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公開番号2025104959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223166
出願日2023-12-28
発明の名称フィルタ装置、ろ過装置、及び細胞培養システム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 3/06 20060101AFI20250703BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】ろ過操作を適切かつ安定して行いつつ、組み立て作業の簡易化を達成することができるフィルタ装置、ろ過装置、及び細胞培養システムを提供する。
【解決手段】フィルタ装置は、培養液を下方に通過させてろ過する第一フィルタと、第一フィルタの下方に配置され、第一フィルタよりも目が細かく、第一フィルタを通過した培養液をろ過する第二フィルタと、第一フィルタの外周縁と第二フィルタの外周縁との隙間をシールする第一シール部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
培養液を下方に通過させてろ過する第一フィルタと、
前記第一フィルタの下方に配置され、前記第一フィルタよりも目が細かく、前記第一フィルタを通過した培養液をろ過する第二フィルタと、
前記第一フィルタの外周縁と前記第二フィルタの外周縁との隙間をシールする第一シール部と、
を備えるフィルタ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第一シール部は、
上下方向に離れて設けられた2つの第一パッキンと、
前記第一パッキンを前記第一フィルタと前記第二フィルタとに固定する固定治具と、
を有し、
前記固定治具は、
上下方向に離れて設けられた2つの前記第一パッキンを外周側から囲う枠体と、
前記枠体から水平方向で内周側に向けて突出し、上下方向に離れて設けられた2つの前記第一パッキンの間に設けられ、上側の前記第一パッキンを前記第一フィルタに押し付けるとともに、下側の前記第一パッキンを前記第二フィルタに押し付ける内側部材と、
を有する請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のフィルタ装置と、前記第二フィルタの下方に配置され、前記第二フィルタを通過した培養液を収容可能なウェルプレートとを備えるフィルタ積層体と、
前記フィルタ積層体を収容し、前記フィルタ積層体の上方で上下方向に貫通する貫通孔が形成された蓋部を有する容器と、
前記容器に収容され、前記フィルタ積層体を下方から支持する台座と、
前記蓋部と前記フィルタ積層体との間で、前記貫通孔に沿って設けられ、前記蓋部と前記第一フィルタとの隙間をシールする第二シール部と、
前記蓋部と前記フィルタ積層体とを接近させる上下方向の押圧力を発生させる押圧部と、
前記容器内の空気を前記フィルタ積層体よりも下方から排出して前記容器に真空引きを行う真空装置と、
を備えるろ過装置。
【請求項4】
前記フィルタ積層体は、前記第二フィルタと前記ウェルプレートとの間に設けられ、前記第二フィルタと前記ウェルプレートとの間から空気を排出する通気部をさらに備える請求項3に記載のろ過装置。
【請求項5】
前記容器は、
前記台座が載置される基部と、
前記基部上に載置され、前記基部と密着するとともに前記フィルタ積層体及び前記台座を囲う胴部と、
をさらに備え、
前記蓋部は、前記胴部上に載置され、前記胴部と密着するとともに前記胴部を閉塞している、請求項3に記載のろ過装置。
【請求項6】
前記押圧部は、前記蓋部上に載置され、前記貫通孔に沿って環状に形成された重りである、請求項3に記載のろ過装置。
【請求項7】
前記蓋部は、下方に突出し、前記第二シール部と上下方向に重なる位置に設けられた突起部を有する請求項3に記載のろ過装置。
【請求項8】
請求項3に記載のろ過装置を備えたクリーンベンチを備える細胞培養システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フィルタ装置、ろ過装置、及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無菌状態の環境下で培養液に対して分注操作等の各種の操作を行うアイソレータ(クリーンベンチ)、及び温度・湿度・二酸化炭素濃度等が管理された適切な環境下で細胞培養が行われるインキュベータを備えた細胞培養システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3203002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、細胞培養システムでは、細胞を培養した培養液をろ過するプロセスがある。この時、フィルタに細胞、その他の粒子が詰まると必要量のろ液を回収できない。このため、フィルタに細胞を詰まらせないように、適切かつ安定して培養液をろ過することが求められていた。
また、ろ過操作を自動化するにあたり、自動化システム内におけるろ過装置の組み立て作業の簡易化が求められていた。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、ろ過操作を適切かつ安定して行いつつ、組み立て作業の簡易化を達成することができるフィルタ装置、ろ過装置、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るフィルタ装置は、培養液を下方に通過させてろ過する第一フィルタと、前記第一フィルタの下方に配置され、前記第一フィルタよりも目が細かく、前記第一フィルタを通過した培養液をろ過する第二フィルタと、前記第一フィルタの外周縁と前記第二フィルタの外周縁との隙間をシールする第一シール部と、を備える。
【0007】
本開示に係るろ過装置は、上記のフィルタ装置と、前記第二フィルタの下方に配置され、前記第二フィルタを通過した培養液を収容可能なウェルプレートとを備えるフィルタ積層体と、前記フィルタ積層体を収容し、前記フィルタ積層体の上方で上下方向に貫通する貫通孔が形成された蓋部を有する容器と、前記容器に収容され、前記フィルタ積層体を下方から支持する台座と、前記蓋部と前記フィルタ積層体との間で、前記貫通孔に沿って設けられ、前記蓋部と前記第一フィルタとの隙間をシールする第二シール部と、前記蓋部と前記フィルタ積層体とを接近させる上下方向の押圧力を発生させる押圧部と、前記容器内の空気を前記フィルタ積層体よりも下方から排出して前記容器に真空引きを行う真空装置と、を備える。
【0008】
本開示に係る細胞培養システムは、上記のろ過装置を備えたクリーンベンチを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示のフィルタ装置、ろ過装置、及び細胞培養システムによれば、ろ過操作を適切かつ安定して行いつつ、組み立て作業の簡易化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の実施形態に係るろ過装置の斜視図である。
本開示の実施形態に係るろ過装置の内部構成を水平第二方向からみた図である。
本開示の実施形態に係るろ過装置を上方からみた図である。
本開示の実施形態に係る第一シール部及び第二フィルタを上方からみた図である。
本開示の変形例に係るろ過装置の要部の内部構成を水平第二方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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