TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024165688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082083
出願日2023-05-18
発明の名称保護治具およびコネクタ付き保護治具
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 43/00 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線に傷がつくことを抑制できる保護治具およびコネクタ付き保護治具を提供する。
【解決手段】保護治具10は、ハウジング61の挿入孔63に通される電線90A,90Bを保護する治具である。保護治具10は、挿入孔63を区画する壁面の角部77と対向して配置される覆い部27を備えている。コネクタ付き保護治具100は、コネクタ60と、保護治具10と、を具備している。コネクタ60は、収容空間64および挿入孔63を有しているハウジング61と、挿入孔63から収容空間64に収容されるモジュール62と、を備える。モジュール62から電線90A,90Bが延び、電線90A,90Bが挿入孔63に通される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングの挿入孔に通される電線を保護する保護治具であって、
前記挿入孔を区画する壁面の角部と対向して配置される覆い部を備えている、保護治具。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記覆い部は、前記電線と接触可能な位置に、曲面状のR部を有している、請求項1に記載の保護治具。
【請求項3】
前記覆い部は、前記壁面との間に隙間を開けて対向している、請求項1に記載の保護治具。
【請求項4】
前記覆い部から離れた位置に、前記ハウジングに接触可能に配置され、前記覆い部と前記壁面との間の隙間を維持する隙間維持部を備えている、請求項3に記載の保護治具。
【請求項5】
前記隙間維持部は、前記ハウジングの端部に接触可能な第1隙間維持部と、前記第1隙間維持部よりも前記覆い部に近い位置に配置された第2隙間維持部と、を有している、請求項4に記載の保護治具。
【請求項6】
コネクタと、保護治具と、を具備し、
前記コネクタは、収容空間および前記収容空間と連通する挿入孔を有しているハウジングと、前記収容空間に収容されるモジュールと、を備え、
前記挿入孔は、前記ハウジングの第1面に開口する第1開口と、前記ハウジングにおける前記第1面と交差する方向を向いた第2面に開口する第2開口と、を有し、
前記モジュールは前記第1開口から前記第2開口を経て前記収容空間に収容され、前記モジュールから延びる電線は前記挿入孔に通され、
前記ハウジングは、前記挿入孔において、前記第1開口と前記第2開口との間に介在する壁部を有し、
前記壁部は、前記第2開口に連なる壁面の端縁に、角部を有し、
前記保護治具は、前記角部と対向して配置される覆い部を備えている、コネクタ付き保護治具。
【請求項7】
前記モジュールは、前記第2開口から上方に引き出される引出位置から前記収容空間に収容される収容位置へと移動可能とされ、
前記覆い部は、前記電線と接触可能な曲面状のR部を有し、前記R部から上方へ向けて次第に厚肉となるように傾斜した傾斜面を有している、請求項6に記載のコネクタ付き保護治具。
【請求項8】
前記覆い部は、前記壁面との間に隙間を開けて対向する、請求項6に記載のコネクタ付き保護治具。
【請求項9】
前記壁面は、シール部材が接するシール面である、請求項8に記載のコネクタ付き保護治具。
【請求項10】
前記保護治具は、
前記第2開口を上方に開口させた状態で前記ハウジングを固定する台座部と、
前記覆い部を含む本体部と、
前記台座部と前記本体部との間に設けられ、前記覆い部が前記ハウジングの上方に退避した退避位置から前記収容空間で前記角部と対向する対向位置へと変位するように、前記本体部を支持する支持部と、を備えている、請求項6から請求項9のいずれか一項に記載のコネクタ付き保護治具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、保護治具およびコネクタ付き保護治具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたコネクタは、ユニット収容空間を有しているハウジングと、ユニット収容空間に収容される端子ユニットと、を備えている。端子ユニットは、ケーブル(以下、電線という)の端部に取り付けられている。ハウジングは、ユニット収容空間と直角に連通するケーブル収容空間を有している。電線は、ケーブル収容空間およびユニット収容空間の順に通され、ケーブル収容空間からユニット収容空間にかけて屈曲して配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-68590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケーブル収容空間を区画する壁面がユニット収容空間を区画する壁面と交差する角部には、バリ等を含むエッジが形成され得る。電線をケーブル収容空間からユニット収容空間に引き出す際に、角部に電線の屈曲部分が接触すると、電線に傷がつく懸念がある。
【0005】
そこで、本開示は、電線に傷がつくことを抑制できる保護治具およびコネクタ付き保護治具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の保護治具は、ハウジングの挿入孔に通される電線を保護する保護治具であって、前記挿入孔を区画する壁面の角部と対向して配置される覆い部を備えている保護治具である。
