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公開番号2025029545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134294
出願日2023-08-21
発明の名称モジュール端子設計プログラム、モジュール端子設計方法、および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 30/32 20200101AFI20250227BHJP(計算;計数)
要約【課題】モジュール端子を含む回路を設計し易くすること。
【解決手段】情報処理装置101は、対象マクロ103について、設計対象回路102の電源構造に応じて配置可能な配置位置ごとに仮マクロを作成する。情報処理装置101は、作成した仮マクロ間の共通パターンを抽出する。情報処理装置101は、配置位置ごとに、仮マクロのうち共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出する。情報処理装置101は、対象マクロ103と対応付けて、共通パターンと、配置位置ごとの差分パターンとをライブラリ110に登録する。情報処理装置101は、設計対象回路102の物理設計時に、対象マクロ103をいずれかの配置位置に配置する際に、ライブラリ110を参照して、共通パターンと、当該いずれかの配置位置に対応する差分パターンとに基づいて、対象マクロ103内の持ち上げ対象端子に対するモジュール端子を作成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設計対象回路に配置される多層構造の対象マクロについて、前記設計対象回路の電源構造に応じて配置可能な複数の配置位置に含まれる配置位置ごとに、前記対象マクロ内の各層の端子の配置パターンを表す仮マクロを作成し、
作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、
前記配置位置ごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、
前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記配置位置ごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、
前記設計対象回路の物理設計時に、前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの配置位置に対応する差分パターンとに基づいて、前記対象マクロ内の持ち上げ対象端子に対するモジュール端子を作成する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするモジュール端子設計プログラム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記対象マクロに適用可能な複数の用途のそれぞれの用途と前記複数の配置位置のそれぞれの配置位置との組合せごとに、前記仮マクロを作成し、
作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、
前記組合せごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、
前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記組合せごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、
前記複数の用途のいずれかの用途で前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの用途と前記いずれかの配置位置との組合せに対応する差分パターンとに基づいて、前記モジュール端子を作成する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のモジュール端子設計プログラム。
【請求項3】
前記対象マクロに適用可能な外部接続用の複数の配線層のそれぞれの配線層と前記複数の配置位置のそれぞれの配置位置との組合せごとに、前記仮マクロを作成し、
作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、
前記組合せごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、
前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記組合せごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、
前記複数の配線層のいずれかの配線層で前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの配線層と前記いずれかの配置位置との組合せに対応する差分パターンとに基づいて、前記モジュール端子を作成する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモジュール端子設計プログラム。
【請求項4】
設計対象回路に配置される多層構造の対象マクロについて、前記設計対象回路の電源構造に応じて配置可能な複数の配置位置に含まれる配置位置ごとに、前記対象マクロ内の各層の端子の配置パターンを表す仮マクロを作成し、
作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、
前記配置位置ごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、
前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記配置位置ごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、
前記設計対象回路の物理設計時に、前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの配置位置に対応する差分パターンとに基づいて、前記対象マクロ内の持ち上げ対象端子に対するモジュール端子を作成する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするモジュール端子設計方法。
【請求項5】
設計対象回路に配置される多層構造の対象マクロについて、前記設計対象回路の電源構造に応じて配置可能な複数の配置位置に含まれる配置位置ごとに、前記対象マクロ内の各層の端子の配置パターンを表す仮マクロを作成し、
作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、
前記配置位置ごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、
前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記配置位置ごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、
前記設計対象回路の物理設計時に、前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの配置位置に対応する差分パターンとに基づいて、前記対象マクロ内の持ち上げ対象端子に対するモジュール端子を作成する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モジュール端子設計プログラム、モジュール端子設計方法、および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、LSI(Large Scale Integration)設計において、回路の大規模化に伴って階層設計が行われることが多い。階層設計は、機能単位で階層を分けて設計する手法である。階層設計を行う場合には、階層間接続用のI/O(Input/Output)端子であるモジュール端子が配置される。
