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公開番号
2025112531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006809
出願日
2024-01-19
発明の名称
制御プログラム、制御方法、および動態解析システム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線画像を用いて動態画像の解析を行う動態解析システムの使用環境に応じて、当該動態解析システムに適切な解析アルゴリズムを予め用意することができる制御プログラム、制御方法、および動態解析システムを提供する。
【解決手段】本開示に係る制御プログラムは、放射線の照射により生成された動態画像に対して所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する工程と、既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する工程と、をコンピューターに実行させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線の照射により生成された動態画像に対して所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する工程と、
既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する工程と、
をコンピューターに実行させる、制御プログラム。
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【請求項2】
前記判断基準は、前記解析アルゴリズムにおけるパラメーターの閾値である、
請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記生成する工程は、
前記環境情報に基づいて、前記新規の解析アルゴリズムを用いた新規の解析処理の対象となる前記動態画像を撮影するための撮影条件を設定する工程と、
設定した前記撮影条件で撮影された前記動態画像に対して前記新規の解析処理を実行するための前記判断基準を設定する工程と、
を含む、請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項4】
前記生成する工程は、前記動態解析システムが設置され、前記使用環境が確定した場合に実行される、
請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項5】
前記生成する工程は、前記動態画像を生成する任意に設定された撮影条件で撮影された前記動態画像が前記動態解析システムに取得された場合に実行される、
請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項6】
前記生成する工程は、前記動態画像とともに前記動態解析システムにより取得された前記撮影条件に基づいて、取得した前記動態画像に対して前記新規の解析アルゴリズムを用いた新規の解析処理を実行するための前記判断基準を設定する工程を含む、
請求項5に記載の制御プログラム。
【請求項7】
放射線の照射により生成された動態画像を用いて所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムが有するコンピューターが実行する制御方法であって、
前記動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する工程と、
既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する工程と、
を有する、制御方法。
【請求項8】
放射線の照射により生成された動態画像を用いて所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムであって、
前記動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、
既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する解析アルゴリズム生成部と、
を備える、動態解析システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被検体に放射線を照射して生成した動態画像に基づいて解析を行う動態解析システムの制御プログラム、制御方法、および動態解析システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、フィルム、スクリーン、輝尽性蛍光体プレートなどにより被検体の検査対象部位を透過した放射線を画像化する静止画撮影技術、およびこれを用いた放射線診断技術が普及している。一方で、検査対象部位に放射線を連続的に照射し、透過した放射線をFPD(Flat Panel Detector)などの半導体イメージセンサを用いて単位時間当たり複数回の撮影を行い、検査対象部位の動画像を生成する動態撮影技術が近年開発されている。
【0003】
特許文献1には、動態画像に付帯する画像付帯情報に基づいて、当該画像付帯情報に予め関連付けられた動態解析の種類を決定し、当該動態画像を用いて、決定した種類の動態解析を実施する動態解析装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-147491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
動態画像を用いた解析処理には、複数の種類がある。動態解析システムの臨床的使用が広がるにつれて、動態画像を用いた解析処理の種類は増大することが見込まれる。
【0006】
動態解析システムの使用現場において、被検体の状態や動態解析システムの使用環境などに応じて、ユーザーが解析処理に用いられる解析アルゴリズムのパラメーターを適宜調節することが行われている。しかしながら、パラメーターを適切に調節することは困難であり、ユーザーに多大な労力が掛かる。また、調節が適切に行われない場合、解析精度が低下するおそれがある。このため、被検体の状態や動態解析システムの使用環境などに合わせた解析アルゴリズムを予め用意しておくことが要望されている。
【0007】
本開示は、放射線画像を用いて動態画像の解析を行う動態解析システムの使用環境に応じて、当該動態解析システムに適切な解析アルゴリズムを予め用意することができる制御プログラム、制御方法、および動態解析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る制御プログラムは、放射線の照射により生成された動態画像に対して所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する工程と、既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する工程と、をコンピューターに実行させる。
【0009】
本開示の一態様に係る制御方法は、放射線の照射により生成された動態画像を用いて所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムが有するコンピューターが実行する制御方法であって、前記動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する工程と、既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する工程と、を有する。
【0010】
本開示の一態様に係る動態解析システムは、放射線の照射により生成された動態画像を用いて所定の解析アルゴリズムを用いた解析処理を実行する動態解析システムであって、前記動態解析システムの使用環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、既存の解析処理の解析アルゴリズムに関連するロジックを有し、かつ、当該ロジック内での判断に用いられる判断基準が前記既存の解析処理の解析アルゴリズムにおける判断基準と異なる新規の解析アルゴリズムを、前記環境情報に基づいて生成する解析アルゴリズム生成部と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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