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公開番号2025059459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169548
出願日2023-09-29
発明の名称室内熱交換器
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F28F 9/02 20060101AFI20250403BHJP(熱交換一般)
要約【課題】空調機内の空間を有効活用できる積層プレートを提供する。
【解決手段】室内熱交換器のプレート積層体(50,60)は、第1方向に熱交換部(B)と隣り合って配置され、1つ以上のプレート(52,62)を有する第1プレート部(50A,60A)と、1つ以上のプレート(52,62)を有し、かつ、第1プレート部(50A,60A)の熱交換部(B)に対向する面と反対側の面に配置される第2プレート部(50B,60B)とを有し、プレート積層体(50,60)のうち、熱交換部(B)に対向する第1面(501,601)の周縁部には段差部(X)が形成され、段差部(X)は、第1プレート部(50A,60A)および第2プレート部(50B,60B)により形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のフィン(41)と、前記複数のフィン(41)を貫通する複数の伝熱管(42)とを含む熱交換部(B)と、
内部に前記伝熱管(42)と連通する流路(51,61)が設けられ、前記伝熱管(42)の延びる第1方向に積層される複数のプレート(52,62)を有するプレート積層体(50,60)とを備え、
前記プレート積層体(50,60)は、
前記第1方向に前記熱交換部(B)と隣り合って配置され、
1つ以上の前記プレート(52,62)を有する第1プレート部(50A,60A)と、
前記第1プレート部(50A,60A)の前記プレート(52,62)と形状の異なる1つ以上の前記プレート(52,62)を有し、かつ、前記第1プレート部(50A,60A)の前記熱交換部(B)に対向する面の反対側の面に配置される第2プレート部(50B,60B)とを有し、
前記プレート積層体(50,60)のうち、前記熱交換部(B)に対向する第1面(501,601)の周縁部には段差部(X)が形成され、
前記段差部(X)は、前記第1プレート部(50A,60A)および前記第2プレート部(50B,60B)により形成される
室内熱交換器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記プレート積層体(50,60)は、3枚以上の前記プレート(52,62)からなり、
前記プレート積層体(50,60)のうち、
前記熱交換部(B)に最も近い前記第1プレート部(50A,60A)の前記プレート(52,62)を第1末端プレート(521)とし、
前記熱交換部(B)に最も遠い前記第2プレート部(50B,60B)の前記プレート(52,62)を第2末端プレート(525)とし、
前記第1末端プレート(521)と前記第2末端プレート(525)との間に配置される前記プレート(52,62)を中間プレート(522~524)としたときに、
前記流路(51,61)は、前記中間プレート(522~524,622~624)内を通るように形成され、
前記中間プレート(522~524)の板厚は、前記第1末端プレート(521)及び前記第2末端プレート(525)の板厚よりも厚い
請求項1に記載の室内熱交換器。
【請求項3】
前記プレート積層体(50,60)のうち、第1面(501,601)および該第1面(501,601)の反対側の第2面(502,602)の少なくとも一部には、防食加工が施されている
請求項1または2に記載の室内熱交換器。
【請求項4】
前記第1方向と反対側から前記プレート積層体(50,60)を見て、前記第2プレート部(50B,60B)のうち前記第1プレート部(50A,60A)が重なっていない部分の面積は、前記第1プレート部(50A,60A)が重なっている部分の面積よりも小さい
請求項1または2に記載の室内熱交換器。
【請求項5】
前記流路(51,61)は、
前記第1プレート部(50A,60A)に設けられる第1流路(51A)と、
前記第1プレート部(50A,60A)と前記第2プレート部(50B,60B)とに亘って設けられる第2流路(51B)とを有し、
第2流路(51B)は、第1流路(51A)を交差するように形成される
請求項1または2に記載の室内熱交換器。
【請求項6】
前記熱交換部(B)には、該熱交換部(B)と前記プレート積層体(50,60)との間に配置され、2つの前記伝熱管(42)同士を接続するU字状の接続管(400)が設けられ、
前記接続管(400)は、前記第1方向から見て前記段差部(X)に対向する位置に設けられる
請求項1または2に記載の室内熱交換器。
【請求項7】
前記伝熱管(42)を流れる冷媒の温度を検知する検知部(70)をさらに備え、
前記検知部(70)は前記接続管(400)に設けられる
請求項6に記載の室内熱交換器。
【請求項8】
