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公開番号2024135932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046848
出願日2023-03-23
発明の名称記憶装置及び記憶装置の駆動方法
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G11C 29/00 20060101AFI20240927BHJP(情報記憶)
要約【課題】不良セルの割合である不良率を低減できる記憶装置及び記憶装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】一実施形態の記憶装置3は、複数の第1メモリセルと、変換関数を用いてアドレス変換を行う第1回路とを含む、第1メモリチップCP0と、第1メモリチップに接続される第2回路4とを含む。第2回路は、第1パラメータを第1メモリチップに設定する。第2回路から第1メモリチップに第1アドレスが送信され、第1メモリチップにアクセスされるとき、第1メモリチップにおいて、第1アドレスは、第1パラメータを用いた変換関数によって第2アドレスに変換され、第2アドレスで指定される複数の第1メモリセルのうちの1つにアクセスされる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1メモリセルと、
変換関数を用いてアドレス変換を行う第1回路と
を含む、第1メモリチップと、
前記第1メモリチップに接続される第2回路と
を備え、
前記第2回路は、第1パラメータを前記第1メモリチップに設定し、
前記第2回路から前記第1メモリチップに第1アドレスが送信され、前記第1メモリチップにアクセスされるとき、
前記第1メモリチップにおいて、前記第1アドレスは、前記第1パラメータを用いた前記変換関数によって第2アドレスに変換され、前記第2アドレスで指定される前記複数の第1メモリセルのうちの1つにアクセスされる、
記憶装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2アドレスは、前記第1アドレスと同じである、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項3】
前記第2アドレスは、前記第1アドレスと異なる、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項4】
前記第1メモリチップは、
前記第1パラメータを記憶する第3回路
を更に含む、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項5】
前記変換関数は、アドレスの任意のビットを反転させる関数である、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項6】
前記変換関数は、アドレスで指定される位置を上下左右反転させる関数である、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項7】
前記第1メモリチップは、
前記第1回路により変換されたアドレスに対してリダンダンシ判定を行う第4回路
を更に含み、
前記第1メモリチップにおいて、前記第1アドレスが前記第2アドレスに変換された後、且つ前記複数の第1メモリセルのうちの前記1つにアクセスされる前に、前記第4回路によって前記第2アドレスに対してリダンダンシ判定が行われる、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項8】
複数の第2メモリセルと、
前記変換関数を用いてアドレス変換を行う第5回路と
を含み、前記第2回路に接続される、第2メモリチップ
を更に備え、
前記第2回路は、前記第1パラメータとは異なる第2パラメータを、前記第2メモリチップに設定し、
前記第2回路から前記第1メモリチップ及び前記第2メモリチップに前記第1アドレスが送信され、前記第1メモリチップ及び前記第2メモリチップにアクセスされるとき、
前記第1メモリチップにおいて、前記第1アドレスは、前記第1パラメータを用いた前記変換関数によって、前記第1アドレスと同じ前記第2アドレスに変換され、前記第2アドレスで指定される前記複数の第1メモリセルのうちの前記1つにアクセスされ、
前記第2メモリチップにおいて、前記第1アドレスは、前記第2パラメータを用いた前記変換関数によって、前記第1アドレスとは異なる第3アドレスに変換され、前記第3アドレスで指定される前記複数の第2メモリセルのうちの1つにアクセスされる、
請求項1記載の記憶装置。
【請求項9】
前記変換関数は、アドレスの任意のビットを反転させる関数であり、
前記第1パラメータは0であり、前記第2パラメータは前記第1パラメータよりも大きい整数である、
請求項8記載の記憶装置。
【請求項10】
複数の第3メモリセルと、
前記変換関数を用いてアドレス変換を行う第6回路と
を含み、前記第2回路に接続される、第3メモリチップと
を更に備え、
前記第2回路は、前記第1パラメータとは異なる第3パラメータを、前記第3メモリチップに設定し、
前記第2回路から前記第1メモリチップ、前記第2メモリチップ及び前記第3メモリチップに前記第1アドレスが送信され、前記第1メモリチップ、前記第2メモリチップ及び前記第3メモリチップにアクセスされるとき、
前記第3メモリチップにおいて、前記第1アドレスは、前記第3パラメータを用いた前記変換関数によって、前記第1アドレスとは異なる第3アドレスに変換され、前記第3アドレスで指定される前記複数の第3メモリセルのうちの1つにアクセスされる、
請求項8記載の記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、記憶装置及び記憶装置の駆動方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
可変抵抗素子を記憶素子として用いた記憶装置が知られている。例えば、磁気抵抗効果素子を可変抵抗素子として用いた磁気記憶装置(MRAM:Magnetoresistive Random Access Memory)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2010/0161883号明細書
