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公開番号2025080145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193188
出願日2023-11-13
発明の名称押しボタン装置および車両
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 13/68 20060101AFI20250516BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】排他関係にある操作子の同時操作を防止すると共に、操作されない側の操作子の浮き上がりを抑制する。
【解決手段】ノブ10の押下行程においては、第1の押圧部11によって第1の当接部41が押されることで、第2の当接部42が第2の押圧部21へ近づく方向へ移動し、ノブ20の押下行程においては、第2の押圧部21によって第2の当接部42が押されることで、第1の当接部41が第1の押圧部11へ近づく方向へ移動する。揺動部材40の中立位置においては、Z方向において、第1の押圧部11と第1の当接部41との間に第1の隙間D1が生じ、第2の押圧部21と第2の当接部42との間に第2の隙間D2が生じている。ノブ10、20の押下行程において、第2の当接部42の移動量X2は第2の隙間D2以下で且つ、第1の当接部41の移動量X1は第1の隙間D1以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1の押圧部を含み、押下操作される第1の操作子と、
第2の押圧部を含み、押下操作される第2の操作子と、
ケースと、
前記ケースに揺動可能に保持され、第1の当接部および第2の当接部を含み、前記第1の押圧部によって前記第1の当接部が押されることで前記第2の当接部が前記第2の押圧部へ近づく方向へ移動し、前記第2の押圧部によって前記第2の当接部が押されることで前記第1の当接部が前記第1の押圧部へ近づく方向へ移動する揺動部材と、を備え、
前記第1、第2の操作子がいずれも非操作状態にある前記揺動部材の中立位置においては、前記第1の押圧部と前記第1の当接部との間に第1の隙間があり且つ前記第2の押圧部と前記第2の当接部との間に第2の隙間があり、
前記第1の操作子が非操作状態から押下終了位置まで押下される押下行程において、前記第2の操作子の押下方向に平行な方向における前記第2の当接部の移動量は前記第2の隙間以下であり、
前記第2の操作子が非操作状態から押下終了位置まで押下される押下行程において、前記第1の操作子の押下方向に平行な方向における前記第1の当接部の移動量は前記第1の隙間以下である、押しボタン装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ケースまたは前記ケースに固定された部材には、前記揺動部材と係合する弾性係合部が設けられ、
前記第1の操作子または前記第2の操作子が押下終了位置にある状態で押下操作が解除されると、前記揺動部材は、前記弾性係合部から受ける付勢力によって前記中立位置に復帰する、請求項1に記載の押しボタン装置。
【請求項3】
前記弾性係合部は、前記第1の操作子または前記第2の操作子の押下方向から見て、前記揺動部材の揺動中心を挟んだ第1の位置と第2の位置とに設けられ、
前記揺動部材が前記中立位置にあるとき、前記第1の位置の弾性係合部と前記第2の位置の弾性係合部の双方に係合する、請求項2に記載の押しボタン装置。
【請求項4】
前記揺動部材は、前記ケースの第1の軸支部と第2の軸支部とに両持ち支持され、
前記第1の位置は、前記揺動中心の軸線方向において前記第2の軸支部よりも前記第1の軸支部に近い側にあり、
前記第2の位置は、前記軸線方向において前記第1の軸支部よりも前記第2の軸支部に近い側にある、請求項3に記載の押しボタン装置。
【請求項5】
前記弾性係合部は、前記第1の位置に設けられた第1の弾性係合部と前記第2の位置に設けられた第2の弾性係合部とを含み、
前記第1の操作子が押下終了位置にあるときは、前記第1の弾性係合部と前記揺動部材とが係合し、且つ、前記第2の弾性係合部と前記揺動部材とが係合せず、
前記第2の操作子が押下終了位置にあるときは、前記第2の弾性係合部と前記揺動部材とが係合し、且つ、前記第1の弾性係合部と前記揺動部材とが係合しない、請求項3に記載の押しボタン装置。
【請求項6】
前記弾性係合部に形成された斜面と前記揺動部材との係合によって前記揺動部材が前記中立位置へ付勢される、請求項2に記載の押しボタン装置。
【請求項7】
前記ケースに固定された前記部材は弾性部材で構成され、前記弾性係合部は前記部材の一部である、請求項2に記載の押しボタン装置。
【請求項8】
前記第1の操作子の押下方向における前記第1の操作子の押下終了位置を規制する第1の規制部と、
前記第2の操作子の押下方向における前記第2の操作子の押下終了位置を規制する第2の規制部と、を備える、請求項1に記載の押しボタン装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の押しボタン装置を備える、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、押しボタン装置および車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
排他的に操作されるべき2つ以上の操作子を備える押しボタン装置が知られている。例えば、特許文献1では、インターロック機能を設け、このような操作子の同時押下操作を防止している。特許文献1では、ある操作子が押下されると、インターロック片が傾動し、対向位置にある操作子の一部にインターロック片が当接することでインターロックが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、操作された操作子に対向する操作子がインターロック片によって突き上げられる。そのため、外観上、好ましくないだけでなく品質に影響を与える場合もある。例えば、仮に操作子の表面に薄いフィルムを張り付けるような構成が採用された場合、操作子の操作の度にフィルムが盛り上がり、フィルムの耐久性に影響を与えるおそれがある。
【0005】
本技術は、排他関係にある操作子の同時操作を防止すると共に、操作されない側の操作子の浮き上がりを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本技術の押しボタン装置は、第1の押圧部を含み、押下操作される第1の操作子と、第2の押圧部を含み、押下操作される第2の操作子と、ケースと、前記ケースに揺動可能に保持され、第1の当接部および第2の当接部を含み、前記第1の押圧部によって前記第1の当接部が押されることで前記第2の当接部が前記第2の押圧部へ近づく方向へ移動し、前記第2の押圧部によって前記第2の当接部が押されることで前記第1の当接部が前記第1の押圧部へ近づく方向へ移動する揺動部材と、を備え、前記第1、第2の操作子がいずれも非操作状態にある前記揺動部材の中立位置においては、前記第1の押圧部と前記第1の当接部との間に第1の隙間があり且つ前記第2の押圧部と前記第2の当接部との間に第2の隙間があり、前記第1の操作子が非操作状態から押下終了位置まで押下される押下行程において、前記第2の操作子の押下方向に平行な方向における前記第2の当接部の移動量は前記第2の隙間以下であり、前記第2の操作子が非操作状態から押下終了位置まで押下される押下行程において、前記第1の操作子の押下方向に平行な方向における前記第1の当接部の移動量は前記第1の隙間以下である。
【発明の効果】
【0007】
本技術によれば、排他関係にある操作子の同時操作を防止すると共に、操作されない側の操作子の浮き上がりを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
押しボタン装置の斜視図である。
押しボタン装置の分解斜視図である。
ノブ、固定部材、揺動部材の斜視図である。
ノブ、固定部材を-Z側から見た図である。
ノブ、揺動部材、固定部材を+X側から見た図である。
弾性係合部および突起の各一部を+Y側から見た拡大模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本技術の実施形態を説明する。
【0010】
図1は、本技術の一実施形態に係る押しボタン装置の部分斜視図である。この押しボタン装置100は、一例として、車両200の操作パネルに搭載される。なお、押しボタン装置100の適用対象は車両に限らず、各種の機器に適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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