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公開番号
2025114089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008538
出願日
2024-01-24
発明の名称
虚像表示装置及び光学ユニット
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250729BHJP(光学)
要約
【課題】アイボックス上での色均一性等を向上させること。
【解決手段】虚像表示装置100A,100B及び光学ユニット100は、第1色の第1映像光ML1を射出する第1表示パネル11aと、第2色の第2映像光ML2を射出する第2表示パネル11bと、第3色の第3映像光ML3を射出する第3表示パネル11cと、第1表示パネル11a、第2表示パネル11b及び第3表示パネル11cからの映像光ML1,ML2,ML3をコリメートする投影装置20と、映像光を導光する導光板51a,52a,53aと、導光板に映像光を入射させる入力回折光学素子DIと、導光板から映像光を射出させる出力回折光学素子DOとを有する導光部材51,52,53を含む導光装置50とを備え、第1表示パネル11a等は、光路調整層ALとしての無機絶縁層74bを含む2次共振型の光共振構造RSが設けられた有機ELディスプレイ14a等である。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1色の映像光を射出する第1表示パネルと、
第2色の映像光を射出する第2表示パネルと、
第3色の映像光を射出する第3表示パネルと、
前記第1表示パネル、前記第2表示パネル及び第3表示パネルからの前記映像光をコリメートする投影装置と、
前記映像光を導光する導光板と、前記導光板に前記映像光を入射させる入力回折光学素子と、前記導光板から前記映像光を射出させる出力回折光学素子とを有する導光部材を含む導光装置と
を備え、
前記第1表示パネル、前記第2表示パネル及び前記第3表示パネルは、光路調整層を含む2次共振型の光共振構造が設けられた有機ELディスプレイである、
虚像表示装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記光共振構造の前記光路調整層は、無機絶縁層である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記光共振構造の前記光路調整層は、有機機能層である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記光共振構造の前記光路調整層は、基板側の透明電極層である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記有機ELディスプレイの発光機能層は、ピークの半値全幅が波長30nm以内で蛍光発光する材料で形成される、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
前記有機ELディスプレイの発光機能層を形成する材料は、TADF材料で形成される、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記有機ELディスプレイの発光機能層を形成する材料が燐光材料又は蛍光材料である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記有機ELディスプレイの陰極は、Agをベースとする材料で形成された半透明電極層である、
請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項9】
前記半透明電極層は、膜厚が32nm以上である、
請求項8に記載の虚像表示装置。
【請求項10】
前記導光装置は、前記導光部材である第1色用の第1導光部材と、第2色用の第2導光部材と、第3色用の第3導光部材とを有し、
前記第1表示パネルの発光ピーク波長と、前記第1導光部材に設けられた前記入力回折光学素子及び前記出力回折光学素子の回折特性のピーク波長とが一致し、
前記第2表示パネルの発光ピーク波長と、前記第2導光部材に設けられた入力回折光学素子及び出力回折光学素子の回折特性のピーク波長とが一致し、
前記第3表示パネルの発光ピーク波長と、前記第3導光部材に設けられた入力回折光学素子及び出力回折光学素子の回折特性のピーク波長とが一致する、
請求項1に記載の虚像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、虚像の観察を可能にする虚像表示装置及び光学ユニットに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
頭部装着型表示装置として、画像表示装置と、投射光学系と、2つの導光板とを備え、各導光板に、入射した映像光を回折させ導光板内を伝搬させる入力格子と、導光板内を伝搬してきた映像光を瞳の方へ出射する出力格子とを設けたものが公知となっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-49376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の頭部装着型表示装置において、入力格子又は出力格子といった回折格子は、波長や入射角度に対する依存性があり、波長や入射角度によって回折効率と回折角とが変わるため、映像の色ムラや輝度ムラを引き起こす。また、回折格子は、回折効率が低いため、導光板への光の入射や射出に際してミラーによる反射を用いるタイプの頭部装着型表示装置に比べると光の利用効率が低下する。
【0005】
また、画像表示装置として、レーザー光源やLED光源に比べて半値幅が広くなりやすいOLED光源を用いる場合には、特に広い波長幅を持った光が同じ導光板で伝搬されることになる。この時、回折格子の波長依存性に起因して各波長の回折角が異なるため、瞳拡大されて出射される光の空間的な間隔が波長ごとに異なることになる。これが原因でアイボックス上での色均一性が低下してしまう現象が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面における虚像表示装置及び光学ユニットは、第1色の映像光を射出する第1表示パネルと、第2色の映像光を射出する第2表示パネルと、第3色の映像光を射出する第3表示パネルと、第1表示パネル、第2表示パネル及び第3表示パネルからの映像光をコリメートする投影装置と、映像光を導光する導光板と、導光板に映像光を入射させる入力回折光学素子と、導光板から映像光を射出させる出力回折光学素子とを有する導光部材を含む導光装置とを備え、第1表示パネル、第2表示パネル及び第3表示パネルは、光路調整層を含む2次共振型の光共振構造が設けられた有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態であるHMDの装着状態を説明する図である。
虚像表示装置を構成する光学系の配置等を説明する側面図である。
虚像表示装置を構成する光学系の配置等を説明する平面図である。
導光装置又は導光部材を説明する背面図である。
第1表示駆動部の光学系を説明する平面図である。
第1表示パネルの有機ELディスプレイ等を説明する拡大断面図である。
第1表示パネルから射出される第1映像光のスペクトル分布を示す。
2次共振型の有機ELディスプレイにおける膜厚調整量の影響を説明するチャートである。
1次共振型の有機ELディスプレイにおける膜厚調整量の影響を説明するチャートである。
第1導光部材における第1映像光の状態を説明する概念的な断面図である。
透過1次回折角と瞳拡大間隔との関係を示す図である。
第2実施形態に組み込まれる表示パネルを説明する拡大断面図である。
第3実施形態に組み込まれる表示パネルを説明する拡大断面図である。
第4実施形態の虚像表示装置を説明する平面図及び背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔第1実施形態〕
以下、図1~3等を参照して、本発明に係る虚像表示装置100A,100Bの第1実施形態について説明する。
【0009】
図1は、頭部装着型表示装置(以下、ヘッドマウントディスプレイ又はHMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
【0010】
HMD200は、左眼用の第1虚像表示装置100Aと、右眼用の第2虚像表示装置100Bと、虚像表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1虚像表示装置100Aは、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第1表示駆動部102aと、メガネレンズ状で眼前を覆う第1導光装置103aとで構成される。第2虚像表示装置100Bも同様に、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第2表示駆動部102bと、メガネレンズ状で眼前を覆う第2導光光学系103bとで構成される。支持装置100Cは、装着者USの頭部に装着される装着部材であり、外観上一体化されている表示駆動部102a,102bを介して一対の導光光学系103a,103bの上端側を支持している。第1虚像表示装置100Aと第2虚像表示装置100Bとは、光学的に同一又は左右反転させたものであり、第2虚像表示装置100Bについては、詳細な説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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