【0003】
先行技術としては、例えば、端子層が最下層にあり配線層が4層を超える半導体集積装置について、配線長の長い配線から順に上の配線層に割り付けたり、配線長の短い配線から順に下の配線層に割り付けたりする配線方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-142060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、LSIなどの階層設計を行うにあたり、階層間接続用のモジュール端子を含む回路の設計を行うことが難しい。
【0006】
一つの側面では、本発明は、モジュール端子を含む回路を設計し易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、設計対象回路に配置される多層構造の対象マクロについて、前記設計対象回路の電源構造に応じて配置可能な複数の配置位置に含まれる配置位置ごとに、前記対象マクロ内の各層の端子の配置パターンを表す仮マクロを作成し、作成した前記仮マクロ同士の配置パターンを比較した結果に基づいて、前記仮マクロ間で共通する部分を表す共通パターンを抽出し、前記配置位置ごとに、作成した前記仮マクロのうち、抽出した前記共通パターンとの差分を表す差分パターンを抽出し、前記対象マクロと対応付けて、前記共通パターンと、抽出した前記配置位置ごとの前記差分パターンとをライブラリに登録し、前記設計対象回路の物理設計時に、前記対象マクロを前記複数の配置位置のいずれかの配置位置に配置する際に、前記ライブラリを参照して、前記共通パターンと、前記いずれかの配置位置に対応する差分パターンとに基づいて、前記対象マクロ内の持ち上げ対象端子に対するモジュール端子を作成する、モジュール端子設計プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、モジュール端子を含む回路を設計し易くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかるモジュール端子設計方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、階層化設計の一例を示す説明図である。
図3は、論理的な階層間の接続例を示す説明図である。
図4は、物理的な階層間の接続例を示す説明図である。
図5は、配置位置に応じたマクロの一例を示す説明図である。
図6は、設計支援システム600のシステム構成例を示す説明図である。
図7は、設計支援サーバ601のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図8は、設計支援サーバ601の機能的構成例を示すブロック図である。
図9Aは、マクロライブラリ620の登録例を示す説明図(その1)である。
図9Bは、マクロライブラリ620の登録例を示す説明図(その2)である。
図10は、モジュール端子生成ライブラリのフォーマット例を示す説明図である。
図11Aは、モジュール端子生成情報の具体例を示す説明図(その1)である。
図11Bは、モジュール端子生成情報の具体例を示す説明図(その2)である。
図11Cは、モジュール端子生成情報の具体例を示す説明図(その3)である。
図12Aは、モジュール端子の作成例を示す説明図(その1)である。
図12Bは、モジュール端子の作成例を示す説明図(その2)である。
図13は、設計支援サーバ601のライブラリ作成処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14Aは、マクロ共通層抽出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図14Bは、マクロ共通層抽出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図15は、差分ライブラリ作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16Aは、設計支援サーバ601のモジュール端子持ち上げ処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図16Bは、設計支援サーバ601のモジュール端子持ち上げ処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図17は、モジュール端子作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図18は、設計支援サーバ601のモジュール端子持ち上げ処理手順(会話型エディタ)の一例を示すフローチャートである。
図19Aは、実施例1にかかるマクロ共通層抽出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図19Bは、実施例1にかかるマクロ共通層抽出処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図20は、実施例1にかかる差分ライブラリ作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図21は、制御ファイルの具体例を示す説明図である。
図22は、制御ファイル雛形の一例を示す説明図である。
図23は、設計支援サーバ601の制御ファイル雛形作成処理手順の一例を示すフローチャートである。
図24Aは、制御ファイルの作成にかかる操作画面の一例を示す説明図(その1)である。
図24Bは、制御ファイルの作成にかかる操作画面の一例を示す説明図(その2)である。
図25Aは、実施例2にかかるモジュール端子持ち上げ処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図25Bは、実施例2にかかるモジュール端子持ち上げ処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図26Aは、実施例2にかかるモジュール端子持ち上げ処理手順(会話型エディタ)の一例を示すフローチャート(その1)である。
図26Bは、実施例2にかかるモジュール端子持ち上げ処理手順(会話型エディタ)の一例を示すフローチャート(その2)である。
図27Aは、制御ファイルの入力にかかる操作画面の一例を示す説明図(その1)である。
図27Bは、制御ファイルの入力にかかる操作画面の一例を示す説明図(その2)である。
図28Aは、実施例3にかかるモジュール端子チェック処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図28Bは、実施例3にかかるモジュール端子チェック処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図29は、チェック処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図30Aは、用途情報取得処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。
図30Bは、用途情報取得処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
図31は、チェック結果の具体例を示す説明図である。
図32は、モジュール端子チェックにかかる操作画面の一例を示す説明図である。
図33は、実施例3にかかるエラー箇所修正処理手順の一例を示すフローチャートである。
図34は、エラー箇所の修正にかかる操作画面の一例を示す説明図である。
図35は、未配置箇所の修正にかかる操作画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかるモジュール端子設計プログラム、モジュール端子設計方法、および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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