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公開番号
2025040590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147488
出願日
2023-09-12
発明の名称
スケジュール生成プログラム、スケジュール生成方法および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
G06Q
10/0631 20230101AFI20250317BHJP(計算;計数)
要約
【課題】効率性の高いスケジュールを生成する。
【解決手段】情報処理装置10は、操作に応じて状態変化が生じる複数の第1のオブジェクトと、関連する第1のオブジェクトの状態変化に応じて状態変化が生じる複数の第2のオブジェクトとを含むシステムを示し、状態変化に応じて変化するコストを各第2のオブジェクトに対して割り当てたシステムデータ13を取得する。情報処理装置10は、各第2のオブジェクトに対して、関連する第1のオブジェクトのうちの未変化の第1のオブジェクトの個数と、未変化の第1のオブジェクトに操作を行った場合の全体コストの変化量とを算出し、個数が小さいほど大きく変化量が大きいほど大きい指標値を算出する。情報処理装置10は、指標値が大きい第2のオブジェクトの状態変化が優先的に生じるように、第1のオブジェクトの操作の順序を示すスケジュールデータ17を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
操作に応じて第1の状態変化がそれぞれ生じる複数の第1のオブジェクトと、前記複数の第1のオブジェクトのうちの1つ以上の第1のオブジェクトとそれぞれ関連付けられており、関連する1つ以上の第1のオブジェクトの前記第1の状態変化に応じて第2の状態変化がそれぞれ生じる複数の第2のオブジェクトと、を含むシステムを示し、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、前記第2の状態変化に応じて変化するコストを割り当てたシステムデータを取得する処理と、
前記システムデータに基づいて、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、関連する前記1つ以上の第1のオブジェクトのうちの前記第1の状態変化が生じていない未変化の第1のオブジェクトの個数と、前記複数の第2のオブジェクトの前記コストを用いて前記システムに対して規定される全体コストの変化量であって、前記未変化の第1のオブジェクトに対して前記操作を行った場合の変化量とを算出し、前記個数が小さいほど大きく、前記変化量が大きいほど大きい指標値を算出する処理と、
前記複数の第2のオブジェクトのうち、前記指標値が大きい第2のオブジェクトの前記第2の状態変化が優先的に生じるように、前記複数の第1のオブジェクトに対する前記操作の順序を示すスケジュールデータを生成する処理と、
をコンピュータに実行させるスケジュール生成プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記生成する処理は、前記複数の第2のオブジェクトのうち、前記第2の状態変化を生じさせる1つの第2のオブジェクトを選択する毎に、未選択の第2のオブジェクトに対して前記指標値を算出し直す処理を含む、
請求項1記載のスケジュール生成プログラム。
【請求項3】
前記生成する処理は、2つ以上の第2のオブジェクトに対して同じ前記指標値が算出された場合、前記2つ以上の第2のオブジェクトのそれぞれを選択することで、前記未選択の第2のオブジェクトに対して前記指標値を算出し直した結果を示す2つ以上のパターンを生成し、前記2つ以上のパターンの比較に基づいて、前記2つ以上の第2のオブジェクトの前記第2の状態変化を生じさせる順序を決定する処理を含む、
請求項2記載のスケジュール生成プログラム。
【請求項4】
前記システムデータは、前記複数の第1のオブジェクトそれぞれに対して他のコストを割り当てており、前記全体コストは、更に前記他のコストを用いて規定される、
請求項1記載のスケジュール生成プログラム。
【請求項5】
前記指標値は、前記変化量を前記個数で割ることで算出される、
請求項1記載のスケジュール生成プログラム。
【請求項6】
操作に応じて第1の状態変化がそれぞれ生じる複数の第1のオブジェクトと、前記複数の第1のオブジェクトのうちの1つ以上の第1のオブジェクトとそれぞれ関連付けられており、関連する1つ以上の第1のオブジェクトの前記第1の状態変化に応じて第2の状態変化がそれぞれ生じる複数の第2のオブジェクトと、を含むシステムを示し、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、前記第2の状態変化に応じて変化するコストを割り当てたシステムデータを取得する処理と、
前記システムデータに基づいて、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、関連する前記1つ以上の第1のオブジェクトのうちの前記第1の状態変化が生じていない未変化の第1のオブジェクトの個数と、前記複数の第2のオブジェクトの前記コストを用いて前記システムに対して規定される全体コストの変化量であって、前記未変化の第1のオブジェクトに対して前記操作を行った場合の変化量とを算出し、前記個数が小さいほど大きく、前記変化量が大きいほど大きい指標値を算出する処理と、
前記複数の第2のオブジェクトのうち、前記指標値が大きい第2のオブジェクトの前記第2の状態変化が優先的に生じるように、前記複数の第1のオブジェクトに対する前記操作の順序を示すスケジュールデータを生成する処理と、
をコンピュータが実行するスケジュール生成方法。
【請求項7】
操作に応じて第1の状態変化がそれぞれ生じる複数の第1のオブジェクトと、前記複数の第1のオブジェクトのうちの1つ以上の第1のオブジェクトとそれぞれ関連付けられており、関連する1つ以上の第1のオブジェクトの前記第1の状態変化に応じて第2の状態変化がそれぞれ生じる複数の第2のオブジェクトと、を含むシステムを示し、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、前記第2の状態変化に応じて変化するコストを割り当てたシステムデータを記憶する記憶部と、
