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公開番号2025112103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006193
出願日2024-01-18
発明の名称電源制御装置および電源制御プログラム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 1/00 20060101AFI20250724BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スイッチ遮断時のダメージを軽減することができる電源制御装置および電源制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る電源制御装置は、系統間スイッチと、コントローラとを備える。系統間スイッチは、第1電源から第1負荷へ電力を供給する第1系統と、第2電源から第2負荷へ電力を供給する第2系統とを接続可能に設けられる。コントローラは、第2電源の残量が閾値未満になると、第1電源から系統間スイッチを介して第2電源へ電流を供給して充電を行うとともに、充電中に電源異常を検出した場合には、系統間スイッチを遮断する。コントローラは、電源異常をきたす要因となる異常要因情報に基づき電源異常の兆候を検出した場合に、第2電源へ供給する電流を制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電源から第1の負荷へ電力を供給する第1系統と、第2電源から第2の負荷へ電力を供給する第2系統とを接続可能に設けられた系統間スイッチと、
前記第2電源の残量が閾値未満になると、前記第1電源から前記系統間スイッチを介して前記第2電源へ電流を供給して充電を行うとともに、充電中に電源異常を検出した場合には、前記系統間スイッチを遮断するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記電源異常をきたす要因となる異常要因情報に基づいて前記電源異常の兆候を検出した場合に、前記第2電源へ供給する電流を制限する
電源制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記異常要因情報は、前記系統間スイッチに印加される電圧であって、
前記コントローラは、
前記電圧が第1範囲の外側となった場合に前記電源異常を検出し、前記第1範囲よりも狭い第2範囲の外側となった場合に前記電源異常の兆候を検出する
請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記電圧が前記第2範囲の外側となった回数が多い程、または、前記第2範囲の外側の状態が継続している継続時間が長い程、前記電流の制限度合いを強くする
請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記継続時間が閾値時間以上かつ前記回数が第1閾値回数以上である場合には、第1制限電流で充電し、前記継続時間が閾値時間以上かつ前記回数が前記第1閾値回数よりも多い第2閾値回数以上である場合には、前記第1制限電流未満の第2制限電流で充電する
請求項3に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記継続時間が閾値時間以上かつ前記回数が前記第2閾値回数よりも多い第3閾値回数以上である場合には、前記第2電源の充電を停止する
請求項4に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記継続時間が閾値時間以上かつ前記回数が前記第3閾値回数以上である場合において、前記第2電源の残量が前記第1電源をバックアップ不可の残量である時には、前記第2制限電流よりも少ない第3制限電流で充電する
請求項5に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記第3制限電流による充電は、
前記第2制限電流を間欠的に流して充電することである
請求項6に記載の電源制御装置。
【請求項8】
前記異常要因情報は、天候情報をさらに含み、
前記コントローラは、
前記天候情報に基づいて前記電源異常の兆候を検出した場合、前記第1制限電流まで制限して前記第2電源の充電を行う
請求項4に記載の電源制御装置。
【請求項9】
第1電源から第1の負荷へ電力を供給する第1系統と、第2電源から第2の負荷へ電力を供給する第2系統とを接続可能に設けられた系統間スイッチを有する電源制御装置に実行させる電源制御プログラムであって、
前記第2電源の残量が閾値未満になると、前記第1電源から前記系統間スイッチを介して前記第2電源へ電流を供給して充電を行うとともに、充電中に電源異常を検出した場合には、前記系統間スイッチを遮断し、
前記電源異常をきたす要因となる異常要因情報に基づいて前記電源異常の兆候を検出した場合に、前記第2電源へ供給する電流を制限する
電源制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置および電源制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、負荷へ給電を行う第1電源が失陥した場合に、第2電源が第1電源に代わって給電を行うシステムが知られている。このシステムでは、第2電源の残量が低下した場合に、第1電源からDCDCコンバータを介して電力を供給して第2電源を充電する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、特許文献1では、第2電源を充電している際に、地絡等の電源異常が発生した場合には、第1電源と第2電源とを繋ぐ経路に設けられたスイッチを遮断することで、充電を強制的に終了させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-184690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、充電中にスイッチに流れる電流が大きい程、電源異常が発生した際のスイッチ遮断時にスイッチに生じるダメージが大きくなるので、スイッチの寿命が短くなるおそれがある。
【0006】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、スイッチ遮断時のダメージを軽減することができる電源制御装置および電源制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る電源制御装置は、系統間スイッチと、コントローラとを備える。前記系統間スイッチは、第1電源から第1の負荷へ電力を供給する第1系統と、第2電源から第2の負荷へ電力を供給する第2系統とを接続可能に設けられる。前記コントローラは、前記第2電源の残量が閾値未満になると、前記第1電源から前記系統間スイッチを介して前記第2電源へ電流を供給して充電を行うとともに、充電中に電源異常を検出した場合には、前記系統間スイッチを遮断する。前記コントローラは、前記電源異常をきたす要因となる異常要因情報に基づき前記電源異常の兆候を検出した場合に、前記第2電源へ供給する電流を制限する。
【発明の効果】
【0008】
実施形態の一態様によれば、電源異常が発生する前の兆候を検出した場合に充電の電流を制限することで、系統間スイッチに流れる電流を小さくできるため、電源異常により系統間スイッチを遮断した際のダメージを軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図2は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図3は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図4は、実施形態に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
図5は、電源制御装置のバックアップ電源の通常充電時の動作例を示す説明図である。
図6は、電源制御装置のバックアップ電源の制限充電時の動作例を示す説明図である。
図7は、電源異常の兆候の検出方法を説明するための説明図である。
図8は、コントローラが実行する充電処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9は、コントローラが実行する電源異常の検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10は、実施形態の他の例に係る電源制御装置の構成および動作の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、電源制御装置および電源制御プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、実施形態に係る電源制御装置が搭載される車両が電気自動車またはハイブリッド自動車である場合について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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