TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025002152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102109
出願日2023-06-21
発明の名称紙容器
出願人日本製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/42 20060101AFI20241226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 縦広がりで大きく開口する注出口を確保でき液状内容物の注出を容易にした紙容器を得る。
【解決手段】 切妻屋根型の紙容器1において、4つの胴部パネル6,7,8,9のうち、注出口27となり開封される一方の妻壁形成パネル22が連設される胴部パネル7を胴部正面パネル45としたとき、胴部正面パネル45に、胴部正面パネル45の左右の胴部縦折罫線3,4の上下端またはその近傍に設定した基点P1,P2に繋がり、胴部正面パネル45の横幅方向内側に向かって膨む2本の第1折罫線46,47を形成し、第1折罫線46,47の頂点T1,T2またはその近傍から胴部縦折罫線3,4に向かって横方向に延び胴部縦折罫線3,4を跨いで胴部左側面パネル48、胴部右側面パネル49の一部まで及ぶ第2折罫線50,51を形成した。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、胴部縦折罫線を介して連設された4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが頂部横折罫線を介して連設され、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型の紙容器において、
前記4つの胴部パネルのうち、注出口となり開封される一方の前記妻壁形成パネルが連設される胴部パネルを胴部正面パネルとしたとき、前記胴部正面パネルに、前記胴部正面パネルの左右の胴部縦折罫線の上下端またはその近傍に設定した2つの基点に繋がり、前記胴部正面パネルの横幅方向内側に向かって膨む2本の第1折罫線が形成され、さらに、前記2本の第1折罫線のそれぞれの頂点またはその近傍から前記左右の胴部縦折罫線に向かって横方向に延び前記左右の胴部縦折罫線を跨いで胴部左側面パネル、胴部右側面パネルの一部まで及ぶ第2折罫線が形成されていることを特徴とする紙容器。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記第1折罫線は、最大膨出位置を頂点とする略楕円弧状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
【請求項3】
前記胴部の胴部背面パネルには、前記胴部背面パネルの左右の胴部縦折罫線上またはその近傍で前記左右の胴部縦折罫線に沿って上下方向に設定した2つの基点に繋がり、前記胴部背面パネルの横幅方向内側に向かって膨む2本の第3折罫線が形成され、前記第3折罫線のそれぞれの頂点は、前記第1折罫線のそれぞれの頂点と水平方向概ね同位置となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器。
【請求項4】
前記第3折罫線は、最大膨出位置を頂点とする略楕円弧状に形成したことを特徴とする請求項3に記載の紙容器。
【請求項5】
前記胴部左側面パネルおよび前記胴部右側面パネルには、前記第2折罫線の先端側に位置して、上下方向に延びる滑り止め用罫線が胴部背面側パネル方向に向かって複数本形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の紙容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液状内容物を収容する紙容器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、牛乳、ジュース、酒などの液状内容物を収容する紙容器として、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、胴部縦折罫線を介して連設された4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の胴部が形成され、胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが連設され、一対の切妻屋根形成パネルの間に一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型の紙容器が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このような切妻屋根型の紙容器の注出口の開封は、注出口となる妻壁形成パネル側における外側トップシールパネル及び内側トップシールパネルの加熱シールされている対向面同士を剥がし、一対の切妻屋根形成パネルの間に折り込まれている前記妻壁形成パネルを引き出し、頂部横折罫線を介して連設している胴部パネルとの境界の頂部横折罫線から外側へ折り返して注出口を開口させるようにして行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-234524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の紙容器にあっては、形成された注出口は横方向に長い菱形状を呈し、注出口の開口面積が小さく、また液状内容物が横広がりの状態で流出するため注ぎ難いものとなっているといった問題がある。
【0006】
本発明の目的は、縦広がりで大きく開口する注出口を確保でき液状内容物の注出を容易にした紙容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、胴部縦折罫線を介して連設された4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが頂部横折罫線を介して連設され、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型の紙容器において、前記4つの胴部パネルのうち、注出口となり開封される一方の前記妻壁形成パネルが連設される胴部パネルを胴部正面パネルとしたとき、前記胴部正面パネルに、前記胴部正面パネルの左右の胴部縦折罫線の上下端またはその近傍に設定した2つの基点に繋がり、前記胴部正面パネルの横幅方向内側に向かって膨む2本の第1折罫線が形成され、さらに、前記2本の第1折罫線のそれぞれの頂点またはその近傍から前記左右の胴部縦折罫線に向かって横方向に延び前記左右の胴部縦折罫線を跨いで胴部左側面パネル、胴部右側面パネルの一部まで及ぶ第2折罫線が形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、注出口となる妻壁形成パネル側における外側トップシールパネル及び内側トップシールパネルの加熱シールされている対向面同士を剥がし、一対の切妻屋根形成パネルの間に折り込まれている前記妻壁形成パネルを引き出して注出口を開口させ、そして、前記胴部を、前記胴部正面パネルの前記左右の胴部縦折罫線における前記第2折罫線との交点部位を左右から指で掴んで挟み付けるようにして押すことにより、前記胴部の前記胴部正面パネル側が前記左右の胴部縦折罫線と前記第2折罫線との交点部位から容易に押し潰され、これによって前記胴部正面パネルは前記2本の第1折罫線から山折りされ、前記胴部正面パネルにおける2本の前記第1折罫線で囲まれた部分が前方へ迫り出す形となり、これに伴って、開口する前記注出口は縦広がりで大きく開口する。これにより、液状内容物の注出を容易にすることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記第1折罫線は、最大膨出位置を頂点とする略楕円弧状に形成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、前記第1折罫線は、最大膨出位置を頂点とする略楕円弧状に形成したので、前記胴部を、前記胴部正面パネルの前記左右の胴部縦折罫線における前記第2折罫線との交点部位から挟み付けるように押したとき、前記胴部正面パネルは前記2本の第1折罫線から容易に山折りされる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本製紙株式会社
紙容器
1日前
日本製紙株式会社
紙容器
1日前
日本製紙株式会社
塗工紙
16日前
日本製紙株式会社
紙製バリア材料
1か月前
日本製紙株式会社
積層体及び液体用紙容器
3日前
日本製紙株式会社
ヒノキ属植物の生育方法
29日前
日本製紙株式会社
ケーキおよびケーキの製造方法
29日前
日本製紙株式会社
塗工紙
22日前
日本製紙株式会社
感熱記録体
3日前
日本製紙株式会社
カスタードクリーム類およびカスタードクリーム類の製造方法
29日前
日本製紙株式会社
ヒートシール紙
28日前
日本製紙株式会社
実生苗の生産方法
28日前
日本製紙株式会社
非水電解質二次電池用電極組成物の製造方法、非水電解質二次電池用電極の製造方法および非水電解質二次電池の製造方法
1か月前