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公開番号
2025101872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218945
出願日
2023-12-26
発明の名称
半導体装置の製造方法および製造システム
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01L
21/768 20060101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】エアギャップ内の残渣を低減する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、工程a)と、工程b)と、工程c)とを含む。工程a)では、基板に形成された凹部内に犠牲材料が埋め込まれる。工程b)では、犠牲材料が埋め込まれた凹部が封止膜で覆われる。工程c)では、凹部の外部で処理ガスをプラズマ化し、プラズマに含まれる活性種を封止膜を介して犠牲材料に供給することにより、凹部内の犠牲材料が分解され、封止膜を介して凹部内の犠牲材料が除去される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
a)基板に形成された凹部内に犠牲材料を埋め込む工程と、
b)前記犠牲材料が埋め込まれた前記凹部を封止膜で覆う工程と、
c)前記凹部の外部で処理ガスをプラズマ化し、プラズマに含まれる活性種を前記封止膜を介して前記犠牲材料に供給することにより、前記凹部内の犠牲材料を分解し、前記封止膜を介して前記凹部内の前記犠牲材料を除去する工程と
を含む半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記犠牲材料は、熱分解可能な有機材料であって、
前記半導体装置の製造方法は、
d)前記工程b)と前記工程c)の間に実行される工程であって、前記犠牲材料が熱分解する温度に前記基板を加熱することにより、前記封止膜を介して前記凹部内の前記犠牲材料の少なくとも一部を除去する工程
をさらに含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記犠牲材料は、熱分解可能な有機材料であって、
前記工程c)では、前記犠牲材料が熱分解する温度に前記基板が加熱される請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記犠牲材料は、熱分解可能な有機材料であって、
前記工程a)では、基板が搬入されたチャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーのガスを供給し、前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーの蒸着重合により、前記凹部内に前記犠牲材料を埋め込み、
前記第1のモノマーは、イソシアネートであり、
前記第2のモノマーは、アミンであり、
前記犠牲材料には尿素結合が含まれる請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記基板を加熱する際の温度は、400℃以下である請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記処理ガスは、水素ガス、窒素ガス、酸素ガス、および希ガスの少なくともいずれかが含まれる請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記処理ガスは、水素ガス、窒素ガス、および希ガスの少なくともいずれかが含まれる請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記封止膜は、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記工程c)では、マイクロ波によって前記処理ガスがプラズマ化される請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
第1の処理装置と、
第2の処理装置と、
第3の処理装置と、
前記第1の処理装置、前記第2の処理装置、および前記第3の処理装置を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
a)前記第1の処理装置を用いて、基板に形成された凹部内に犠牲材料を埋め込む工程と、
b)前記第2の処理装置を用いて、前記犠牲材料が埋め込まれた前記凹部を封止膜で覆う工程と、
c)前記第3の処理装置を用いて、前記凹部の外部で処理ガスをプラズマ化し、プラズマに含まれる活性種を前記封止膜を介して前記犠牲材料に供給することにより、前記凹部内の犠牲材料を分解し、前記封止膜を介して前記凹部内の前記犠牲材料を除去する工程と
を実行する半導体装置の製造システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の種々の側面および実施形態は、半導体装置の製造方法および製造システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1には、「凹部が形成された基板上に、熱分解可能な有機材料を積層する第1の積層工程と、前記有機材料の上にシリコン窒化膜を積層する第2の積層工程と、前記基板を予め定められた温度に加熱することにより前記有機材料を熱分解させ、前記シリコン窒化膜の下層の前記有機材料を、前記シリコン窒化膜を介して脱離させることにより、前記シリコン窒化膜と前記凹部との間にエアギャップを形成する脱離工程とを含み、前記第2の積層工程では、前記基板の温度が200[℃]以下に維持された状態で、マイクロ波のプラズマを用いて前記シリコン窒化膜が積層される半導体装置の製造方法」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-108353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、エアギャップ内の残渣を低減することができる半導体装置の製造方法および製造システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面は、半導体装置の製造方法であって、工程a)と、工程b)と、工程c)とを含む。工程a)では、基板に形成された凹部内に犠牲材料が埋め込まれる。工程b)では、犠牲材料が埋め込まれた凹部が封止膜で覆われる。工程c)では、凹部の外部で処理ガスをプラズマ化し、プラズマに含まれる活性種を封止膜を介して犠牲材料に供給することにより、凹部内の犠牲材料が分解され、封止膜を介して凹部内の犠牲材料が除去される。
【発明の効果】
【0006】
本開示の種々の側面および実施形態によれば、エアギャップ内の残渣を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態における製造システムの一例を示すシステム構成図である。
図2は、成膜装置の一例を示す図である。
図3は、プラズマ処理装置の一例を示す図である。
図4は、加熱装置の一例を示す図である。
図5は、プラズマ処理装置の一例を示す図である。
図6は、半導体装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
図7は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図8は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図9は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図10は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図11は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図12は、半導体装置の製造過程の一例を示す図である。
図13は、加熱温度と残渣の量との関係の一例を示す図である。
図14は、プラズマの種類と残渣の量との関係の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、開示される半導体装置の製造方法および製造システムの実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示される半導体装置の製造方法および製造システムが限定されるものではない。
【0009】
特許文献1の技術では、基板を加熱することにより、凹部内に埋め込まれた有機材料を熱分解させ、封止膜を介して除去することにより、封止膜で覆われた凹部内にエアギャップが形成される。しかし、基板を加熱する温度によっては、有機材料が十分の除去されず、有機材料が残渣として凹部内に残る場合がある。凹部内に残渣が残ると、エアギャップの容積が所望の容積よりも小さくなる。また、残渣の量がエアギャップの間で異なると、複数のエアギャップの間で容積のばらつきが発生する。そのため、エアギャップ内の残渣を抑制することが望まれている。
【0010】
そこで、本開示は、エアギャップ内の残渣を低減することができる技術を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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