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公開番号
2024160439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075414
出願日
2023-05-01
発明の名称
安全支援装置、安全支援プログラム、及び車両
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20241107BHJP(信号)
要約
【課題】自車に接近してくる物体をセンシング技術によって検知する前に安全支援を行うことができる安全支援装置を提供する。
【解決手段】安全支援装置(10)は、前方に位置する停車車両を検知するように構成された検知部(11)と、前記停車車両と自車との左右方向車間距離を算出するように構成された算出部(12)と、前記左右方向車間距離に基づいて安全支援を行うように構成された制御部(13)と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
自車の前方に位置する停車車両を検知するように構成された検知部と、
前記停車車両と前記自車との左右方向車間距離を算出するように構成された算出部と、
前記左右方向車間距離に基づいて安全支援を行うように構成された制御部と、
を備える、安全支援装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記安全支援は、前記自車を設定速度に減速するための制御信号の生成である、請求項1に記載の安全支援装置。
【請求項3】
前記安全支援は、警告を報知するための制御信号の生成である、請求項1に記載の安全支援装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記左右方向車間距離が第1設定距離以下であり且つ前記停車車両と前記自車との前後方向車間距離が第2設定距離以下である場合に、安全支援を行うように構成されている、請求項1に記載の安全支援装置。
【請求項5】
前記停車車両が、前記自車から見て向かって左側に位置するか右側に位置するかで前記安全支援の内容を変える、請求項1に記載の安全支援装置。
【請求項6】
前記停車車両が、前記自車の反対車線に位置するか否かによって前記安全支援の内容を変える、請求項1に記載の安全支援装置。
【請求項7】
コンピュータを、
自車の前方に位置する停車車両と前記自車との左右方向車間距離を算出するように構成された算出部、及び
前記左右方向車間距離に基づいて安全支援を行うように構成された制御部として機能させる、安全支援プログラム。
【請求項8】
走行中の対向車を検知するように構成された第1検知部と、
自車の前方に位置する人を検知するように構成された第2検知部と、
走行中の前記対向車が前記第1検知部によって検知され、前記人が前記第2検知部によって検知されている場合、前記走行中の対向車の運転者が眩しさを感じることを抑制できるように前記自車の前照灯を制御するように構成された制御部と、
を備える、安全支援装置。
【請求項9】
前記第1検知部は、停車中の前記対向車も検知し、
前記制御部は、前記対向車が前記第1検知部によって検知され、前記人が前記第2検知部によって検知されている場合、安全支援を行うように構成されている、請求項8に記載の安全支援装置。
【請求項10】
前記安全支援は、前記自車を減速させて停止させるための制御信号の生成である、請求項8に記載の安全支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、安全支援装置、安全支援プログラム、及び車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
5G(第5世代移動通信システム)が展開され、車車間通信の普及が現実味を帯びてきている。車車間通信は、車両相互の特徴、状態等に加え、運転者の意思も伝達することができる通信システムであり、安全技術の向上に期待ができるシステムである。
【0003】
車車間通信は徐々にしか普及せず、全ての車両が車車間通信を搭載するには時間がかかることが予想される。また、自動車メーカー各社において車車間通信が共通の方式になるまでにはさらに時間がかかることが予想される。
【0004】
そこで、車車間通信普及の前段階で、自動車メーカー各社は、センシング技術によって安全技術の向上を図っている。センシング技術の一例としては、例えば特許文献1に開示されている3次元センシングシステムを挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-15113号公報
特開2012-160436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、現状は、センシング技術によって直接的に検知した物体のみを判断材料とした安全技術しか存在しない。
【0007】
また、車両の夜間走行時に、横断歩道を歩行中の人が対向車のヘッドライトに照らされて見えにくくなるという現象がある。この現象は、最近の高輝度ヘッドライト(例えば特許文献2参照)によって発生しやすくなっている。そして、高齢者は若者に比べて高輝度の光を眩しく感じる傾向があることが確認されており、高齢の運転者にとって上記の現象は深刻である。なお、たとえ車両が先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)であったとしても、運転支援のみで衝突などの事故を回避できない場合があるため運転者の目によって得られる情報は重要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1局面に係る安全支援装置は、自車の前方に位置する停車車両を検知するように構成された検知部と、前記停車車両と前記自車との左右方向車間距離を算出するように構成された算出部と、前記左右方向車間距離に基づいて安全支援を行うように構成された制御部と、を備える。
【0009】
本開示の第2局面に係る安全支援プログラムは、コンピュータを、自車の前方に位置する停車車両と前記自車との左右方向車間距離を算出するように構成された算出部、及び前記左右方向車間距離に基づいて安全支援を行うように構成された制御部として機能させる。
【0010】
本開示の第3局面に係る安全支援装置は、走行中の対向車を検知するように構成された第1検知部と、自車の前方に位置する人を検知するように構成された第2検知部と、走行中の前記対向車が前記第1検知部によって検知され、前記人が前記第2検知部によって検知されている場合、前記走行中の対向車の運転者が眩しさを感じることを抑制できるように前記自車の前照灯を制御するように構成された制御部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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