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公開番号2025122375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017796
出願日2024-02-08
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 5/64 20060101AFI20250814BHJP(電気通信技術)
要約【課題】HMDの構成要素から映像酔いの発生を推定することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置101は、HMDの構成要素と映像酔いとの関係が示されたHMD構成情報を取得するHMD構成情報取得部301と、HMD構成情報を用いて取得した映像酔いの誘発度に基づいて、HMDを使用するユーザに映像酔いが発生するかどうかを推定する誘発度推定部307と、誘発度推定部307における推定結果を出力する出力部308と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
HMDの構成要素と映像酔いとの関係が示されたHMD構成情報を取得するHMD情報取得手段と、
前記HMD構成情報を用いて取得した映像酔いの誘発度に基づいて、HMDを使用するユーザに映像酔いが発生するかどうかを推定する推定手段と、
前記推定手段における推定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
映像酔いによるユーザの生体影響が心理学的または生理学的な計測の結果として示された生体影響情報を取得する計測取得手段と、
前記HMD構成情報および前記生体影響情報を学習データとして学習させることで学習済モデルを生成するモデル生成手段と、を備え、
前記推定手段は、前記HMD構成情報を前記学習済モデルに入力することによって映像酔いの誘発度を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
ユーザに映像酔いが発生しているかどうかを示す入力情報をユーザによる操作入力に基づいて取得する操作取得手段と、
前記入力情報を用いて前記学習済モデルを更新するモデル更新手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生体影響情報は、SSQスコア、体温、心拍数、瞑目数、肌の水分量、脳波、および眼球運動と映像とのズレのうち、少なくとも1つについての計測の結果が示された情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
HMDで表示されるXRコンテンツと映像酔いとの関係が示されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段を備え、
前記推定手段は、前記コンテンツ情報をも用いて映像酔いの誘発度を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
映像酔いによるユーザの生体影響が心理学的または生理学的な計測の結果として示された生体影響情報を取得する計測取得手段と、
前記HMD構成情報、前記コンテンツ情報、および前記生体影響情報を学習データとして学習させることで学習済モデルを生成するモデル生成手段と、を備え、
前記推定手段は、前記HMD構成情報および前記コンテンツ情報を前記学習済モデルに入力することによって映像酔いの誘発度を取得することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
ユーザに映像酔いが発生しているかどうかを示す入力情報をユーザによる操作入力に基づいて取得する操作取得手段と、
前記入力情報を用いて前記学習済モデルを更新するモデル更新手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記生体影響情報は、SSQスコア、体温、心拍数、瞑目数、肌の水分量、脳波、および眼球運動と映像とのズレのうち、少なくとも1つについての計測の結果が示された情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記コンテンツ情報は、フレームレート、映像ゆれの程度、視点種別、アバターの移動方法、アバターの移動速度、アバターの移動加速度、およびアバターの移動時の映像酔い軽減機能の有無のうち、少なくとも1つについての映像酔いとの関係が示された情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項10】
HMDで表示されるXRコンテンツと映像酔いとの関係が示されたコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、
ユーザと映像酔いとの関係が示されたユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、を備え、
前記推定手段は、前記コンテンツ情報および前記ユーザ情報をも用いて映像酔いの誘発度を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、頭部に装着するヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」という)が普及し、HMDを使用して手軽に臨場感あふれるXR(Extended Reality/Cross Reality)コンテンツを体験できるようになった。HMDには、様々な種類があり、例えば、独立して使用するスタンドアロン型や、PCやスマートフォン等と接続して使用する外部機器接続型等がある。また、XRコンテンツを表示するディスプレイ視野角や、リフレッシュレート、ディスプレイ解像度等も、HMDの種類によって異なる。
【0003】
ところで、HMDは視野を広く覆って映像を提示する装置であるため、HMD使用中のユーザは、頭痛や、めまい、吐き気等の乗り物酔いに似た映像酔いを引き起こす可能性がある。映像酔いは、HMDの性能を左右するHMDの構成要素や、コンテンツの内容、ユーザの特徴等、複数の要因によって引き起こされると言われている。特許文献1には、映像酔いに相当する不快感や吐き気を誘発する可能性があるVRコンテンツを、学習モデルを利用して検出する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-51756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、HMDの構成要素を学習データとして利用していないため、様々な種類のHMDに対応することができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、HMDの構成要素から映像酔いの発生を推定することができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、HMDの構成要素と映像酔いとの関係が示されたHMD構成情報を取得するHMD情報取得手段と、前記HMD構成情報を用いて取得した映像酔いの誘発度に基づいて、HMDを使用するユーザに映像酔いが発生するかどうかを推定する推定手段と、前記推定手段における推定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、HMDの構成要素から映像酔いの発生を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理装置を装着したユーザと、情報処理装置に表示されている仮想空間等を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
情報処理装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。
特徴量履歴テーブルの一例を示す図である。
学習済モデルの生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
映像酔いの誘発推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。また、各実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。各実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(利用条件、利用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。なお、以下の各実施形態において、同一の構成には同じ符号を付して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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