TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025099083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215460
出願日2023-12-21
発明の名称画像形成装置、滑剤ムラ検知方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250626BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】像担持体上において主走査方向に発生する滑剤の塗布量のムラを好適に検知する画像形成装置、滑剤ムラ検知方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に滑剤を塗布する滑剤塗布部と、前記像担持体の表面に残留するトナーをブレードで清掃するクリーニング部と、を有する画像形成部を備える画像形成装置であって、前記像担持体上に、主走査方向に等間隔の斜め縞模様のトナーパッチを供給するトナーパッチ供給部と、前記トナーパッチが形成された前記像担持体のクリーニング動作時の、前記像担持体と前記ブレードにおける物理量を測定する測定部と、前記測定部により測定されたその測定値に基づいて、前記像担持体上の主走査方向における、前記滑剤の塗布量のムラの有無を判断する判断部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に滑剤を塗布する滑剤塗布部と、前記像担持体の表面に残留するトナーをブレードで清掃するクリーニング部と、を有する画像形成部を備える画像形成装置であって、
前記像担持体上に、主走査方向に等間隔の斜め縞模様のトナーパッチを供給するトナーパッチ供給部と、
前記トナーパッチが形成された前記像担持体のクリーニング動作時の、前記像担持体と前記ブレードにおける物理量を測定する測定部と、
前記測定部により測定されたその測定値に基づいて、前記像担持体上の主走査方向における、前記滑剤の塗布量のムラの有無を判断する判断部と、を備える画像形成装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記測定部は、前記物理量として前記像担持体の駆動トルクを測定するトルクセンサーを備える請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記測定部は、前記物理量として前記ブレードの振動を直接的又は間接的に測定するセンサーを備える請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記クリーニング部は、前記ブレードを保持する保持部材を備え、
前記測定部は、前記物理量として前記保持部材の振動を測定する加速度センサーを備える請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記クリーニング部は、バネを介して前記ブレードを保持し、
前記測定部は、前記物理量として前記バネの振動を測定する透磁率センサーを備える請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記トナーパッチ供給部は、主走査方向に分割して前記トナーパッチを供給する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記トナーパッチ供給部は、間隔の異なる複数の前記トナーパッチを供給する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記判断部により前記滑剤の塗布量のムラが発生していると判断された場合、前記滑剤塗布部に塗布量のムラを解消させる回復処理を実行させる制御部を備える請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記滑剤塗布部に前記像担持体上の前記滑剤の塗布量を増加させる回復処理を実行させる請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記滑剤塗布部は、前記像担持体と接触して滑剤を塗布する回転ブラシを備え、
前記制御部は、前記回転ブラシの回転数を増加させる回復処理を実行させる請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、滑剤ムラ検知方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子写真プロセスを利用した画像形成装置では、感光体上のトナー像を中間転写ベルトに転写する際、一部のトナー粒子が転写されずに感光体上に残ってしまう。そのため、画像形成装置には、感光体上の残留トナー等の残留物を除去するクリーニング装置が設けられている。ただし、トナー粒子と感光体との付着力が大きい場合、クリーニング装置では感光体上の残留物を十分に除去しきれず、クリーニング不良が発生してしまう。
【0003】
そこで、感光体上に滑剤を塗布し、トナー粒子と感光体との付着力を低下させ、クリーニング不良を抑制する技術が知られている。しかし、滑剤の塗布量が少ない箇所では、感光体上の残留物を十分にクリーニングできない。その結果、トナー粒子がクリーニングブレードからすり抜けてしまい、形成される画像上に縦スジが発生してしまう。そのため、滑剤は、感光体上に、適正量を均一に塗布されることが好ましい。
【0004】
感光体上の滑剤の塗布状態を検知する方法としては、白ベタ印字時又は滑剤塗布動作時の感光体の駆動トルクを測定する技術が開示されている(特許文献1、2)。また、感光体の主走査方向の部分的なトナー入力量で滑剤塗布ムラがあるかを判断する技術も開示されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-025692号公報
特開2017-090665号公報
特開2009-058732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、縦スジの原因である滑剤の塗布量のムラは、感光体の主走査方向において、規則正しいピッチ性もって発生することがわかった。なお、これは、カバレッジ、装置の設置環境等により、クリーニングブレードのエッジが、主走査方向に周期的な間隔で、局所的に、感光体の回転方向に引きつられることで発生すると考えられる。その結果、感光体上に滑剤の塗布量のムラが発生する。
【0007】
特許文献1及び特許文献2で開示されている技術では、感光体全体の平均的な滑剤の塗布量は検知できるが、主走査方向に発生する滑剤の塗布量のムラを検知できない。特許文献3で開示されている技術でも、主走査方向に発生する滑剤の塗布量のムラは検知できない。
【0008】
また、滑剤の塗布量のムラが発生してすぐに縦スジが発生するわけではなく、ムラが発生した状態がしばらく続くことにより、クリーニングブレードにダメージが蓄積し、最終的に縦スジが発生する。そのため、感光体上の滑剤の塗布量のムラをいち早く検知することにより、縦スジの発生を未然に防げる。
【0009】
本発明の解決課題は、像担持体上において主走査方向に発生する滑剤の塗布量のムラを好適に検知する画像形成装置、滑剤ムラ検知方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に滑剤を塗布する滑剤塗布部と、前記像担持体の表面に残留するトナーをブレードで清掃するクリーニング部と、を有する画像形成部を備える画像形成装置であって、
前記像担持体上に、主走査方向に等間隔の斜め縞模様のトナーパッチを供給するトナーパッチ供給部と、
前記トナーパッチが形成された前記像担持体のクリーニング動作時の、前記像担持体と前記ブレードにおける物理量を測定する測定部と、
前記測定部により測定されたその測定値に基づいて、前記像担持体上の主走査方向における、前記滑剤の塗布量のムラの有無を判断する判断部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
監視用カメラ
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社イノン
接写補助装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
16日前
株式会社リコー
画像形成装置
17日前
株式会社リコー
画像投射装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
撮像方法
22日前
キヤノン株式会社
トナー
17日前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
興和株式会社
マウント構造
今日
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
3か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
個人
空間周波数領域での結像状態補正手法
9日前
日亜化学工業株式会社
撮像装置
22日前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
2日前
続きを見る