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公開番号2025120696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015703
出願日2024-02-05
発明の名称冷凍サイクルシステム
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G06F 8/65 20180101AFI20250808BHJP(計算;計数)
要約【課題】親機の熱源ユニットがソフトウェアを更新する際、子機の熱源ユニットが停止する。
【解決手段】冷凍サイクルシステム10は、第1・第2熱源ユニット51、52、管理端末41を備える。第1熱源ユニット51は、第1制御部71aと、第1メモリ72aを有する。第1制御部71aは、起動時に第1熱源ユニット51を親機モードで動作させる。第1メモリ72aは、第1制御部71aが実行するソフトウェアを格納する。第2熱源ユニット52は、第2制御部71bと、第2制御部72bを有する。第2制御部71bは、起動時に第2熱源ユニット52を子機モードで動作させる。第2メモリ72bは、第2制御部71bが実行するソフトウェアを格納する。第1熱源ユニット51の運転中に第1メモリ72aのソフトウェアの更新を行う場合に、管理端末41は、第1熱源ユニット51の運転を停止させ、かつ、第2熱源ユニット52を親機モードに設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第1熱源ユニット(51)であって、起動時に前記第1熱源ユニットを前記親機モードで動作させる第1制御部(71a)と、前記第1制御部が実行するソフトウェアを格納する第1メモリ(72a)と、を有する第1熱源ユニット(51)と、
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第2熱源ユニット(52)であって、起動時に前記第2熱源ユニットを前記子機モードで動作させる第2制御部(71b)と、前記第2制御部が実行するソフトウェアを格納する第2メモリ(72b)と、を有する第2熱源ユニット(52)と、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットと冷媒を授受する利用ユニット(61~64)と、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットの前記動作モードを管理する管理端末(41)と、
を備える冷凍サイクルシステム(10)であって、
前記管理端末が前記第1熱源ユニットの運転中に前記第1メモリの前記ソフトウェアの更新を行う場合に、前記管理端末は、
前記第1熱源ユニットの運転を停止させ、
かつ、
前記第2熱源ユニットを前記親機モードに設定する、
冷凍サイクルシステム(10)。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記管理端末が前記第2熱源ユニットの運転中に前記第2メモリの前記ソフトウェアの更新を行う場合に、前記管理端末は、
前記第1熱源ユニットを前記親機モードに設定し、
かつ、
前記第2熱源ユニットの運転を停止させる、
請求項1に記載の冷凍サイクルシステム。
【請求項3】
前記第1メモリ及び前記第2メモリの両方の前記ソフトウェアの更新が終了した場合に、前記管理端末は、前記第1熱源ユニットを前記親機モードに設定する、
請求項2に記載の冷媒サイクルシステム。
【請求項4】
前記第1制御部は、前記第2熱源ユニットの運転停止中に、前記第1熱源ユニットの冷凍能力に応じて前記利用ユニットの目標温度を決定し、
前記第2制御部は、前記第1熱源ユニットの運転停止中に、前記第2熱源ユニットの冷凍能力に応じて前記利用ユニットの目標温度を決定する、
請求項2に記載の冷凍サイクルシステム。
【請求項5】
前記第1メモリ又は前記第2メモリの前記ソフトウェアの前記更新に関する情報を表示する表示器(42)、
をさらに備える、
請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍サイクルシステム。
【請求項6】
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第1熱源ユニット(51)であって、起動時に前記第1熱源ユニットを前記親機モードで動作させる第1制御部(71a)と、前記第1制御部が実行するソフトウェアを格納する第1メモリ(72a)と、を有する第1熱源ユニット(51)と、
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第2熱源ユニット(52)であって、起動時に前記第2熱源ユニットを前記子機モードで動作させる第2制御部(71b)と、前記第2制御部が実行するソフトウェアを格納する第2メモリ(72b)と、を有する第2熱源ユニット(52)と、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットと冷媒を授受する利用ユニット(61~64)と、
を備える冷凍サイクルシステム(10)を管理する管理端末(41)であって、
前記管理端末は、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットの運転又は停止、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットの前記動作モードの決定、及び、
前記第1メモリ及び前記第2メモリの前記ソフトウェアの更新、
を行うよう構成されており、
前記管理端末が前記第1熱源ユニットの運転中に前記第1メモリの前記ソフトウェアの更新を行う場合に、前記管理端末は、
