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公開番号
2025110564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004463
出願日
2024-01-16
発明の名称
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250722BHJP(光学)
要約
【課題】コイルを構成する線材の巻き乱れの発生を抑制できるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置101では、前コイル支持部14Fは、Y軸方向に沿って互いに離間して並んで配置される右前支持突部14FR、左前支持突部14FL、及び中央前支持突部14FMを有する。前コイル3Fは、前保持部72Fから延びる第1前線材環状部分WF11が中央前支持突部14FMで延在方向(Y軸方向)における一方側(Y2側)へ折り曲げられる部分を1ターン目の巻き始め端13FSとして、前コイル支持部14Fの周囲に巻かれており、左前支持突部14FLの根本には、1ターン目の巻き始め端13FSから延びる第1前線材環状部分WF11の延長線EL上に位置する隆起部BMが設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する支持部材と、
前記レンズ保持部材に設けられ、第1コイル、第2コイル、及び前記第1コイルと前記第2コイルとを直列に接続する中継部が連続する線材で形成されたコイル部材と、
前記第1コイル及び前記第2コイルにそれぞれ対向する第1磁石及び第2磁石と、を有し、
前記レンズ保持部材は、光軸方向における一端側に設けられ前記線材の一端部を保持する第1保持部及び他端部を保持する第2保持部と、光軸を挟んで対向する二つの外面の一方に設けられる第1コイル配置面と、他方に設けられる第2コイル配置面と、前記第1コイル配置面と前記第2コイル配置面との間に位置し前記中継部と対向する中継面と、前記第1コイル配置面から外側に突出し前記第1コイルを構成する第1線材環状部分が巻き付けられる第1コイル支持部と、前記第2コイル配置面から外側に突出し前記第2コイルを構成する第2線材環状部分が巻き付けられる第2コイル支持部と、を有し、
前記第1コイル支持部は、光軸方向に垂直な前記第1線材環状部分の延在方向に互いに離間して並んで配置される第1支持突部と、第2支持突部と、前記第1支持突部と前記第2支持突部との間に位置する中間支持突部とを有するレンズ駆動装置において、
前記第1コイルは、前記第1保持部から延びる前記線材が前記第1支持突部又は前記中間支持突部で前記延在方向における一方側へ折り曲げられる部分を1ターン目の巻き始め端として、前記第1コイル支持部の周囲に巻かれており、
前記第2支持突部の根本には、前記1ターン目の巻き始め端から延びる前記第1線材環状部分の延長線上に位置する隆起部が設けられていることを特徴とするレンズ駆動装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記隆起部は、前記第1コイル配置面及び前記第2支持突部のそれぞれと繋がっており、
前記第1コイル配置面から突出する前記隆起部の突出量は、前記線材の太さと略同じである、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項3】
前記隆起部は、前記第2支持突部における、光軸方向の前記一端側に位置する第1面、光軸方向の他端側に位置する第2面、及び、前記中間支持突部から遠い側に位置する第3面のそれぞれの根本に設けられている、
請求項2に記載のレンズ駆動装置。
【請求項4】
前記第2支持突部における前記第1面、前記第2面、及び前記第3面のそれぞれから突出する前記隆起部の突出量は、前記線材の太さと略同じであり、
前記第1面に設けられる前記隆起部の前記第1コイル配置面からの突出量は、前記第3面に近い位置では、前記線材の太さと略同じであり、前記第3面から離れた位置では、前記線材の太さよりも小さい、
請求項3に記載のレンズ駆動装置。
【請求項5】
前記第1面に設けられる前記隆起部は、前記第1コイル配置面からの突出量が連続的に変化する部分を含む、
請求項4に記載のレンズ駆動装置。
【請求項6】
前記中継部は、前記延在方向における前記第1コイルの一方側の端部に位置する前記第1コイルの巻き終わり端から前記第2コイルに向かって延びるように配置されている、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項7】
前記第1コイルは、前記第1線材環状部分が前記中間支持突部で前記延在方向における一方側へ折り曲げられる部分を前記1ターン目の巻き始め端として、前記第1コイル支持部の周囲に巻かれている、
請求項1に記載のレンズ駆動装置。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れかに記載のレンズ駆動装置と、
前記レンズ体と、
前記レンズ体に対向する撮像素子と、を有する、
カメラモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばカメラ付き携帯機器等に搭載されるレンズ駆動装置、及び、レンズ駆動装置を含むカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レンズ保持部材の側面から光軸を中心とする円の径方向外側に突出するコイル支持部に巻き付けられたコイルと、固定側部材に取り付けられた磁石とによって構成される駆動部により、レンズ保持部材を光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動装置が知られている(特許文献1参照。)。このレンズ駆動装置では、コイルは、光軸方向に垂直なコイル軸を有し、複数の巻回層を有するように構成されている。そして、各巻回層は、コイル支持部に巻き付けられた複数ターンの線材環状部分を含むように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/043132号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のレンズ駆動装置では、コイルを構成する線材の巻き乱れ対策が施されていない場合、複数の巻回層の最内層である第1層の1ターン目から2ターン目への移行部において、1ターン目の線材環状部分とレンズ保持部材の表面との間に隙間が形成され、他の線材環状部分(例えば第2層の線材環状部分)がこの隙間に入り込むことにより、コイルを構成する線材の巻き乱れが発生するおそれがある。
【0005】
そこで、コイルを構成する線材の巻き乱れの発生を抑制できるレンズ駆動装置を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るレンズ駆動装置は、レンズ体を保持可能なレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する支持部材と、前記レンズ保持部材に設けられ、第1コイル、第2コイル、及び前記第1コイルと前記第2コイルとを直列に接続する中継部が連続する線材で形成されたコイル部材と、前記第1コイル及び前記第2コイルにそれぞれ対向する第1磁石及び第2磁石と、を有し、前記レンズ保持部材は、光軸方向における一端側に設けられ前記線材の一端部を保持する第1保持部及び他端部を保持する第2保持部と、光軸を挟んで対向する二つの外面の一方に設けられる第1コイル配置面と、他方に設けられる第2コイル配置面と、前記第1コイル配置面と前記第2コイル配置面との間に位置し前記中継部と対向する中継面と、前記第1コイル配置面から外側に突出し前記第1コイルを構成する第1線材環状部分が巻き付けられる第1コイル支持部と、前記第2コイル配置面から外側に突出し前記第2コイルを構成する第2線材環状部分が巻き付けられる第2コイル支持部と、を有し、前記第1コイル支持部は、光軸方向に垂直な前記第1線材環状部分の延在方向に互いに離間して並んで配置される第1支持突部と、第2支持突部と、前記第1支持突部と前記第2支持突部との間に位置する中間支持突部とを有するレンズ駆動装置において、前記第1コイルは、前記第1保持部から延びる前記線材が前記第1支持突部又は前記中間支持突部で前記延在方向における一方側へ折り曲げられる部分を1ターン目の巻き始め端として、前記第1コイル支持部の周囲に巻かれており、前記第2支持突部の根本には、前記1ターン目の巻き始め端から延びる前記第1線材環状部分の延長線上に位置する隆起部が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
上述のレンズ駆動装置は、コイル(第1コイル)を構成する線材の巻き乱れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カメラモジュールの分解斜視図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
構成要素の一部が取り外された状態にあるレンズ駆動装置の上方斜視図である。
レンズ保持部材の上方斜視図である。
レンズ保持部材の下方斜視図である。
レンズ保持部材の正面図及び底面図である。
レンズ保持部材の背面図及び底面図である。
構成要素の一部が取り外された状態にあるレンズ駆動装置の底面図である。
板ばね保持部材とヨークと上側板ばねとの接続構造の一例を説明する図である。
レンズ保持部材、コイル部材、及び下側板ばねの底面図及び正面図である。
金属部材及びベース部材の上方斜視図である。
レンズ保持部材の正面図である。
レンズ保持部材及びコイル部材の正面図である。
左前支持突部の正面図、左側面図、右側面図、上面図、及び下面図である。
レンズ保持部材及びコイル部材の部分断面図である。
レンズ保持部材及びコイル部材の部分断面図である。
レンズ保持部材の別の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るカメラモジュールCM及びレンズ駆動装置101について図面を参照して説明する。図1は、カメラモジュールCMの分解斜視図であり、図2は、カメラモジュールCMを構成するレンズ駆動装置101の分解斜視図である。図1において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1では、カメラモジュールCMのX1側はカメラモジュールCMの前側(正面側)に相当し、カメラモジュールCMのX2側はカメラモジュールCMの後側(背面側)に相当する。また、カメラモジュールCMのY1側はカメラモジュールCMの左側に相当し、カメラモジュールCMのY2側はカメラモジュールCMの右側に相当する。また、カメラモジュールCMのZ1側はカメラモジュールCMの上側(被写体側)に相当し、カメラモジュールCMのZ2側はカメラモジュールCMの下側(撮像素子側)に相当する。他の部材及び他の図においても同様である。
【0010】
カメラモジュールCMは、図1に示すように、基板SBと、レンズ駆動装置101と、レンズ体LSと、レンズ体LSに対向するように基板SBに実装される撮像素子ISとで構成されている。レンズ体LSは、例えば、少なくとも1枚のレンズを備えた筒状のレンズバレルであり、その中心軸線が光軸方向に沿うように構成されている。光軸方向は、レンズ体LSに関する光軸OAの方向、及び、光軸OAに平行な方向を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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