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公開番号
2025121764
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017443
出願日
2024-02-07
発明の名称
記録装置および記録装置の制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/18 20060101AFI20250813BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクが循環経路を循環する記録装置において、インクの循環状態が正常であるかどうかを判断可能とする。
【解決手段】インクを吐出する吐出口と、吐出口から吐出するインクを充填する圧力室と、を備え、吐出口からインクを吐出して記録動作を行う記録ヘッドと、記録動作が行われる場合、圧力室を含む循環経路でインクを循環させるための循環動作を行う、循環手段と、制御部を有し、制御部は、循環手段が循環動作を行っている状態で、記録ヘッドの温度に関する情報である温度情報を取得し、温度に関する情報に基づき、循環経路におけるインクの循環状態を判断する記録装置を用いる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出する吐出口と、前記吐出口から吐出するインクを充填する圧力室と、を備え、前記吐出口からインクを吐出して記録動作を行う記録ヘッドと、
前記記録動作が行われる場合、前記圧力室を含む循環経路でインクを循環させるための循環動作を行う、循環手段と、
制御部と、
を有する記録装置であって、
前記制御部は、
前記循環手段が前記循環動作を行っている状態で、前記記録ヘッドの温度に関する情報である温度情報を取得し、
前記温度に関する情報に基づき、前記循環経路における前記インクの循環状態を判断する
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記循環手段が前記循環動作を行っている状態で、第1のタイミングにおける前記温度情報である第1の温度情報と、前記第1のタイミングより後の第2のタイミングにおける前記温度情報である第2の温度情報と、を取得し、
前記第1の温度情報と前記第2の温度情報の差分を閾値と比較することにより、前記循環経路における前記インクの循環状態を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の温度情報と前記第2の温度情報の差分が前記閾値未満であれば、前記循環状態が正常であると判断する
ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の温度情報と前記第2の温度情報の差分が前記閾値以上であれば、前記循環状態が正常ではないと判断し、前記記録ヘッドの回復処理、または、前記記録ヘッドの状態の通知を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記循環手段が前記循環動作を行っている状態で、第1のタイミングにおける前記温度情報である第1の温度情報と、前記第1のタイミングより後の第2のタイミングにおける前記温度情報である第2の温度情報と、を取得し、
前記第1の温度情報と前記第2の温度情報に基づいて、単位時間当たりの温度変化を示す係数を算出し、前記係数を閾値と比較することにより、前記循環経路における前記インクの循環状態を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記係数が前記閾値未満であれば、前記循環状態が正常であると判断する
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記係数が前記閾値以上であれば、前記循環状態が正常ではないと判断し、前記記録ヘッドの回復処理、または、前記記録ヘッドの状態の通知を行う
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記循環状態の判断を、前記記録ヘッドを用いた前記記録動作の後に実
施する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記記録動作の後、所定の時間が経過する前は、前記循環状態の判断を行わない
ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記循環状態の判断を、前記記録ヘッドの回復処理の後に実施する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドと記録ヘッドを含む循環経路でインクを循環させる記録装置および記録装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットにおいて記録ヘッドの吐出口からインク中の揮発成分が蒸発することが原因で吐出口近傍のインクの粘度が上昇するという問題がある。この問題の対策の1つとして、記録ヘッドに供給するインクを循環路内において循環させる方法が知られている。しかし、インクが循環されることによりインクの吐出口に常にフレッシュなインクが供給されるため、吐出口から水分蒸発が起こり、循環路全体のインクの濃度が徐々に上がるという問題がある。
【0003】
循環路全体のインクの濃度が上がること、および吐出口近傍のインク中の揮発成分が蒸発することを防ぐため、特許文献1には、記録が終了した際はインクの循環を停止させる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-121784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録ヘッドは記録ヘッド温度を上げて高止まりの状態にするための加熱用ヒータを備えている場合がある。また記録ヘッドはインクを熱エネルギーにより発泡させるため発熱素子として備えている場合がある。このため記録動作が長時間行われると、ヘッド加熱用ヒータや発熱素子の影響による記録ヘッドの部材が蓄熱した熱の影響で、記録ヘッドの加熱動作を停止していても記録ヘッドの温度が下がりきらず吐出口近傍の温度が高い状態が続くことが想定される。
【0006】
通常、印字開始信号が受信されると循環ポンプ駆動が開始され、インク循環状態となるが、循環ポンプの駆動が電気的に正常に作動していたとしても吐出口及び近傍での異物詰まり・泡詰まり等の理由で実際にノズル近傍ではインク循環が正常に行われていない場合が発生することが想定される。そのようなノズル近傍でのインク循環が正常に行われていない状態のまま放置していると、吐出口近傍のインクが増粘し吐出に影響を与える課題がある。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、インクが循環経路を循環する記録装置において、インクの循環状態が正常であるかどうかを判断可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
インクを吐出する吐出口と、前記吐出口から吐出するインクを充填する圧力室と、を備え、前記吐出口からインクを吐出して記録動作を行う記録ヘッドと、
前記記録動作が行われる場合、前記圧力室を含む循環経路でインクを循環させるための循環動作を行う、循環手段と、
制御部と、
を有する記録装置であって、
前記制御部は、
前記循環手段が前記循環動作を行っている状態で、前記記録ヘッドの温度に関する情報である温度情報を取得し、
前記温度に関する情報に基づき、前記循環経路における前記インクの循環状態を判断する
ことを特徴とする記録装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、インクが循環経路を循環する記録装置において、インクの循環状態が正常であるかどうかを判断可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インクジェット記録装置の斜視図
記録ヘッドを模式的に示す斜視図
記録ヘッドおよびバッファタンクの構成を模式的に示す図
記録素子基板内の吐出口と流路の構成、インクの流れを示す図
記録素子基板をXY平面に垂直な方向から見た場合における透視図
(a)記録素子基板の一部の拡大図。(b)断面線における断面図
インクジェット記録装置に搭載される制御システムのブロック図
第一の実施形態の循環検知動作のフローチャート
記録動作終了後の記録ヘッド温度変化推移のイメージ図
(a)~(c)第一の実施形態で所定値αを決定するためのテーブル
変形例での循環検知動作のフローチャート
第二の実施形態の循環検知動作のフローチャート
第二の実施形態で所定値αを決定するためのテーブル
第三の実施形態の循環検知動作のフローチャート
第四の実施形態の循環検知動作のフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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