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公開番号
2025109691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025003226
出願日
2025-01-09
発明の名称
核医学診断装置及び方法
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
G01T
1/161 20060101AFI20250717BHJP(測定;試験)
要約
【課題】呼吸ゲーティングに関するワークフローを改善すること。
【解決手段】実施形態に係る核医学診断装置は、核医学スキャンを実行して収集されたリストモードデータからミニフレームごとに特徴ベクトルを生成し、各フレームの特徴ベクトルと基準位相ベクトルとのユークリッド距離を計算する制御部と、前記ユークリッド距離に基づいて、再構成処理に使用するカウントの割合を変化させた複数の条件に対して平均ユークリッド距離を算出し、前記割合と前記平均ユークリッド距離との関係に基づいて前記割合を決定する決定部と、決定された前記割合をゲーティング条件に使用した画像再構成を実行してゲート画像を生成する再構成部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
核医学スキャンを実行して収集されたリストモードデータからミニフレームごとに特徴ベクトルを生成し、各フレームの特徴ベクトルと基準位相ベクトルとのユークリッド距離を計算する制御部と、
前記ユークリッド距離に基づいて、再構成処理に使用するカウントの割合を変化させた複数の条件に対して平均ユークリッド距離を算出し、前記割合と前記平均ユークリッド距離との関係に基づいて前記割合を決定する決定部と、
決定された前記割合をゲーティング条件に使用した画像再構成を実行してゲート画像を生成する再構成部と
を備える、核医学診断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記関係は、前記割合に対して前記平均ユークリッド距離の値をプロットしたMEDプロットである、請求項1に記載の核医学診断装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記MEDプロットを曲線フィッティングしたMED曲線に基づいて、前記割合を決定する、請求項2に記載の核医学診断装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記割合について上限値及び下限値を設定し、前記MED曲線上の前記上限値に対応する点の前記平均ユークリッド距離の値と、前記MED曲線上の前記下限値に対応する点の前記平均ユークリッド距離の値との加重平均を求めることで、前記割合を決定する、請求項3に記載の核医学診断装置。
【請求項5】
前記決定部は、前記割合について上限値及び下限値を設定し、前記MED曲線上の前記上限値に対応する点と前記MED曲線上の前記下限値に対応する点とを通る直線との距離が最大となる点を前記MED曲線上で特定することにより、前記割合を決定する、請求項3に記載の核医学診断装置。
【請求項6】
前記決定部は、前記MED曲線について二次導関数を求めることにより、前記割合を決定する、請求項3に記載の核医学診断装置。
【請求項7】
前記決定部は、前記割合について上限値及び下限値を設定し、前記MED曲線上の前記上限値に対応する点と前記MED曲線上の前記下限値に対応する点とを通る直線との距離が最大となる点を前記MED曲線上で特定することにより第1の割合を決定し、前記MED曲線について二次導関数を求めることにより第2の割合を決定し、前記第1の割合と前記第2の割合との加重平均を求めることで、前記割合を決定する、請求項3に記載の核医学診断装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記リストモードデータを前記ミニフレームごとに再構成したミニフレーム画像を生成し、前記ミニフレーム画像から前記特徴ベクトルを生成する、請求項1に記載の核医学診断装置。
【請求項9】
前記特徴ベクトルは、前記ミニフレーム画像をエンコードした潜在ベクトルである、請求項8に記載の核医学診断装置。
【請求項10】
前記制御部は、静止位相に対応する前記特徴ベクトルを平均化することで、前記基準位相ベクトルを生成する、請求項1に記載の核医学診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、核医学診断装置及び方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
データドリブンデバイスレスゲーティング(Data-driven Deviceless Gating)は、外部のモーションセンサを必要とすることなく、呼吸ゲーティング画像を再構成し、動きによる暈け(motion blur)を低減する手法である。従来、データドリブンデバイスレスゲーティングを実行するためには、ゲーティング条件をユーザが選択する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-524017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、呼吸ゲーティングに関するワークフローを改善するである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置付けることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る核医学診断装置は、核医学スキャンを実行して収集されたリストモードデータからミニフレームごとに特徴ベクトルを生成し、各フレームの特徴ベクトルと基準位相ベクトルとのユークリッド距離を計算する制御部と、前記ユークリッド距離に基づいて、再構成処理に使用するカウントの割合を変化させた複数の条件に対して平均ユークリッド距離を算出し、前記割合と前記平均ユークリッド距離との関係に基づいて前記割合を決定する決定部と、決定された前記割合をゲーティング条件に使用した画像再構成を実行してゲート画像を生成する再構成部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る核医学診断装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る核医学診断装置の処理の概要を示す図である。
図3Aは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Bは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Cは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Dは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Eは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Fは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図3Gは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価に関する条件を示す図である。
図4Aは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図4Bは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図4Cは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図4Dは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図4Eは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図4Fは、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図5は、実施形態に係るカウント最適化方法を用いた臨床データの画質評価の結果を示す図である。
図6は、実施形態に係る%カウントの決定方法の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る%カウントの決定方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、核医学診断装置及び方法の実施形態について説明する。
【0008】
(実施形態)
実施形態に係る核医学診断装置10は、核医学スキャンを実行可能な医用画像診断装置(モダリティ)である。核医学スキャンとは、放射線核種でラベルされた薬剤を被検体に投与して行なうスキャンであり、典型的な例としては、PET(Positron Emission Computed Tomography)スキャンや、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)スキャンを挙げることができる。
【0009】
本実施形態では、核医学診断装置10がPET装置である場合を例として、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る核医学診断装置10の構成の一例を示す図である。図1に示す核医学診断装置10は、架台装置110と、コンソール装置120とを備える。架台装置110は、検出器130と、フロントエンド回路112と、天板113と、寝台114と、寝台駆動部116とを備える。
【0010】
検出器130は、放射線を検出する検出器である。例えば、検出器130は、被検体Pに投与され集積した薬剤から放出される陽電子が周囲の組織の電子と対消滅を起こすことで発生したガンマ線が発光体と相互作用することにより励起状態となった物質が再び基底状態に遷移する際に再放出される光であるシンチレーション光(蛍光)を検出することにより、放射線を検出する検出器である。また、実施形態においては、検出器130は、チェレンコフ光も検出することができる。検出器130は、被検体Pに投与され集積した薬剤から放出される陽電子が周囲の組織の電子と対消滅を起こすことで発生したガンマ線の放射線のエネルギー情報を検出する。検出器130は、被検体Pの周囲をリング状に取り囲むように複数配置され、例えば複数の検出器ブロックからなる。
(【0011】以降は省略されています)
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