前記第1熱源ユニットの運転を停止させ、
かつ、
前記第2熱源ユニットを前記親機モードに設定する、
管理端末(41)。
【請求項7】
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第1熱源ユニット(51)であって、起動時に前記第1熱源ユニットを前記親機モードで動作させる第1制御部(71a)と、前記第1制御部が実行するソフトウェアを格納する第1メモリ(72a)と、を有する第1熱源ユニット(51)と、
親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能な第2熱源ユニット(52)であって、起動時に前記第2熱源ユニットを前記子機モードで動作させる第2制御部(71b)と、前記第2制御部が実行するソフトウェアを格納する第2メモリ(72b)と、を有する第2熱源ユニット(52)と、
前記第1熱源ユニット及び前記第2熱源ユニットと冷媒を授受する利用ユニット(61~64)と、
を備える冷凍サイクルシステム(10)を管理端末(41)が制御する方法であって、
前記第1熱源ユニットの運転中に前記管理端末が前記第1メモリの前記ソフトウェアの更新を行う場合に、
前記管理端末が前記第1熱源ユニットの運転を停止させ、
かつ、
前記管理端末が前記第2熱源ユニットを前記親機モードに設定する、
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数台の熱源ユニットを有する冷凍サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(国際公開WO2022/168193号公報)に開示される冷凍サイクルシステムのように、熱源ユニットに搭載されるファームウェア、換言すれば熱源ユニットの動作をつかさどるソフトウェアは、遠隔地にあるクラウド・サーバを利用して更新されうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
冷凍サイクルシステムは、複数の熱源ユニットと複数の利用ユニットを含むように構成されることがある。この場合、複数の熱源ユニットのうち1つは親機として動作し、その他は親機によって管理される子機として動作する。
【0004】
親機として動作している熱源ユニットのソフトウェアを更新する際、子機として動作している熱源ユニットは動作を停止せざるを得ない。したがって、冷凍サイクルシステムの全ての部位が空調動作を実行できなくなる。ひいては、ユーザのいる環境の快適性が失われてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点の冷凍サイクルシステムは、第1熱源ユニットと、第2熱源ユニットと、利用ユニットと、管理端末と、を備える。第1熱源ユニットは、親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能である。第1熱源ユニットは、第1制御部と、第1メモリと、を有する。第1制御部は、起動時に第1熱源ユニットを親機モードで動作させる。第1メモリは、第1制御部が実行するソフトウェアを格納する。第2熱源ユニットは、親機モードと子機モードのいずれかの動作モードで動作可能である。第2熱源ユニットは、第2制御部と、第2制御部と、を有する。第2制御部は、起動時に第2熱源ユニットを子機モードで動作させる。第2メモリは、第2制御部が実行するソフトウェアを格納する。利用ユニットは、第1熱源ユニット及び第2熱源ユニットと冷媒を授受する。管理端末は、第1熱源ユニット及び第2熱源ユニットの動作モードを管理する。管理端末が第1熱源ユニットの運転中に第1メモリのソフトウェアの更新を行う場合に、管理端末は、第1熱源ユニットの運転を停止させ、かつ、第2熱源ユニットを親機モードに設定する。
【0006】
この構成によれば、更新の対象となるソフトウェアを有している第1熱源ユニットは子機モードに設定されるとともに、運転を停止させられる。したがって、冷媒回路制御の動作のためにソフトウェアの更新が妨げられる事象が抑制される。
【0007】
第2観点の冷凍サイクルシステムは、第1観点の冷凍サイクルシステムであって、管理端末が第2熱源ユニットの運転中に第2メモリのソフトウェアの更新を行う場合に、管理端末は、第1熱源ユニットを親機モードに設定し、かつ、第2熱源ユニットの運転を停止させる。
【0008】
この構成によれば、更新の対象となるソフトウェアを有している第2熱源ユニットは子機モードに設定されるとともに、運転を停止させられる。したがって、冷媒回路制御の動作のためにソフトウェアの更新が妨げられる事象が抑制される。
【0009】
第3観点の冷凍サイクルシステムは、第1観点又は第2観点の冷凍サイクルシステムであって、第1メモリ及び第2メモリの両方のソフトウェアの更新が終了した場合に、管理端末が、第1熱源ユニットを親機モードに設定する、
この構成によれば、冷凍サイクルシステムのソフトウェアの更新が終了した場合に、必ず第1熱源ユニットが親機として設定される。したがって、保守作業者が冷凍サイクルシステムの保守作業を行う場合、どの熱源ユニットが親機であるかについて認識を誤る事態が抑制される。
【0010】
第4観点の冷凍サイクルシステムは、第1観点から第3観点のいずれか1つの冷凍サイクルシステムであって、第1制御部は、第2熱源ユニットの運転停止中に、第1熱源ユニットの冷凍能力に応じて利用ユニットの目標温度を決定する。第2制御部は、第1熱源ユニットの運転停止中に、第2熱源ユニットの冷凍能力に応じて利用ユニットの目標温度を決定する。
(【0011】以降は省略されています)

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