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公開番号
2025002491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102704
出願日
2023-06-22
発明の名称
伝送装置及び伝送システム
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06F
13/10 20060101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約
【課題】サーバと対向装置との間の長距離伝送に適した伝送装置等を提供する。
【解決手段】伝送装置は、サーバと対向装置との間で信号を伝送する。伝送装置は、記憶部と、前記サーバ内の第1のキュー及び前記サーバ内の第2のキューを制御すると共に、前記記憶部を制御する制御部と、を有する。前記制御部は、前記サーバから前記対向装置への処理要求の発行を検出した場合に、前記処理要求を前記第1のキューにキューイングし、当該処理要求に応じたデータを前記サーバから取得し、取得したデータを前記記憶部に記憶する。前記制御部は、前記データ及び前記処理要求の前記対向装置への転送を要求した後、前記対向装置で前記処理要求を実行する前に、前記処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
サーバと対向装置との間で信号を伝送する伝送装置であって、
記憶部と、
前記サーバ内の第1のキュー及び前記サーバ内の第2のキューを制御すると共に、前記記憶部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記サーバから前記対向装置への処理要求の発行を検出した場合に、前記処理要求を前記第1のキューにキューイングし、当該処理要求に応じたデータを前記サーバから取得し、取得したデータを前記記憶部に記憶すると共に、
前記データ及び前記処理要求の前記対向装置への転送を要求した後、前記対向装置で前記処理要求を実行する前に、前記処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする伝送装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記対向装置からの処理完了に応じて前記記憶部に記憶中のデータを消去することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
【請求項3】
サーバと対向装置との間で信号を伝送する伝送装置であって、
記憶部と、
前記対向装置内の第1のキュー及び前記対向装置内の第2のキューを制御すると共に、前記記憶部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記サーバから転送された処理要求及びデータを受信した場合に、受信したデータを前記記憶部に記憶すると共に、
受信した処理要求を前記第1のキューにキューイングし、前記第1のキューにキューイングされた前記処理要求に応じて、前記記憶部に記憶中のデータを用いて前記処理要求を実行し、前記処理要求の実行後に当該処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする伝送装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記処理要求に関わる前記データのエラーを検出した場合に、再処理要求を発行して前記第1のキューにキューイングし、前記第1のキューにキューイングされた前記再処理要求に応じて、前記記憶部から当該データを読み出し、読み出した当該データを用いて前記処理要求を実行し、当該処理要求の実行後に当該処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記処理要求に関わる前記データのエラーを検出した場合に、再処理要求を発行して前記第1のキューにキューイングし、前記第1のキューにキューイングされた前記再処理要求に応じて、前記サーバ側の伝送装置に記憶中のデータを受信し、受信した当該データを用いて前記処理要求を実行し、当該処理要求の実行後に当該処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
【請求項6】
サーバと接続する第1の伝送装置と、対向装置と接続する第2の伝送装置との間で信号を伝送する伝送システムであって、
前記第1の伝送装置は、
第1の記憶部と、
前記サーバ内の第1のキュー及び前記サーバ内の第2のキューを制御すると共に、前記第1の記憶部を制御する第1の制御部と、を有し、
前記第1の制御部は、
前記サーバから前記対向装置への処理要求の発行を検出した場合に、前記処理要求を前記サーバ内の第1のキューにキューイングし、当該処理要求に応じたデータを前記サーバから取得し、取得したデータを前記第1の記憶部に記憶すると共に、
前記データ及び前記処理要求の前記第2の伝送装置への転送を要求した後、前記第2の伝送装置で前記処理要求を実行する前に、前記処理要求の処理完了を前記サーバ内の第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする伝送システム。
【請求項7】
前記第2の伝送装置は、
第2の記憶部と、
前記第2の伝送装置内の第1のキュー及び前記第2の伝送装置内の第2のキューを制御すると共に、前記第2の記憶部を制御する第2の制御部と、を有し、
前記第2の制御部は、
前記第1の伝送装置から転送された処理要求及びデータを受信した場合に、受信したデータを前記第2の記憶部に記憶すると共に、
受信した処理要求を前記第2の伝送装置内の第1のキューにキューイングし、前記第2の伝送装置内の第1のキューにキューイングされた前記処理要求に応じて、前記第2の記憶部に記憶中のデータを用いて前記処理要求を実行し、当該処理要求の実行後に当該処理要求の処理完了を前記第2の伝送装置内の第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する