米国特許出願公開第2015/0236716号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不良セルの割合である不良率を低減できる記憶装置及び記憶装置の駆動方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る記憶装置は、複数の第1メモリセルと、変換関数を用いてアドレス変換を行う第1回路とを含む、第1メモリチップと、第1メモリチップに接続される第2回路とを含む。第2回路は、第1パラメータを第1メモリチップに設定する。第2回路から第1メモリチップに第1アドレスが送信され、第1メモリチップにアクセスされるとき、第1メモリチップにおいて、第1アドレスは、第1パラメータを用いた変換関数によって第2アドレスに変換され、第2アドレスで指定される複数の第1メモリセルのうちの1つにアクセスされる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る記憶装置を含むメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるメモリチップの構成の一例を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるメモリセルアレイの構成の一例を示す回路図である。
図4は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれる磁気抵抗効果素子の構造の一例を示す断面図である。
図5は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるメモリチップ内のアドレス変換回路の構成の一例を示す回路図である。
図6は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の一例を説明する図である。
図7は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の他の一例を説明する図である。
図8は、図7における、アドレス変換前のアドレスで指定されるメモリセルと、アドレス変換後のアドレスで指定されるメモリセルMCとの関係を示す図である。
図9は、第1実施形態に係る記憶装置の設定動作の一例を示すフローチャートである。
図10は、第1実施形態に係る記憶装置に含まれるチップのアドレス変換動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、比較例の記憶装置と第1実施形態に係る記憶装置におけるエラー検出結果を示す図である。
図12は、第1実施形態の第1変形例に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の一例を説明する図である。
図13は、図12における、アドレス変換前のアドレスで指定されるメモリセルと、アドレス変換後のアドレスで指定されるメモリセルMCとの関係を示す図である。
図14は、第1実施形態の第1変形例に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の他の一例を説明する図である。
図15は、図14における、アドレス変換前のアドレスで指定されるメモリセルと、アドレス変換後のアドレスで指定されるメモリセルMCとの関係を示す図である。
図16は、第1実施形態の第2変形例に係る記憶装置に含まれるメモリチップ内のアドレス変換回路の構成の一例を示す回路図である。
図17は、第1実施形態の第2変形例に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の一例を説明する図である。
図18は、図17における、アドレス変換前のアドレスで指定されるメモリセルと、アドレス変換後のアドレスで指定されるメモリセルMCとの関係を示す図である。
図19は、第1実施形態の第2変形例に係る記憶装置に含まれるアドレス変換回路で用いられる変換関数の具体的な処理の他の一例を説明する図である。
図20は、図19における、アドレス変換前のアドレスで指定されるメモリセルと、アドレス変換後のアドレスで指定されるメモリセルMCとの関係を示す図である。
図21は、第2実施形態に係る記憶装置に記憶されるリダンダンシ情報の一例を示す概念図である。
図22は、第2実施形態に係る記憶装置に含まれるメモリチップの構成の一例を示すブロック図である。
図23は、第2実施形態に係る記憶装置に含まれるメモリチップのリダンダンシ判定動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付す。同様の構成を有する要素同士を特に区別する場合、同一符号の末尾に、互いに異なる文字または数字を付加する場合がある。
【0008】
1. 第1実施形態
第1実施形態に係る記憶装置について説明する。本実施形態に係る記憶装置は、例えば、磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)によって磁気抵抗効果(Magnetoresistance effect)を有する素子(MTJ素子、またはMagnetoresistance effect elementともいう)を可変抵抗素子として用いた、磁気記憶装置である。本実施形態、並びに後述する実施形態及び変形例において、MTJ素子を可変抵抗素子として用いた場合で説明するとともに、表記上、磁気抵抗効果素子MTJとして説明を行う。
【0009】
1.1 構成
1.1.1 メモリシステムの構成
第1実施形態に係る記憶装置を含むメモリシステムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る記憶装置を含むメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【0010】
メモリシステム1は、データを記憶するデバイスである。図1に示すように、メモリシステム1は、メモリコントローラ2及び記憶装置3を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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