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公開番号2025034717
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141276
出願日2023-08-31
発明の名称ワイヤ駆動装置、及びそれを備えた対象物移動装置
出願人株式会社ハイレックスコーポレーション
代理人個人,個人,個人
主分類E05F 15/697 20150101AFI20250306BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】レイアウトの自由度を向上させる薄型化が実現されたワイヤ駆動装置1を提供する。
【解決手段】ワイヤ駆動装置1は、周面に外周側ギア部52を有し、外周側ギア部52に付与された回転駆動力により回転するウォームホイール5と、ウォームホイール5の回転軸Оに一致した回転軸Оを有し、ウォームホイール5とともに回転するようにウォームホイール5に連結され、ワイヤが周面に巻き付けられたドラム3とを有し、ウォームホイール5におけるドラム3に対向する対向面の内周側に凹状の収容部53が形成されており、ドラム3におけるウォームホイール5に対向する対向面の全部が収容部53に収容されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤの巻き出し及び巻き戻しを行うことにより、前記ワイヤの先端側に接続された駆動対象を駆動するワイヤ駆動装置であって、
周面にギア部を有し、前記ギア部に付与された回転駆動力により回転するウォームホイールと、
前記ウォームホイールの回転軸に一致した回転軸を有し、前記ウォームホイールとともに回転するように前記ウォームホイールに連結され、前記ワイヤが周面に巻き付けられたドラムと、を有し、
前記ウォームホイールにおける前記ドラムに対向する対向面の内周側に凹状の収容部が形成されており、
前記ドラムにおける前記ウォームホイールに対向する対向面の全部が前記収容部に収容されている、
ワイヤ駆動装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ウォームホイールを収容するホイールハウジングと、
前記ドラムを収容するドラムハウジングと、
前記ドラムと前記ウォームホイールとの間に配置され、周縁部が前記ホイールハウジングと前記ドラムハウジングとに挟持され、前記ホイールハウジング側の空間とドラムハウジング側の空間とを液密状態に区分する防水カバーと、を有し、
前記防水カバーは、内周側に凹部が形成されており、前記凹部は、前記ウォームホイールの前記収容部に収容されていると共に、前記ドラムの前記対向面の全部を収容している、
請求項1に記載のワイヤ駆動装置。
【請求項3】
前記ウォームホイールは、前記収容部に囲まれた中心部に前記ホイールハウジング側の底面から前記ドラムハウジング側に突出され、底面が開口された中空状の回転軸を有し、
前記ドラムは、軸方向両端面が開口された中空状の嵌合部を有し、前記嵌合部に前記回転軸が嵌合されるにより前記ウォームホイールに連結されており、
前記ドラムハウジングは、前記ウォームホイールの前記回転軸の上端部を回転自在に支持し、
前記ホイールハウジングは、中心部に一体的に成型された凸状部が、前記ウォームホイールの前記回転軸に内挿され、
前記ウォームホイールは、前記凸状部に回転自在に支持されている、
請求項1または2に記載のワイヤ駆動装置。
【請求項4】
前記ドラムの外周には、前記ワイヤを沿わせるワイヤ溝が形成されており、前記ワイヤ溝は、外部に導出されない前記ワイヤが巻き付けられる余巻き部を有し、前記余巻き部における前記ドラムの回転軸と平行な方向の少なくとも一部が前記ウォームホイールの前記収容部に収容される、
請求項1または2に記載のワイヤ駆動装置。
【請求項5】
前記ウォームホイールを収容するホイールハウジングと、
前記ドラムを収容するドラムハウジングと、を有し、
前記ホイールハウジングと前記ドラムハウジングとは、締結部材が取り付けられる一箇所の取付部と、前記回転軸を回転中心として前記ドラムハウジングと前記ホイールハウジングとを相対回転することにより係合する係合機構と、を有する
請求項1または2に記載のワイヤ駆動装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載のワイヤ駆動装置を備えることを特徴する対象物移動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤ駆動装置、及びそれを備えた対象物移動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ワイヤの巻き出し及び巻き戻しを行うことにより、ワイヤの先端側に接続された駆動対象を駆動する技術に関し、特許文献1は、ドラムに設けられた嵌合部がウォームホイールの嵌合孔に嵌合されてウォームホイールの回転力をドラムに伝達する技術を開示している。具体的には、ウォームとウォームホイールからなる減速機構と、ウォームホイールと同軸で結合されたドラムとを同一のハウジングに収容してなる駆動機構と、一端がドラムに固定されて他端が反転プーリを介してキャリアプレートに連結された閉側ケーブルと、一端がドラムに固定されて他端がキャリアプレートに直接連結された開側ケーブルと、ウォームと機械的に連結するアマチュアを有し、駆動機構と連結可能な電動モータとを備えた技術を開示している。
【0003】
これにより、特許文献1の技術によれば、ウォームとウォームホイールからなる減速機構と、ウォームホイールと同軸で結合されたドラムとが同一のハウジングに収容されることによって、レイアウトの自由度を向上させる駆動機構の薄型化が実現されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-041310公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、駆動機構の取付対象へのレイアウトの自由度を向上させるためには、特許文献1に開示された技術だけでなく、さらなる装置の薄型化が必要である点で改善の余地がある。特に、駆動機構が車両の窓ガラスを昇降させるウインドレギュレータに用いられる場合、近年車両ドア内でのウインドレギュレータの取付空間に制約があることから、薄型化が望まれている。
【0006】
本発明は、レイアウトの自由度を向上させる薄型化が実現されたワイヤ駆動装置、及びそれを備えた対象物移動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るワイヤ駆動装置は、ワイヤの巻き出し及び巻き戻しを行うことにより、前記ワイヤの先端側に接続された駆動対象を駆動するものであって、
周面にギア部を有し、前記ギア部に付与された回転駆動力により回転するウォームホイールと、
前記ウォームホイールの回転軸に一致した回転軸を有し、前記ウォームホイールとともに回転するように前記ウォームホイールに連結され、前記ワイヤが周面に巻き付けられたドラムと、を有し、
前記ウォームホイールにおける前記ドラムに対向する対向面の内周側に凹状の収容部が形成されており、
前記ドラムにおける前記ウォームホイールに対向する対向面の全部が前記収容部に収容されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、レイアウトの自由度を向上させる薄型化が実現されたワイヤ駆動装置、及びそれを備えた対象物移動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
対象物移動装置の全体斜視図の一例である。
ワイヤ駆動装置のA-A線断面図の一例である。
ワイヤ駆動装置の分解斜視図の一例である。
ドラムハウジングとホイールハウジングとの係合状態の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。この明細書において「上面」、「上方向」、「下面」、「下方向」、及び「上下方向」の表現を用いているが、後述のドラム3の回転軸O(後述の図2~図4を参照)に沿って、ドラムハウジング2(後述の図3を参照)側を上側とし、ホイールハウジング6(後述の図3を参照)側を下側として定義する。なお、上述の上下の定義は、あくまでも説明の便宜上定義しただけにすぎない。
(【0011】以降は省略されています)

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