前記接続管(400)には、
前記室内熱交換器が蒸発器として機能する場合、過熱領域の冷媒が流れ、
前記室内熱交換器が放熱器として機能する場合、過冷却領域の冷媒が流れる
請求項6に記載の室内熱交換器。
【請求項9】
請求項1または2に記載の室内熱交換器と、
圧縮された冷媒ガスが前記室内熱交換器(40)に搬送されるガス管(12a)とを備え、
前記ガス管(12a)は、前記プレート積層体(50,60)のうち前記第1プレート部(50A,60A)と前記第2プレート部(50B,60B)とが重なる部分に形成される前記流路(51,61)に接続される
空調室内機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、室内熱交換器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、熱交換器に接続される積層ヘッダーを開示する。積層ヘッダーを構成する各プレートには溝が形成される。このような溝を有する複数のプレートが積層されることで、溝が積層ヘッダー内部に形成される冷媒流路を構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2014/184917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プレート積層体を構成するプレートはいずれも同じ形状に形成される。冷媒流路の構造によって、プレートに形成される溝の形状や位置は異なる。従って、プレートによっては、溝が形成されない領域の面積は異なる。溝が形成されない領域は使用用途がないため、その領域が比較的大きいとその分空調機内の空間を有効利用できない。
【0005】
本開示の目的は、空調機内の空間を有効活用できる積層プレートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、
複数のフィン(41)と、前記複数のフィン(41)を貫通する複数の伝熱管(42)とを含む熱交換部(B)と、
内部に前記伝熱管(42)と連通する流路(51,61)が設けられ、前記伝熱管(42)の延びる第1方向に積層される複数のプレート(52,62)を有するプレート積層体(50,60)とを備え、
前記プレート積層体(50,60)は、
前記第1方向に前記熱交換部(B)と隣り合って配置され、
1つ以上の前記プレート(52,62)を有する第1プレート部(50A,60A)と、
前記第1プレート部(50A,60A)のプレート(52,62)と形状の異なる1つ以上の前記プレート(52,62)を有し、かつ、前記第1プレート部(50A,60A)の前記熱交換部(B)に対向する面の反対側の面に配置される第2プレート部(50B,60B)とを有し、
前記プレート積層体(50,60)のうち、前記熱交換部(B)に対向する第1面(501,601)の周縁部には段差部(X)が形成され、
前記段差部(X)は、前記第1プレート部(50A,60A)および前記第2プレート部(50B,60B)により形成される室内熱交換器である。
【0007】
第1の態様では、プレート積層体(50,60)に段差部(X)を設けることで、該段差部(X)に対向する位置に空間を形成できる。この空間内に所定の部品を配置させたりするなど該空間を有効活用できる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、
前記プレート積層体(50,60)は、3枚以上の前記プレート(52,62)からなり、
前記プレート積層体(50,60)のうち、
前記熱交換部(B)に最も近い前記第1プレート部(50A,60A)の前記プレート(52,62)を第1末端プレート(521)とし、
前記熱交換部(B)に最も遠い前記第2プレート部(50B,60B)の前記プレート(52,62)を第2末端プレート(525)とし、
前記第1末端プレート(521)と前記第2末端プレート(525)との間に配置される前記プレート(52,62)を中間プレート(522~524)としたときに、
前記流路(51,61)は、前記中間プレート(522~524,622~624)内を通るように形成され、
前記中間プレート(522~524)の板厚は、前記第1末端プレート(521)及び前記第2末端プレート(525)の板厚よりも厚い。
【0009】
第2の態様では、プレート積層体(50,60)の両端に配置されるプレート(52,62)よりも中央に配置されるプレート(52,62)の厚さを厚くすることで、プレート積層体(50,60)内に形成される冷媒流路(51,61)の流路断面の面積または内径を大きくすることができる。これにより冷媒流路(51,61)を流れる冷媒への圧力損失の増大を抑制できる。
【0010】
第3の態様は、第1または第2の態様において、
前記プレート積層体(50,60)のうち、第1面(501,601)および該第1面(501,601)の反対側の第2面(502,602)の少なくとも一部には、防食加工が施されている。
(【0011】以降は省略されています)

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