2012-513532号公報
特表2012-513530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、延伸性に優れる組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、ポリテトラフルオロエチレンと、下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含み、標準比重が2.200以下であることを特徴とする組成物に関する。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;A
0
は、アニオン性基であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
本開示の組成物は、破断強度が10.0N以上であることが好ましい。
本開示の組成物は、応力緩和時間が50秒以上であることが好ましい。
本開示の組成物は、押出圧力が10.0MPa以上30.0MPa以下であることが好ましい。
上記ポリテトラフルオロエチレンは、吸熱ピーク温度が333~347℃の範囲に存在することが好ましい。
上記アニオン性基は、サルフェート基、カルボキシレート基、ホスフェート基、ホスホネート基、スルホネート基、または、-C(CF
3
)
2
OM(式中、Mは、-H、金属原子、-NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)であるアニオン性基であることが好ましい。
本開示の組成物は、含フッ素界面活性剤を実質的に含まないことが好ましい。
本開示の組成物は、粉末であることが好ましい。
本開示はまた、上記組成物からなる延伸体にも関する。
【0008】
本開示は更に、ポリテトラフルオロエチレンと、下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含むことを特徴とする延伸体にも関する。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;A
0
は、アニオン性基であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
本開示の延伸体は、破断強度が10.0N以上であることが好ましい。
本開示の延伸体は、応力緩和時間が50秒以上であることが好ましい。
本開示の延伸体は、吸熱ピーク温度が325~350℃の間に存在することが好ましい。
上記アニオン性基は、サルフェート基、カルボキシレート基、ホスフェート基、ホスホネート基、スルホネート基、または、-C(CF
3
)
2
OM(式中、Mは、-H、金属原子、-NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)であるアニオン性基であることが好ましい。
本開示の延伸体は、含フッ素界面活性剤を実質的に含まないことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本開示の組成物は、延伸性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本開示は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ダイキン工業株式会社
積層体
12日前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
15日前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
11日前
ダイキン工業株式会社
熱交換器
3日前
ダイキン工業株式会社
換気装置
3日前
ダイキン工業株式会社
巻線装置
15日前
ダイキン工業株式会社
耐油剤組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
電力システム
19日前
ダイキン工業株式会社
給湯システム
3日前
ダイキン工業株式会社
給湯システム
3日前
ダイキン工業株式会社
パルプ用耐油剤
1日前
ダイキン工業株式会社
機器制御システム
16日前
ダイキン工業株式会社
圧縮機及び冷凍装置
3日前
ダイキン工業株式会社
熱交換器及び空気調和装置
3日前
ダイキン工業株式会社
スクロール圧縮機及び冷凍装置
9日前
ダイキン工業株式会社
オイルセパレータ及び冷凍装置
22日前
ダイキン工業株式会社
偏光感受型光干渉断層撮影装置
15日前
ダイキン工業株式会社
スクロール圧縮機、及び冷凍装置
9日前
ダイキン工業株式会社
スクロール圧縮機、及び冷凍装置
9日前
ダイキン工業株式会社
熱交換器及び熱交換器の製造方法
3日前
ダイキン工業株式会社
空調室内機、および冷凍サイクル装置
3日前
ダイキン工業株式会社
積層体、その製造方法及び回路用基板
23日前
ダイキン工業株式会社
接続配管、冷凍装置、および接続配管の接続方法
15日前
ダイキン工業株式会社
異常判定システム、異常判定方法、およびプログラム
24日前
ダイキン工業株式会社
冷凍サイクル装置および監視システム、ならびにコンテナ
1日前
ダイキン工業株式会社
分離方法
19日前
ダイキン工業株式会社
冷媒を含む組成物、その使用、冷凍方法、及び、冷凍装置
9日前
ダイキン工業株式会社
換気装置
11日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
有機微粒子
17日前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
11日前
ダイキン工業株式会社
電気化学デバイス、組成物、電極合剤、電極、及び、二次電池
16日前
ダイキン工業株式会社
含フッ素化合物
17日前
ダイキン工業株式会社
冷凍サイクル装置
24日前
ダイキン工業株式会社
組成物及び延伸体
3日前
ダイキン工業株式会社
電解液及び二次電池
29日前
続きを見る
他の特許を見る