TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025123079
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018941
出願日
2024-02-09
発明の名称
フューエルデリバリパイプ及びスロットル装置
出願人
株式会社ミクニ
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
F02M
55/02 20060101AFI20250815BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】製造コストを削減しながら多品種展開が可能なフューエルデリバリパイプおよびスロットル装置を提供する。
【解決手段】フューエルデリバリパイプ1は、燃料が流れる第1燃料流路12、第1燃料流路12に燃料を取り込むための入口ポート14、および、第1燃料流路12と1以上のフューエルインジェクタ100とを連通させる1以上の第1連通ポート16を有する第1樹脂パイプ10を備える。第1燃料流路12を形成する第1樹脂パイプ10の中空部13は、第1樹脂パイプ12の一方のパイプ端11に開口する第1大径部22と、第1大径部22よりも第1樹脂パイプ10の中央部寄りに位置する第1小径部24と、を含む。中空部13を画定する第1樹脂パイプ10の内壁20は、第1大径部22と第1小径部24との間の位置に設けられる第1段差28を含む。第1段差28から第1樹脂パイプ10の一方のパイプ端11までの距離Lは、第1大径部22の内径D1よりも大きい。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1本のフューエルインジェクタに燃料を供給するためのフューエルデリバリパイプであって、
前記燃料が流れる第1燃料流路、前記第1燃料流路に前記燃料を取り込むための入口ポート、および、前記第1燃料流路と1以上の前記フューエルインジェクタとを連通させる1以上の第1連通ポートを有する第1樹脂パイプを備え、
前記第1燃料流路を形成する前記第1樹脂パイプの中空部は、
前記第1樹脂パイプの一方のパイプ端に開口する第1大径部と、
前記第1大径部よりも前記第1樹脂パイプの中央部寄りに位置し、前記第1大径部よりも小径である第1小径部と、
を含み、
前記中空部を画定する前記第1樹脂パイプの内壁は、前記第1大径部と前記第1小径部との間の位置に設けられる第1段差を含み、
前記第1段差から前記第1樹脂パイプの前記一方のパイプ端までの距離Lは、前記第1大径部の内径D1よりも大きい
フューエルデリバリパイプ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1段差から前記第1樹脂パイプの前記一方のパイプ端までの距離Lは、前記第1大径部の内径D1の1.3倍以上である
請求項1に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項3】
前記中空部の前記第1大径部の開口を塞ぐように、前記第1樹脂パイプの前記一方のパイプ端に結合されるキャップを備え、
前記第1樹脂パイプの前記内壁のうち少なくとも前記第1段差は、前記第1燃料流路を隔てて前記キャップに面し、
前記第1燃料流路は、前記キャップと前記第1樹脂パイプとの結合部においてシールされた
請求項1又は2に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項4】
前記フューエルデリバリパイプは、複数本の前記フューエルインジェクタに前記燃料を供給するように構成され、
前記燃料が流れる第2燃料流路、および、前記第2燃料流路と1以上の前記フューエルインジェクタとを連通させる1以上の第2連通ポートを有する第2樹脂パイプを備え、
前記第2樹脂パイプの先端部は、前記第1燃料流路と前記第2燃料流路とが連通するように、前記第1樹脂パイプの前記一方のパイプ端に開口する前記第1大径部に篏合した
請求項1又は2に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項5】
前記第2樹脂パイプの前記先端部は、
第2小径部と、
前記第2小径部よりも前記第2樹脂パイプの基端側に位置し、かつ、前記第2小径部よりも外径が大きい第2大径部と、
前記第2小径部と前記第2大径部との間に設けられる第2段差と、
を含み、
前記第1段差と前記第2段差との間の軸方向位置、かつ、前記第1樹脂パイプの前記内壁のうち前記第1大径部を画定する大径周壁と前記第2小径部との間の径方向位置に保持されるシールリングを備える
請求項4に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項6】
前記第1樹脂パイプは、
前記第1大径部の開口の周縁に沿って前記一方のパイプ端に設けられる環状凸部と、
前記環状凸部の外周側にて前記一方のパイプ端に設けられる外側環状溝と、
前記環状凸部の内周側にて前記一方のパイプ端に設けられる内側環状溝と、
を有する
請求項4に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項7】
前記第1樹脂パイプは、2つの前記第1連通ポートを有する
請求項1又は2に記載のフューエルデリバリパイプ。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のフューエルデリバリパイプと、
前記フューエルデリバリパイプが取り付けられ、吸気通路を有するスロットルボデーと、
前記スロットルボデーの前記吸気通路にそれぞれ配置されるスロットル弁と、
前記スロットル弁の下流側において前記吸気通路に前記燃料を噴射するためのフューエルインジェクタと、
を備え、
前記フューエルインジェクタは、前記フューエルデリバリパイプから供給される前記燃料を前記吸気通路に噴射するように構成された