ことを特徴とする請求項6に記載の伝送システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、伝送装置及び伝送システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、例えば、データセンタ内のデータ通信において、コンピュートサーバ内でCPU(Central Processing Unit)が広帯域SSD(Solid State Drive)ストレージへ高速アクセスする際に使用するプロトコルとしてNVMe(Non-Volatile Memory express)が知られている。
【0003】
また、コンピュートサーバとストレージサーバとの間のデータ通信の高速化や効率化を実現することを目的としてNVMeを拡張するNVMe-of(over fabric)が知られている。NVMe-ofは、例えば、Ethernet(登録商標)又はInfini-bandプロトコルでカプセリングすることでL2SW等のファブリック超えを可能にしている。NVMe-ofのデータ通信では、例えば、RDMA(Remote Direct Memory Access)プロトコルを使用したNVMe-over RDMA等が知られている。また、NVMe-of処理については、コンピュートサーバ側のホストCPUのネットワーク制御負荷を軽減するためにスマートNIC(Network Interface Card)にネットワーク制御の負荷をオフロード処理させることが知られている。
【0004】
NVMe-ofを採用した伝送システムでは、コンピュートサーバ内のホストCPUと、ストレージサーバ内のNVMeコントローラとの間でキューによる管理・制御を行うことで、各処理部の性能差の調停、順序性や到達性の担保を図っている。ホストCPUは、NVMeコントローラを制御するために使用されるAdminと、データ転送を行うために使用されるI/Oとを有し、それぞれにSQ(Submission Queue)/CQ(Completion Queue)が1つ以上割り当てられている。SQは、例えば、ホストCPUがNVMeコントローラに処理要求を発行する際にキューイングする循環バッファである。また、CQは、処理要求が実行済みの処理完了フラグをキューイングする循環バッファである。NVMeコントローラも、Adminと、I/Oとを有し、それぞれにSQ/CQが1つ以上割り当てられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2022/0197710号明細書
特開2022-122478号公報
米国特許出願公開第2020/0177660号明細書
国際公開第2016/135875号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
NVMe-ofを採用した伝送システムでは、コンピュートサーバとストレージサーバとの間の距離が、例えば、1km程度の短距離である。しかしながら、データセンタの伝送システムでは、低遅延化や低消費電力化が求められる中、光伝送及びCPO(Co-Packaged Optics)の実用化も検討されており、今後は、光伝送用L1フレームを用いたデータセンタ間の長距離伝送も需要として考えられている。そこで、コンピュートサーバとストレージサーバとの間の距離が、例えば、1200km程度の長距離伝送のNVMe-ofの伝送システムが求められているのが実情である。
【0007】
一つの側面では、長距離伝送に適したNVMe-of対応の伝送装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つの態様の伝送装置は、サーバと対向装置との間で信号を伝送する。伝送装置は、記憶部と、前記サーバ内の第1のキュー及び前記サーバ内の第2のキューを制御すると共に、前記記憶部を制御する制御部と、を有する。前記制御部は、前記サーバから前記対向装置への処理要求の発行を検出した場合に、前記処理要求を前記第1のキューにキューイングし、当該処理要求に応じたデータを前記サーバから取得し、取得したデータを前記記憶部に記憶する。前記制御部は、前記データ及び前記処理要求の前記対向装置への転送を要求した後、前記対向装置で前記処理要求を実行する前に、前記処理要求の処理完了を前記第2のキューにキューイングして当該処理完了のキューを開放する。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面によれば、サーバと対向装置との間の長距離伝送に適した伝送装置等を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施例の光伝送システムの一例を示す説明図である。
図2は、本実施例の光伝送システムに使用する第1のスマートNIC及び第2のスマートNICの一例を示す説明図である。
図3は、書込み要求処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図4は、書込み要求処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図5は、第1のデータ再送処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図6は、第1のデータ再送処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図7は、第2のデータ再送処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図8は、第2のデータ再送処理に関わる光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図9は、本実施例の光伝送システムと比較例の光伝送システムとの比較結果の一例を示す説明図である。
図10は、比較例の光伝送システムの一例を示す説明図である。
図11は、比較例の光伝送システムに使用する第3のスマートNIC及び第4のスマートNICの一例を示す説明図である。
図12は、書込み要求処理に関わる比較例の光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図13は、書込み要求処理に関わる比較例の光伝送システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
図14は、従来の短距離伝送システムと比較例の光伝送システムとの比較結果の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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