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公開番号2025027952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2024052390
出願日2024-03-27
発明の名称ケーブルアセンブリ、ケーブルコネクタ及び製造方法
出願人昆山聯滔電子有限公司,Lanto Electronic Limited
代理人TRY国際弁理士法人
主分類H02G 15/02 20060101AFI20250220BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブルアセンブリ、ケーブルコネクタ及び製造方法を開示する。
【解決手段】一実施形態によるケーブルアセンブリは複数の導線、外装層、編組層及び固定ブロックを含む。前記導線は、導電用の芯線、及び前記芯線を被覆する絶縁層を含む。前記外装層は前記複数の導線を被覆する。前記編組層は前記外装層を被覆する。前記固定ブロックは前記編組層に射出成形され、前記固定ブロックの材料の一部は前記編組層に浸入して前記編組層と前記外装層とを一体化する。このようにして、本実施形態のケーブルアセンブリの構造信頼性が高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーブルアセンブリであって、
導電用の芯線(11)、及び前記芯線(11)を被覆する絶縁層(12)を含む複数の導線(1)と、
前記複数の導線(1)を被覆する外装層(2)と、
前記外装層(2)を被覆する編組層(3)と、
前記編組層(3)に射出成形され、材料の一部が前記編組層(3)に浸入して前記編組層(3)と前記外装層(2)とを一体化する固定ブロック(4)と、を含むことを特徴とするケーブルアセンブリ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記導線(1)は突出線(111)を含み、前記突出線(111)は前記外装層(2)の第1端部(21)及び前記編組層(3)の第2端部(31)から延びて突出し、前記固定ブロック(4)の少なくとも一部は前記第1端部(21)、前記第2端部(31)及び前記突出線(111)の根元部(112)に成形されることを特徴とする請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項3】
前記突出線(111)の根元部(112)は前記突出線(111)の前記第1端部(21)及び前記第2端部(31)に近い部位であり、前記固定ブロック(4)の少なくとも一部は前記突出線(111)の絶縁層(12)に成形されることを特徴とする請求項2に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項4】
少なくとも一部の前記導線(1)の前記突出線(111)は湾曲部(1111)及び前記湾曲部(1111)から延びる延在部(1112)を含み、前記固定ブロック(4)は前記突出線(111)の湾曲部(1111)に成形されることで、前記延在部(1112)同士の位置を維持することを特徴とする請求項3に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記外装層(2)はシリカゲル外装層さらに前記編組層(3)はPET編組層であることを特徴とする請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項6】
前記固定ブロック(4)はポリアミド固定ブロック、アクリル酸樹脂固定ブロック又はエポキシ樹脂固定ブロックであることを特徴とする請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項7】
ケーブルコネクタであって、コネクタアダプタ(300)、及び請求項1~6のいずれか一項に記載のケーブルアセンブリを含み、前記芯線(11)は前記コネクタアダプタ(300)に直接又は間接的に電気的接続されることを特徴とするケーブルコネクタ。
【請求項8】
ケーブルアセンブリの製造方法であって、
キャリア(400)を提供するステップであって、前記キャリア(400)は、複数のケーブル位置決め溝(401)、及び前記複数のケーブル位置決め溝(401)に連通する成形溝(402)を有するステップと、
ケーブルを提供するステップであって、前記ケーブルは、複数の導線(1)、前記複数の導線(1)を被覆する外装層(2)、及び前記外装層(2)を被覆する編組層(3)を含み、前記導線(1)は、導電用の芯線(11)、及び前記芯線(11)を被覆する絶縁層(12)を含むステップと、
前記ケーブルの前記複数の導線(1)を前記複数のケーブル位置決め溝(401)内に取り付け、前記外装層(2)の端部及び前記編組層(3)の端部を前記成形溝(402)に延在させるステップと、
成形金型を提供するステップであって、前記成形金型は、前記キャリア(400)に取り付けられ、射出成形口及び射出成形ランナーを含み、前記射出成形ランナーは前記射出成形口と前記成形溝(402)とを連通させるステップと、
液体充填材を前記射出成形口に注入し、前記充填材が前記射出成形ランナーを介して前記成形溝(402)内に注入され、前記充填材が前記編組層(3)に浸入するステップと、
前記充填材を硬化させて請求項1~6のいずれか一項に記載のケーブルアセンブリ(100)を得るステップと、を含むことを特徴とするケーブルアセンブリの製造方法。
【請求項9】
液体充填材を前記射出成形口に注入する時、前記充填材の温度はTであり、T≦260℃であり、前記充填材の粘度はηであり、η≦5000mPa.sであることを特徴とする請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
210℃≦T≦260℃、1mPa.s≦η≦2000mPa.sであることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はケーブルアセンブリ、ケーブルコネクタ及び製造方法に関し、コネクタの技術分野に属する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
関連技術におけるケーブルコネクタは、通常、コネクタアダプタ及び前記コネクタアダプタに接続されるケーブルアセンブリを含む。前記ケーブルアセンブリは、通常、複数の導線及び前記複数の導線を被覆する外装層を含む。前記外装層は、通常、熱可塑性ポリウレタン(Thermoplastic Polyurethane、TPU)外装層である。
【0003】
技術の発展に伴い、より良い視覚、触覚、より高い安全性、耐用年数を得るために、関連技術では、もう1つの編組層で前記外装層を被覆することが研究されている。しかしながら、前記編組層の構造が柔らかく、伸縮性が高く、前記外装層への付着力が非常に小さいため、編組層が前記外装層上を滑りやすく、その結果、前工程段階で前記ケーブルアセンブリに収縮現象が発生し、製品の外観及び関連機能を損なってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、構造の信頼性が高いケーブルアセンブリ、ケーブルコネクタ及び前記ケーブルアセンブリの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は、以下の技術的解決手段を採用する。ケーブルアセンブリであって、
導電用の芯線、及び前記芯線を被覆する絶縁層を含む複数の導線と、
前記複数の導線を被覆する外装層と、
前記外装層を被覆する編組層と、
前記編組層に射出成形され、材料の一部が前記編組層に浸入して前記編組層と前記外装層とを一体化する固定ブロックと、を含む。
【0006】
本発明のさらに改良された技術的解決手段として、前記導線は突出線を含み、前記突出線は前記外装層の第1端部及び前記編組層の第2端部から延びて突出し、前記固定ブロックの少なくとも一部は前記第1端部、前記第2端部及び前記突出線の根元部に成形される。
【0007】
本発明のさらに改良された技術的解決手段として、前記突出線の根元部は前記突出線の前記第1端部及び前記第2端部に近い部位であり、前記固定ブロックの少なくとも一部は前記突出線の絶縁層に成形される。
【0008】
本発明のさらに改良された技術的解決手段として、少なくとも一部の前記導線の前記突出線は湾曲部及び前記湾曲部から延びる延在部を含み、前記固定ブロックは前記突出線の湾曲部に成形されることで、前記延在部同士の位置を維持する。
【0009】
本発明のさらに改良された技術的解決手段として、前記外装層はシリカゲル外装層である。
【0010】
本発明のさらに改良された技術的解決手段として、前記編組層はPET編組層である。
(【0011】以降は省略されています)

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