前記システムデータに基づいて、前記複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、関連する前記1つ以上の第1のオブジェクトのうちの前記第1の状態変化が生じていない未変化の第1のオブジェクトの個数と、前記複数の第2のオブジェクトの前記コストを用いて前記システムに対して規定される全体コストの変化量であって、前記未変化の第1のオブジェクトに対して前記操作を行った場合の変化量とを算出し、前記個数が小さいほど大きく、前記変化量が大きいほど大きい指標値を算出し、前記複数の第2のオブジェクトのうち、前記指標値が大きい第2のオブジェクトの前記第2の状態変化が優先的に生じるように、前記複数の第1のオブジェクトに対する前記操作の順序を示すスケジュールデータを生成する処理部と、
を有する情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスケジュール生成プログラム、スケジュール生成方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
コンピュータは、システム全体のコストを考慮して、システムに含まれる複数のオブジェクトを操作する順序を決定する最適化問題を解くことがある。最適化対象のシステムは、グループA,Bの2種類のオブジェクトを含むことがある。グループAのオブジェクトは、操作に応じて状態変化する。グループBのオブジェクトは、グループAのオブジェクトのうちの関連する1つ以上のオブジェクトの状態変化に応じて状態変化する。少なくとも一部のオブジェクトには、状態変化に応じて変化するコストが割り当てられる。
【0003】
グループAのオブジェクトに対する操作順序を変更することで、グループBのオブジェクトの状態変化のタイミングが従属的に変化する。よって、操作順序を変更することで、システム全体の単位時間コストの時間変化を示す曲線が変化する。コンピュータは、例えば、単位時間コストを積分したシステムコストが小さくなる操作順序を探索する。
【0004】
例えば、回線交換網を利用する複数の回線の移行順序を決定する回線移行順序生成方法が提案されている。複数の回線はそれぞれ、回線交換網に含まれる複数の回線交換機のうちの一部の回線交換機を経由する。提案の方法は、複数の回線それぞれに対して、その回線を移行することによって不使用状態になる回線交換機の個数を示すスコアを算出する。提案の方法は、算出されたスコアが最大の回線を除去し、残りの回線それぞれのスコアを再計算することを、残りの回線が無くなるまで繰り返す。
【0005】
なお、JIT(Just In Time)生産システムにおいて、ある部品の補充プロセスの状態変化が別の部品の補充プロセスの状態変化を引き起こすようなプロセスチェーンをモデル化するモデル化方法が提案されている。また、複数の部品の間の依存関係と、各部品の現在状態および変更後状態とから、それら複数の部品の状態を変更するための作業計画を生成する変更管理システムが提案されている。また、複数の通信フローそれぞれが通過するネットワークノードとデータ流量とに基づいて、各ネットワークノードに割り当てるリソースを管理するリソース割り当て装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2007/0005411号明細書
特開2015-215887号公報
特開2017-79352号公報
米国特許出願公開第2022/0094571号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、コンピュータは、システムに含まれる2種類のオブジェクトのうちの一方の種類のオブジェクトに対する操作順序を示すスケジュールを探索することがある。しかし、特許文献4に記載された回線移行順序生成方法が示すヒューリスティクスでは、効率性の高いスケジュールが生成されないことがあり、改善の余地がある。
【0008】
例えば、特許文献4に記載された回線移行順序生成方法では、探索の序盤において何れの回線を除去しても不使用状態になる回線交換機が生じないことがあり、前述のスコアを用いても序盤の操作順序が最適化されないことがある。そこで、1つの側面では、本発明は、効率性の高いスケジュールを生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの態様では、以下の処理をコンピュータに実行させるスケジュール生成プログラムが提供される。操作に応じて第1の状態変化がそれぞれ生じる複数の第1のオブジェクトと、複数の第1のオブジェクトのうちの1つ以上の第1のオブジェクトとそれぞれ関連付けられており、関連する1つ以上の第1のオブジェクトの第1の状態変化に応じて第2の状態変化がそれぞれ生じる複数の第2のオブジェクトと、を含むシステムを示し、複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、第2の状態変化に応じて変化するコストを割り当てたシステムデータを取得する。システムデータに基づいて、複数の第2のオブジェクトそれぞれに対して、関連する1つ以上の第1のオブジェクトのうちの第1の状態変化が生じていない未変化の第1のオブジェクトの個数と、複数の第2のオブジェクトのコストを用いてシステムに対して規定される全体コストの変化量であって、未変化の第1のオブジェクトに対して操作を行った場合の変化量とを算出し、個数が小さいほど大きく、変化量が大きいほど大きい指標値を算出する。複数の第2のオブジェクトのうち、指標値が大きい第2のオブジェクトの第2の状態変化が優先的に生じるように、複数の第1のオブジェクトに対する操作の順序を示すスケジュールデータを生成する。
【0010】
また、1つの態様では、コンピュータが実行するスケジュール生成方法が提供される。また、1つの態様では、記憶部と処理部とを有する情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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