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公開番号
2025006189
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106833
出願日
2023-06-29
発明の名称
データ転送制御装置および情報処理装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人真田特許事務所
,
個人
主分類
G06F
13/28 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約
【課題】DSC(ディスクリプタ)がメモリに連続して格納されていない場合においても、回路規模の増大を抑制しつつ、装置の性能を向上できるようにする。
【解決手段】DMA(Direct Memory Access)による装置間のデータ転送をDSCに基づき実行する制御装置は、メモリの第1アドレスに格納された第1DSCと、メモリに格納された1以上のDSCとを含む所定数のDSCに相当するサイズのデータを第1アドレスからバッファに書き込み、当該データに基づき、メモリにDSCが第1DSCから連続して格納されているか否かを判定し、連続していない場合、当該データのうちの、第1DSCから連続する1以上のDSCにおける最後の第2DSCに続くデータをバッファから破棄し、第2DSCが示すメモリの第2アドレスから、第2アドレスに格納された第3DSCを含む所定数のDSCに相当するサイズのデータをバッファに書き込む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
DMA(Direct Memory Access)による処理装置間のデータ転送をディスクリプタに基づき実行するデータ転送制御装置であって、
第1処理装置が備える第1メモリの第1アドレスに格納された第1ディスクリプタと、前記第1メモリに格納された1以上のディスクリプタとを含む所定数のディスクリプタに相当するサイズのデータを前記第1アドレスから読み出してバッファに書き込み、
読み出された前記データに基づき、前記第1メモリにディスクリプタが前記第1ディスクリプタから連続して格納されているか否かを判定し、
前記第1メモリにディスクリプタが連続して格納されていないと判定された場合、前記データのうちの、前記第1ディスクリプタから連続する1以上のディスクリプタにおける最後の第2ディスクリプタに続くデータを前記バッファから破棄し、
前記第2ディスクリプタが示す前記第1メモリの第2アドレスから、前記第2アドレスに格納された第3ディスクリプタを含む前記所定数のディスクリプタに相当するサイズのデータを読み出して前記バッファに書き込む、
制御部を備える、データ転送制御装置。
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【請求項2】
前記制御部は、
前記バッファから読み出されたディスクリプタに対応するデータを、前記DMAにより前記第1メモリから第2処理装置が備える第2メモリにデータ転送し、
前記データ転送がエラーにより失敗した場合、前記エラーの発生箇所に関する情報を含むエラー情報に基づき、前記第1メモリからの前記所定数のディスクリプタの読み出しを制御するための制御情報の巻き戻し先を決定し、
決定された前記巻き戻し先の状態に前記制御情報を巻き戻し、
前記エラーの発生箇所に関する情報を前記第1処理装置のプロセッサに通知する、
請求項1に記載のデータ転送制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記プロセッサからの再開の指示の受信に応じて、巻き戻された前記制御情報が示す前記第1メモリの第3アドレスから、前記第3アドレスに格納された第4ディスクリプタを含む前記所定数のディスクリプタに相当するサイズのデータを読み出して前記バッファに書き込む、
請求項2に記載のデータ転送制御装置。
【請求項4】
前記判定は、前記第1メモリにおける前記ディスクリプタの格納アドレスと前記ディスクリプタのデータサイズとを加算した値と、前記ディスクリプタに設定された、次のディスクリプタの格納アドレスと、が一致するか否かを、前記第1ディスクリプタから順に判定する処理を含む、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のデータ転送制御装置。
【請求項5】
前記所定数は、前記第1メモリに格納されたディスクリプタの数から前記バッファに書き込まれたディスクリプタの数を減算した数、及び、予め設定された最大数であって前記第1メモリから前記バッファに一度に読み出すディスクリプタの前記最大数、のうちのいずれか小さい数である、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のデータ転送制御装置。
【請求項6】
プロセッサと、
メモリと、
DMA(Direct Memory Access)による情報処理装置間のデータ転送をディスクリプタに基づき実行するデータ転送制御装置と、を備え、
前記データ転送制御装置は、
前記メモリの第1アドレスに格納された第1ディスクリプタと、前記メモリに格納された1以上のディスクリプタとを含む所定数のディスクリプタに相当するサイズのデータを前記第1アドレスから読み出してバッファに書き込み、
読み出された前記データに基づき、前記メモリにディスクリプタが前記第1ディスクリプタから連続して格納されているか否かを判定し、
前記メモリにディスクリプタが連続して格納されていないと判定された場合、前記データのうちの、前記第1ディスクリプタから連続する1以上のディスクリプタにおける最後の第2ディスクリプタに続くデータを前記バッファから破棄し、
前記第2ディスクリプタが示す前記メモリの第2アドレスから、前記第2アドレスに格納された第3ディスクリプタを含む前記所定数のディスクリプタに相当するサイズのデータを読み出して前記バッファに書き込む、
制御部を備える、情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ転送制御装置および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ストレージ装置が備える複数のCM(Controller Module)間のデータ転送は、CMが備えるデータ転送制御装置、例えばDMA(Direct Memory Access)コントローラによるDMAにより実行される。DMAは、以下の(1)~(3)の処理を含む。
【0003】
(1)ディスクリプタのフェッチ
CMのCPU(Central Processing Unit)がメモリに1以上のディスクリプタ(DSC:Descriptor)を書き込み、DSCを書き込んだ先頭のメモリアドレスとDSC数とをDMAコントローラに通知することで、DMAを起動する。
【0004】
DSCは、所定のフォーマットを有する所定サイズ(例えば64バイト)のデータである。DSCには、DMAによるデータの転送元メモリアドレス及び転送先メモリアドレス,データ転送長(転送サイズ),次のディスクリプタが書き込まれたDSCメモリアドレス等が含まれる。
【0005】
DMAコントローラは、CPUから通知されたメモリアドレスからDSCをフェッチする。なお、DMAコントローラは、(2)の処理で参照したDSCにDSCメモリアドレスが含まれる場合、当該DSCメモリアドレスから次のDSCをフェッチする。
【0006】
(2)データ転送
DMAコントローラは、DSCに従い、転送元メモリアドレスからデータ転送長のデータをリードし、転送先メモリアドレスにデータをライトする。転送先メモリアドレスは、他のCMのメモリの空間である。
【0007】
(3)完了割り込み
DMAコントローラは、上記(1)及び(2)の処理をCPUから通知されたDSC数の回数実行した場合、CPUに完了の割り込みを発行する。
【0008】
ところで、DMAコントローラによる上記(2)の処理にかかる時間は、データ転送長に応じて変化する。データ転送長が小さい場合、例えばデータ転送長が4K(キロ)バイト未満である場合、データの転送には、1μs(マイクロ秒)程度の時間がかかる。当該時間は、データ転送長が大きくなるにつれて増加していく。
【0009】
一方、DMAコントローラによる上記(1)の処理にかかる時間も1μs程度である。このため、データ転送長が小さいデータの転送が連続して複数回実行される場合、複数回のデータの転送にかかる時間に対して、複数回のDSCのリードにかかる時間が無視できず、DMAコントローラを含むCMの性能低下が生じ得る。
【0010】
上記(1)の処理にかかる時間の内訳は、DSCのリードの準備やメモリとの通信にかかる時間が支配的であり、固定長(64バイト)のDSCのリード(転送)にかかる時間は僅かである。従って、1回のリード動作で複数のDSCをまとめてリードしたとしても、複数のDSCのフェッチにかかる時間を1μs程度に抑えることができ、1つあたりのDSCについて上記(1)の処理にかかる時間を短縮できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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