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公開番号
2024155780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024064735
出願日
2024-04-12
発明の名称
組成物および光学部材
出願人
JSR株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
G02B
5/22 20060101AFI20241024BHJP(光学)
要約
【課題】異物欠陥の少ない樹脂層を形成可能な組成物であって、かつ、調製後長期間保管された組成物を用いて樹脂層を形成する場合においても、調製直後の組成物を用いて樹脂層を形成する場合に比べ、近赤外領域における吸光度の変化が抑制された樹脂層を形成可能な組成物を提供すること。
【解決手段】式(1)で表される化合物(A)、重合体(B)、および波長650~1400nmの範囲に吸収極大波長(λmax)を有する近赤外線吸収色素(C)を含有する組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物(A)、重合体(B)、および波長650~1400nmの範囲に吸収極大波長(λmax)を有する近赤外線吸収色素(C)を含有する組成物。
JPEG
2024155780000014.jpg
55
157
[前記式(1)において、
R
a
は、L
1
、-OL
2
、-C(=O)L
2
、-OC(=O)L
3
、シクロペンチル基、または、シクロヘキシル基であり、
Rは、それぞれ独立に水素原子、または、L
1
であり、
L
1
は、炭素数1~4のアルキル基であり、
L
2
は、メチル基、またはエチル基であり、
L
3
は、炭素数1~3のアルキル基であり、
nは、1または2である。]
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記重合体(B)は、環状(ポリ)オレフィン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリパラフェニレン系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエチレンナフタレート系樹脂、フッ素化芳香族ポリマー系樹脂、(変性)アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、およびフェノール構造を有する繰り返し単位を含む重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記組成物中において、下記式(X)で表される化合物(A)の含有量が、35~100質量%である、請求項1に記載の組成物。
(化合物(A)の含有量)=(化合物(A)の質量)/{(化合物(A)の質量)+(化合物(A)以外の溶剤の質量)}×100 ・・・式(X)
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物から形成された層(D)を有する光学部材。
【請求項5】
前記層(D)と、ガラス支持体とを有する、請求項4に記載の光学部材。
【請求項6】
誘電体多層膜を有する、請求項5に記載の光学部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物および光学部材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ機能付き携帯電話、スマートフォンなどの固体撮像装置には、カラー画像の固体撮像素子であるCCDやCMOSイメージセンサーが使用されている。これら固体撮像素子では、その受光部において人間の目では感知できない近赤外線に感度を有するシリコンフォトダイオードなどが使用されている。また、光学センサー装置でも、シリコンフォトダイオードなどが使用されている。
例えば、固体撮像素子では、人間の目で見て自然な色合いにさせる視感度補正を行うことが必要であり、特定の波長領域の光線を選択的に透過もしくはカットする光学部材、特に光学フィルター(例:近赤外線カットフィルター)を用いることが多い。
【0003】
樹脂組成物を用いて光学フィルターを形成する場合は、樹脂組成物を基板上に塗工して樹脂層を形成する方法等により、厚みの薄い光学フィルターを得ることができる。
例えば、特許文献1には、ガラス基板上に、近赤外線吸収色素と透明樹脂とを含有する近赤外線吸収層を有する近赤外線カットフィルターが開示されている。特許文献2には、ガラス基板、スクアリリウム染料を含有するコーティング層、および赤外線反射膜を積層してなる波長カットフィルターが開示されている。また、特許文献3には、ガラス基板上に、オキシラン化合物と600~900nmの波長域に吸収極大波長を有する色素とを含有する樹脂組成物から形成された層が設けられた光選択透過フィルターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-059550号公報
特開2014-126642号公報
特開2014-149514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近赤外線吸収色素を含む組成物を用いて樹脂層を形成する場合、調製直後の組成物を用いて樹脂層を形成する場合もあれば、調製後長期間保管された組成物を用いて樹脂層を形成することもある。このため、このような組成物においては、保存安定性に優れることが望まれている。
【0006】
本発明者の検討によれば、このような近赤外線吸収色素を含む組成物において、調製直後の組成物を用いて樹脂層を形成する場合に比べ、調製後長期間保管された組成物を用いて樹脂層を形成すると、形成される樹脂層に、近赤外領域における吸光度の変化が生じることが分かった。この原因についてさらに検討したところ、このような吸光度の変化が生じる原因は、溶剤組成に起因することが分かった。また、詳細な理由は定かではないが、従来の近赤外線吸収色素を含む組成物を用いて形成された樹脂層には、異物欠陥が生じる場合があることがわかった。
【0007】
本発明は以上のことに鑑みてなされたものであり、異物欠陥の少ない樹脂層を形成可能な組成物であって、かつ、調製後長期間保管された組成物を用いて樹脂層を形成する場合においても、調製直後の組成物を用いて樹脂層を形成する場合に比べ、近赤外領域における吸光度の変化が抑制された樹脂層を形成可能な組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、下記構成例によれば前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の構成例は以下の通りである。
なお、本発明において、数値範囲を表す「A~B」等の記載は、「A以上、B以下」と同義であり、AおよびBをその数値範囲内に含む。また、本発明において、波長A~Bnmとは、波長Anm以上、波長Bnm以下の波長領域における波長分解能1nmにおける特性を表す。
【0009】
[1]
下記式(1)で表される化合物(A)、重合体(B)、および波長650~1400nmの範囲に吸収極大波長(λmax)を有する近赤外線吸収色素(C)を含有する組成物。
【0010】
JPEG
2024155780000001.jpg
55
157
[前記式(1)において、
R
a
は、L
1
、-OL
2
、-C(=O)L
2
、-OC(=O)L
3
、シクロペンチル基、または、シクロヘキシル基であり、
Rは、それぞれ独立に水素原子、または、L
1
であり、
L
1
は、炭素数1~4のアルキル基であり、
L
2
は、メチル基、またはエチル基であり、
L
3
は、炭素数1~3のアルキル基であり、
nは、1または2である。]
(【0011】以降は省略されています)
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