【0007】
本開示のコネクタ付き保護治具は、コネクタと、保護治具と、を具備し、前記コネクタは、収容空間および前記収容空間と連通する挿入孔を有しているハウジングと、前記収容空間に収容されるモジュールと、を備え、前記挿入孔は、前記ハウジングの第1面に開口する第1開口と、前記ハウジングにおける前記第1面と交差する方向を向いた第2面に開口する第2開口と、を有し、前記モジュールは前記第1開口から前記第2開口を経て前記収容空間に収容され、前記モジュールから延びる電線は前記挿入孔に通され、前記ハウジングは、前記挿入孔において、前記第1開口と前記第2開口との間に介在する壁部を有し、前記壁部は、前記第2開口に連なる壁面の端縁に、角部を有し、前記保護治具は、前記角部と対向して配置される覆い部を備えている、コネクタ付き保護治具である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電線に傷が付くことを抑制できる保護治具およびコネクタ付き保護治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1の保護治具の上方にハウジングが配置された状態を示す斜視図である。
図2は、実施形態1の保護治具の台座部にハウジングが固定され、ハウジングの後方にモジュールが配置された状態を示す斜視図である。
図3は、実施形態1の保護治具の本体部が退避位置から対向位置に変位する過程で、第1隙間維持部の摺接面に第1被維持部が接触した状態を示す側面図である。
図4は、実施形態1の保護治具の覆い部が壁部のシール面および角部に対向して配置された状態を示す拡大断面図である。
図5は、実施形態1の保護治具の覆い部が壁部のシール面および角部に対向して配置され、モジュールが第2開口からハウジングの上方に引き出された状態を示す側面図である。
図6は、実施形態1の保護治具の覆い部に設けられたR部に電線が接触して配置される状態を示す拡大断面図である。
図7は、実施形態1の保護治具の覆い部に設けられたR部に電線が接触し、モジュールが姿勢変換されて収容空間に収容される状態を示す断面図である。
図8は、実施形態1のコネクタ付き保護治具において、保護治具に第1態様のコネクタを組み付けた状態を示す平面図である。
図9は、実施形態1のコネクタ付き保護治具において、保護治具に第2態様のコネクタを組み付けた状態を示す平面図である。
図10は、実施形態1のコネクタ付き保護治具に適用可能な第1態様のコネクタの断面図である。
図11は、実施形態1のコネクタ付き保護治具に適用可能な第1態様のコネクタの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の保護治具は、
(1)ハウジングの挿入孔に通される電線を保護する保護治具であって、前記挿入孔を区画する壁面の角部と対向して配置される覆い部を備えている。
例えば、ハウジングの挿入孔に電線を通す作業を行うときに、保護治具の覆い部が角部と対向する位置に配置されることで、電線が角部と接触することを回避できる。その結果、電線に傷がつくことを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
電波吸収体
1日前
個人
電波吸収体
1か月前
東レ株式会社
二次電池
23日前
愛知電機株式会社
変圧器
1か月前
電建株式会社
端子金具
1か月前
株式会社東光高岳
開閉器
9日前
株式会社カネカ
接着加工装置
1か月前
株式会社カネカ
接着加工装置
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
株式会社ダイヘン
碍子
3日前
株式会社水素パワー
接続構造
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
11日前
三菱電機株式会社
端子カバー
23日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
日機装株式会社
半導体発光装置
1か月前
個人
電波散乱方向制御板
23日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
株式会社村田製作所
コイル部品
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
9日前
三菱製紙株式会社
熱暴走抑制耐火シート
1か月前
日本電気株式会社
波長可変レーザ
1か月前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
25日前
三洋化成工業株式会社
高分子固体電解質
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
23日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1日前
株式会社村田製作所
二次電池
1日前
日本電気株式会社
半導体光増幅素子
1か月前
富士電機株式会社
電磁接触器
1か月前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
短絡検知方法
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
信号伝達装置
1か月前
日産自動車株式会社
電子機器
1日前
株式会社ノーリツ
燃料電池システム
25日前
続きを見る