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公開番号
2025112114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006209
出願日
2024-01-18
発明の名称
無線通信装置、制御方法、及び、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
72/1268 20230101AFI20250724BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】プライマリチャネルを含まない通信を実行するための利便性が低いこと。
【解決手段】 IEEE802.11シリーズの規格に対応した無線通信装置は、無線通信装置が属するBasic Service Set(BSS)のプライマリチャネルがビジー状態であるか否かを判定し、プライマリチャネルがビジー状態であると判定した場合に、プライマリチャネルとは異なる1つ以上のチャネルにおいて、当該チャネルにおける送信機会(TXOP)の確保を要求する占有要求フレームを送信し、占有要求フレームへの応答に応じて、プライマリチャネルを使用せずにデータを送信する所定の通信を実行する。占有要求フレームは、所定の通信のためのTXOPの確保を要求することを特定可能な所定の情報を含む。
【選択図】 図14
特許請求の範囲
【請求項1】
IEEE802.11シリーズの規格に対応した無線通信装置であって、
前記無線通信装置が属するBasic Service Set(BSS)のプライマリチャネルがビジー状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記プライマリチャネルがビジー状態であると判定した場合に、前記プライマリチャネルとは異なる1つ以上のチャネルにおいて、当該チャネルにおける送信機会(TXOP)の確保を要求する占有要求フレームを送信する送信手段と、
前記占有要求フレームへの応答に応じて、前記プライマリチャネルを使用せずにデータを送信する所定の通信を実行する通信制御手段と、
を備え、
前記占有要求フレームは、前記所定の通信のためのTXOPの確保を要求することを特定可能な所定の情報を含むことを特徴する、無線通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記所定の情報は、前記占有要求フレームの物理層(PHY)ヘッダに含まれるサービスフィールドに格納されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記送信手段で送信した前記占有要求フレームへの応答を検出する検出手段をさらに備え、
前記通信制御手段は、前記占有要求フレームでTXOPの確保を要求した前記1つ以上のチャネルのうち、前記応答を受信したチャネルにおいて物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を送信することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記送信手段は、前記プライマリチャネルとは異なる複数のチャネルにおいて複数の占有要求フレームを送信し、
前記通信制御手段は、前記送信手段で複数の占有要求フレームを送信した複数のチャネルのうち、前記検出手段で応答を検出しなかったチャネルでは前記PPDUを送信しないよう制御することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記PPDUの物理層(PHY)ヘッダは、前記PPDUが送信されないチャネルを特定可能な情報を含むことを特徴とする、請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記送信手段は、前記複数のチャネルにおいて占有要求フレームを送信する前に、前記複数のチャネルのうちの1つのチャネルにおいてバックオフ制御を実行し、前記複数のチャネルのうちの当該1つのチャネルではないチャネルにおいて、バックオフカウンタがゼロになる前の優先フレーム間間隔(PIFS)の間にチャネルがアイドル状態であったチャネルにおいて前記占有要求フレームを送信することを特徴とする、請求項4に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記無線通信装置は、前記BSSを管理するアクセスポイントであり、
前記所定の通信に使用されるパラメータをオペレーションエレメントに含めて送信する第2の送信手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記オペレーションエレメントは、前記占有要求フレームにおいて帯域幅を制御するか否かを示す情報を含むことを特徴とする、請求項7に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記オペレーションエレメントは、前記占有要求フレームが送信されうるチャネルを示す情報を含むことを特徴とする、請求項7に記載の無線通信装置。
【請求項10】
IEEE802.11シリーズの規格に対応した無線通信装置であって、
前記無線通信装置が属するBasic Service Set(BSS)のプライマリチャネルとは異なる1つ以上のチャネルにおいて、当該チャネルにおける送信機会(TXOP)の確保を要求する占有要求フレームを受信する受信手段と、
前記占有要求フレームが前記プライマリチャネルを使用せずにデータを送信する所定の通信のためのTXOPの確保を要求することを特定可能な所定の情報を含む場合に、前記受信手段で受信した前記占有要求フレームに対して前記1つ以上のチャネルがアイドル状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記1つ以上のチャネルのうち、前記判定手段でアイドル状態であると判定したチャネルにおいて占有応答フレームを送信する送信手段と、
前記占有応答フレームに応じて、前記所定の通信を実行する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする、無線通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、IEEE802.11規格に準拠した無線通信装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
無線LAN(Wireless Local Area Network)に関する通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格が知られている。IEEE802.11be規格やその後継規格であるIEEE802.11bn規格では、通信の遅延を削減したり、チャネルの利用効率を高めたりすることが検討されている。特許文献1では、送信機会を獲得するために用いられるプライマリチャネル(PCH)が使用できない場合に、他のチャネルを使用して通信を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第11696353号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のプライマリチャネルを含まないNon-Primary Channel(NPCH)通信の起動のためには、受信側へのその旨の通知と状態確認のための制御信号が必要となる。従来のIEEE802.11規格では、プライマリチャネルで制御信号を検出せず、他のチャネルで制御信号を検出した場合、受信側はエラーと解釈することが多い。一方、特許文献1のように新規のフレームを定義した場合は、送信機会の確保のためのフレームと、新規のフレームとを送信する必要があるため、時間的オーバーヘッドを生じうる。また、相手側の無線通信装置が新規のフレームを解釈できるか確認する必要があり、追加の信号の送信が生じうる。
【0005】
上述したように、プライマリチャネルを含まない通信を実行するための利便性が低いことが課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するために、本発明の無線通信装置は、IEEE802.11シリーズの規格に対応した無線通信装置であって、
前記無線通信装置が属するBasic Service Set(BSS)のプライマリチャネルがビジー状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記プライマリチャネルがビジー状態であると判定した場合に、前記プライマリチャネルとは異なる1つ以上のチャネルにおいて、当該チャネルにおける送信機会(TXOP)の確保を要求する占有要求フレームを送信する送信手段と、
前記占有要求フレームへの応答に応じて、前記プライマリチャネルを使用せずにデータを送信する所定の通信を実行する通信制御手段と、
を備え、
前記占有要求フレームは、前記所定の通信のためのTXOPの確保を要求することを特定可能な所定の情報を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、プライマリチャネルを含まない通信を実行するための利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る通信システムの構成図
本実施形態に係る通信装置のハードウェア構成図
本実施形態に係る通信装置のソフトウェア構成図
MAC層とPHY層の関係を示す図
Beaconフレームのエレメントの並びを示す図
(A)HT operationエレメントの構成図、(B)HT Operation Informationの構造を示す図
(A)VHT operationエレメントの構成図、(B)VHT Operation Informationの構造を示す図
HE operationエレメントの構成図
EHT operationエレメントの構成図
non―HT PPDUのSERVICEフィールドの構造を示す図
TXVECTORの値の設定例を示す図
RXVECTORの値の設定例を示す図
(A)NPCH通信用のTXVECTORの値の設定例を示す図、(B)NPCH通信用のRXVECTORの値の設定例を示す図
第1実施例を示すシーケンス図
第1実施例に係るAPが実行する処理例を示すフローチャート
第1実施例に係る送信側の無線通信装置が実行する処理例を示すフローチャート
第1実施例に係る受信側の無線通信装置(non-AP STA)が実行する処理例を示すフローチャート
non primary operationエレメントの構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<用語の説明>
プライマリチャネル(PCH):IEEE802.11be規格までの規格で、送信時にアイドル状態であることが求められる20MHzチャネルを示す。
(【0011】以降は省略されています)
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