スロットル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フューエルデリバリパイプ及びスロットル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、フューエルインジェクタに燃料を供給するためのフューエルデリバリパイプが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のコネクタと樹脂パイプとを互いに連結した燃料デリバリパイプが記載されている。複数のコネクタには、それぞれ、燃料噴射弁が接続される。
また、特許文献2には、Oリングシール構造と溶着シール構造との二重シール構造により気密性を高めたフューエルデリバリパイプが記載されている。具体的には、複数のインジェクタ取り付け部を有するパイプ主部の端口をOリングを介してプラグにより塞ぎ、プラグの抜け止めのためのキャップをパイプ主部の開口部に溶着することで、フューエルデリバリパイプの二重シール構造を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-28028号公報
特開2000-218699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、エンジンの仕様に応じて多品種のフューエルデリバリパイプを製造する場合、フューエルデリバリパイプを成形するための金型を品種ごとに用意する必要があり、製造コストがかさむ。
【0006】
この点、特許文献1記載のフューエルデリバリパイプは、燃料噴射弁が接続されるコネクタ、および、樹脂パイプを品種間で共用することで、製造コストの削減を図るものである。
しかしながら、特許文献1記載のフューエルデリバリパイプは、燃料噴射弁が接続されるコネクタと樹脂パイプとが別部品であるため、部品点数の増大に伴う組立作業の煩雑化が問題になる。
【0007】
特許文献2記載のフューエルデリバリパイプは、そもそも、二重シール構造の実現を目的とするものであり、フューエルデリバリパイプの品種間での金型の共通化により製造コストの削減を図るものではない。
【0008】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、製造コストを削減しながら多品種展開が可能なフューエルデリバリパイプおよびスロットル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るフューエルデリバリパイプは、
少なくとも1本のフューエルインジェクタに燃料を供給するためのフューエルデリバリパイプであって、
燃料が流れる第1燃料流路、第1燃料流路に燃料を取り込むための入口ポート、および、第1燃料流路と1以上のフューエルインジェクタとを連通させる1以上の第1連通ポートを有する第1樹脂パイプを備え、
第1燃料流路を形成する第1樹脂パイプの中空部は、
第1樹脂パイプの一方のパイプ端に開口する第1大径部と、
第1大径部よりも第1樹脂パイプの中央部寄りに位置し、第1大径部よりも小径である第1小径部と、
を含み、
中空部を画定する第1樹脂パイプの内壁は、第1大径部と第1小径部との間の位置に設けられる第1段差を含み、
第1段差から第1樹脂パイプの一方のパイプ端までの距離Lは、第1大径部の内径D1よりも大きい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、第1樹脂パイプを単独で、または、第1樹脂パイプを他のパイプ(第2樹脂パイプ)と共に用いることで、フューエルインジェクタの本数が異なる複数の製品仕様に対応可能である。
よって、第1樹脂パイプを共通部品として用い、多品種のフューエルデリバリパイプを低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社ミクニ
内燃機関の触媒劣化診断装置
24日前
株式会社ミクニ
フューエルデリバリパイプ及びスロットル装置
27日前
株式会社ミクニ
センサユニット及びそれを備えたスロットル装置
1か月前
株式会社ミクニ
スロットル装置及び内燃エンジンの吸気システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
15日前
トヨタ自動車株式会社
車両
13日前
ダイハツ工業株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
7日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
7日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
7日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
24日前
個人
疑似可変サイクルジェットエンジン機構
20日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
23日前
トヨタ自動車株式会社
スロットル装置
22日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
1日前
ヤマハ発動機株式会社
船外機および船舶
24日前
日産自動車株式会社
ターボ過給機
1か月前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの制御装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
シリンダヘッドカバー
1か月前
トヨタ自動車株式会社
エンジン制御装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
16日前
日産自動車株式会社
内燃機関
1か月前
株式会社豊田自動織機
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
10日前
三菱自動車工業株式会社
キャニスタ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステムの診断装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃圧制御装置
1か月前
Astemo株式会社
内燃機関制御装置
16日前
三菱重工マリンマシナリ株式会社
過給機
21日前
続きを見る
他の特許を見る