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公開番号2025118276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013502
出願日2024-01-31
発明の名称半導体装置
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H10D 89/60 20250101AFI20250805BHJP()
要約【課題】半導体装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】保護セルESD1aは、複数のn型のMISFET1Qによって構成されたMISFET群1QA、および、複数のp型のMISFET2Qによって構成された一対のMISFET群2QAを有する。MISFET群1QAおよび一対のMISFET群2QAは、電源配線および接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ電源配線および接地配線に電気的に接続されている。一対のMISFET群2QAは、複数のMISFET1Qの各々のゲート電極に、複数のMISFET1Qをオン状態にするための信号を出力する。MISFET群1QAは、一対のMISFET群2QAの間に設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の回路が設けられたコア領域と、
平面視において前記コア領域を囲む外周領域と、
前記外周領域に設けられ、且つ、ESD保護回路を構成するための保護セルと、
電源電位を供給するための電源配線と、
接地電位を供給するための接地配線と、
を備え、
前記保護セルは、第1導電型の複数の第1MISFETによって構成された第1MISFET群、および、前記第1導電型と反対の第2導電型の複数の第2MISFETによって構成された一対の第2MISFET群を有し、
前記第1MISFET群および前記一対の前記第2MISFET群は、前記電源配線および前記接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ前記電源配線および前記接地配線に電気的に接続され、
前記一対の前記第2MISFET群は、前記複数の前記第1MISFETの各々の第1ゲート電極に、前記複数の前記第1MISFETをオン状態にするための信号を出力し、
前記第1MISFET群は、前記一対の前記第2MISFET群の間に設けられている、半導体装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記保護セルは、前記第1導電型の複数の第3MISFETによって構成された第3MISFET群を更に有し、
前記第3MISFET群は、前記電源配線および前記接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ前記電源配線および前記接地配線に電気的に接続され、
前記第3MISFET群は、前記複数の前記第1MISFETの各々の第1ゲート電極に、前記複数の前記第1MISFETをオフ状態にするための信号を出力し、
前記第1MISFET群は、前記コア領域と前記第3MISFET群との間に設けられている、半導体装置。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体装置において、
前記第1MISFET群の平面視における配置形状は、長方形状を成し、
前記一対の前記第2MISFET群は、前記第1MISFET群の長辺に沿って設けられ、
前記第3MISFET群は、前記第1MISFET群の短辺に沿って設けられている、半導体装置。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体装置において、
前記保護セルは、前記電源配線へのESD電流を検出できる検出回路を更に有し、
前記検出回路は、前記電源配線および前記接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ前記電源配線および前記接地配線に電気的に接続され、
前記検出回路は、前記複数の前記第2MISFETの各々の第2ゲート電極、および、前記複数の前記第3MISFETの各々の第3ゲート電極に電気的に接続され、
前記検出回路は、前記第1MISFET群の前記短辺に沿って設けられている、半導体装置。
【請求項5】
請求項4に記載の半導体装置において、
前記第3MISFET群は、前記第1MISFET群と前記検出回路との間に設けられ、
前記検出回路は、前記第3MISFET群を介して前記第1MISFET群の前記短辺に沿って設けられている、半導体装置。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体装置において、
前記第1MISFET群、前記第2MISFET群、前記第3MISFET群および前記検出回路を結線するために用いられている複数の第1配線を更に備え、
前記電源配線および前記接地配線は、前記複数の前記第1配線よりも上層の配線層中に形成され、且つ、平面視において前記保護セルと重なるように、前記外周領域に設けられ、
前記電源配線および前記接地配線の各々の厚さは、前記複数の前記第1配線の各々の厚さよりも厚い、半導体装置。
【請求項7】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記複数の前記第1MISFETの各々の前記第1ゲート電極は、平面視における第1方向に延在している、半導体装置。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記複数の前記第1MISFETの各々のチャネル領域は、前記複数の前記第1MISFETの各々の前記第1ゲート電極によって立体的に覆われている、半導体装置。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体装置において、
