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公開番号2025111902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005825
出願日2024-01-18
発明の名称燃料電池スタック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 8/2483 20160101AFI20250724BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】排水管がエンドプレートの保持構造から抜けることを抑制することができる燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】燃料電池スタックであって、前記燃料電池スタックは、セル積層体と、前記セル積層体の端部に配置されるエンドプレートと、前記セル積層体及び前記エンドプレートを連通するマニホールドと、前記マニホールドに挿入される排水管と、を備え、前記エンドプレートの前記マニホールドには、前記排水管の端部を保持する保持構造が設けられ、前記保持構造は、前記排水管の端部を保持する保持穴と、前記保持穴から前記エンドプレートの前記マニホールドの内側に向かって傾斜する傾斜面と、を有し、前記傾斜面は、前記排水管の中央部が前記排水管の端部よりも前記セル積層体の内側に寄るように傾斜し、前記排水管は、前記傾斜面に沿って配置されている、燃料電池スタック。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池スタックであって、
前記燃料電池スタックは、セル積層体と、
前記セル積層体の端部に配置されるエンドプレートと、
前記セル積層体及び前記エンドプレートを連通するマニホールドと、
前記マニホールドに挿入される排水管と、を備え、
前記エンドプレートの前記マニホールドには、前記排水管の端部を保持する保持構造が設けられ、
前記保持構造は、前記排水管の端部を保持する保持穴と、前記保持穴から前記エンドプレートの前記マニホールドの内側に向かって傾斜する傾斜面と、を有し、
前記傾斜面は、前記排水管の中央部が前記排水管の端部よりも前記セル積層体の内側に寄るように傾斜し、
前記排水管は、前記傾斜面に沿って配置されている、燃料電池スタック。
続きを表示(約 78 文字)【請求項2】
前記保持穴の位置が、前記排水管の定格位置から前記セル積層体の公差の許容範囲内でずれている、請求項1に記載の燃料電池スタック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池スタックに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において開示されるような燃料電池に関して様々な技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-190358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、燃料電池スタックのマニホールドに排水管(ストロー)が設けられた構造が開示されている。セル積層体のうねり等によって排水管の位置にずれが生じるため、排水管と、エンドプレートに設けられる排水管の保持構造との位置にもずれが生じ、排水管がエンドプレートの保持構造から抜けてしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、排水管がエンドプレートの保持構造から抜けることを抑制することができる燃料電池スタックを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
<1> 燃料電池スタックであって、
前記燃料電池スタックは、セル積層体と、
前記セル積層体の端部に配置されるエンドプレートと、
前記セル積層体及び前記エンドプレートを連通するマニホールドと、
前記マニホールドに挿入される排水管と、を備え、
前記エンドプレートの前記マニホールドには、前記排水管の端部を保持する保持構造が設けられ、
前記保持構造は、前記排水管の端部を保持する保持穴と、前記保持穴から前記エンドプレートの前記マニホールドの内側に向かって傾斜する傾斜面と、を有し、
前記傾斜面は、前記排水管の中央部が前記排水管の端部よりも前記セル積層体の内側に寄るように傾斜し、
前記排水管は、前記傾斜面に沿って配置されている、燃料電池スタック。
【0007】
<2> 前記保持穴の位置が、前記排水管の定格位置から前記セル積層体の公差の許容範囲内でずれている、<1>に記載の燃料電池スタック。
【発明の効果】
【0008】
本開示の燃料電池スタックは、排水管がエンドプレートの保持構造から抜けることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、従来の燃料電池スタックのマニホールド周辺の一例を示す斜視模式図である。
図2は、従来の燃料電池スタックのマニホールド周辺の一例を示す断面模式図である。
図3は、本開示の燃料電池スタックのマニホールド周辺の一例を示す斜視模式図である。
図4は、本開示の燃料電池スタックのマニホールド周辺の一例を示す断面模式図である。
図5は、本開示の燃料電池スタックのマニホールド周辺の別の一例を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本開示の実施に必要な事柄(例えば、本開示を特徴付けない燃料電池スタックの一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本開示は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
また、図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
本開示において、燃料電池のアノードに供給されるガスは、燃料ガス(アノードガス)であり、燃料電池のカソードに供給されるガスは酸化剤ガス(カソードガス)である。燃料ガスは、主に水素を含有するガスであり、水素であってもよい。酸化剤ガスは、酸素を含有するガスであり、酸素、空気(エア)等であってもよい。本開示においては、燃料ガス及び酸化剤ガスをまとめて反応ガス又はガスと称する。
(【0011】以降は省略されています)

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