半導体基板と、
前記半導体基板の一部であり、平面視で前記第1方向と交差する第2方向に延在し、且つ、前記第1方向において互いに離れている複数の突出部と、
前記複数の前記突出部の間に位置する前記半導体基板上に形成された素子分離部と、
を有し、
前記素子分離部の上面の位置は、前記突出部の上面の位置よりも低く、
前記第1ゲート電極は、前記複数の前記突出部のうち少なくとも1つの前記突出部の前記上面および両側面を覆うように形成されている、半導体装置。
【請求項10】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記第1方向に沿う第1辺と、
平面視で前記第1方向と交差する第2方向に沿う第2辺と、
複数の前記保護セルと、
を更に備え、
前記第1辺および前記第2辺は、前記外周領域の外縁を構成し、
前記複数の前記保護セルは、前記第1辺と前記コア領域との間に設けられた第1保護セルと、前記第2辺と前記コア領域との間に設けられた第2保護セルとを含み、
前記第1MISFET群の平面視における配置形状は、長方形状を成し、
前記第1保護セルの前記第1MISFET群の長辺は、前記第2方向に沿い、
前記第2保護セルの前記第1MISFET群の長辺は、前記第1方向に沿っている、半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に、ESD保護回路用の保護セルを備えた半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置内に形成された各種の回路を静電気による破壊から保護するために、ESD(Electro-Static Discharge)保護回路を備えた半導体装置が用いられている。ESD保護回路は、例えば検出回路、インバータおよび放電回路を有する。検出回路が電源配線へのESD電流を検出した際、検出回路は、インバータへ検出信号を出力する。インバータは、検出信号に呼応して、放電回路を構成する複数のMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の各ゲート電極へ駆動信号を出力する。放電回路の各MISFETがオン状態になることで、ESD電流が、電源配線から接地配線へ放電される。
【0003】
例えば特許文献1には、検出回路としてのRCタイマと、インバータと、放電回路としてのnチャネル型トランジスタとを有するESD保護回路が開示されている。また、特許文献1では、ESD保護回路の平面レイアウトとして、RCタイマと、インバータと、nチャネル型トランジスタとが、一方向に沿って順番に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/203648号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
半導体装置の微細化に伴って、配線の薄膜化および細線化が進んでいる。インバータと、放電回路を構成する各MISFETのゲート電極とを結線する配線において、配線の薄膜化および細線化に起因して、配線抵抗が増加している。また、半導体装置の微細化に伴って、MISFETのゲート絶縁膜の薄膜化が進み、MISFETのゲート容量が増加している。
【0006】
このような配線抵抗の増加およびゲート容量の増加に伴って、駆動信号のRC遅延が発生し、放電回路の複数のMISFETのうち幾つかのMISFETにおいて、ゲートの駆動力が低下するという問題、および、オン状態になる速度が遅くなるという問題がある。すなわち、ESD保護回路のクランプ性能が低下することに伴いESD耐圧も低下する。その結果、半導体装置の信頼性が低下するという問題がある。
【0007】
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0009】
一実施の形態において、半導体装置は、保護セルと、電源電位を供給するための電源配線と、接地電位を供給するための接地配線と、を備える。前記保護セルは、第1MISFET群および一対の第2MISFET群を有し、前記第1MISFET群および前記一対の前記第2MISFET群は、前記電源配線および前記接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ前記電源配線および前記接地配線に電気的に接続され、前記一対の前記第2MISFET群は、前記第1MISFET群に含まれる複数の第1MISFETの各々の第1ゲート電極に、前記複数の前記第1MISFETをオン状態にするための信号を出力し、前記第1MISFET群は、前記一対の前記第2MISFET群の間に設けられている。
【0010】
一実施の形態において、半導体装置は、アナログIPと、前記アナログIPと隣り合うように設けられた保護セルと、前記アナログIPに電源電位を供給するための電源配線と、前記アナログIPに接地電位を供給するための接地配線と、を備える。前記保護セルは、第1MISFET群および一対の第2MISFET群を有し、前記第1MISFET群および前記一対の前記第2MISFET群は、前記電源配線および前記接地配線を電気的に短絡させるように、それぞれ前記電源配線および前記接地配線に電気的に接続され、前記一対の前記第2MISFET群は、前記第1MISFET群に含まれる複数の第1MISFETの各々の第1ゲート電極に、前記複数の前記第1MISFETをオン状態にするための信号を出力し、前記第1MISFET群は、前記一対の前記第2MISFET群の間に設けられている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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