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公開番号2025023998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-19
出願番号2024193660,2022164847
出願日2024-11-05,2017-10-27
発明の名称抗APOE抗体
出願人ワシントン・ユニバーシティ,Washington University
代理人個人,個人,個人
主分類C07K 16/18 20060101AFI20250212BHJP(有機化学)
要約【課題】A斑または脳アミロイドアンギオパチー(CAA)関連症状の少なくとも1つの症候または徴候を効果的に処置するため、またはアミロイド斑沈着またはCAAの沈着を減少させるための組成物および方法を提供する。
【解決手段】(a)特定のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および/または(b)別の特定のアミノ酸配列のコンセンサス配列を含む重鎖可変領域を含む、単離された抗ApoE抗体が提供される。前記抗体は、モノクローナル抗体または抗体フラグメントであってよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)配列番号25を含む軽鎖可変領域、および/または(b)配列番号84のコンセンサス配列を含む重鎖可変領域を含む、単離された抗ApoE抗体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
配列番号84のコンセンサス配列が配列番号85である、請求項1に記載の単離された抗体。
【請求項3】
軽鎖可変領域が、配列番号78または配列番号24から選択される1つまたはそれ以上のコンセンサス配列をさらに含み;および/または重鎖可変領域が、配列番号80または配列番号82から選択される1つまたはそれ以上のコンセンサス配列をさらに含む、請求項1または2に記載の単離された抗体。
【請求項4】
軽鎖可変領域が、配列番号78、配列番号24および配列番号25を含み;および/または重鎖可変領域が、配列番号80、配列番号82および配列番号84を含む、請求項3に記載の単離された抗体。
【請求項5】
軽鎖可変領域が、配列番号79または配列番号24から選択される1つまたはそれ以上のコンセンサス配列をさらに含み;および/または重鎖可変領域が、配列番号81または配列番号83から選択される1つまたはそれ以上のコンセンサス配列をさらに含む、請求項1または2に記載の単離された抗体。
【請求項6】
軽鎖可変領域が、配列番号79、配列番号24および配列番号25を含み;および/または重鎖可変領域が、配列番号81、配列番号83および配列番号85を含む、請求項5に記載の単離された抗体。
【請求項7】
軽鎖可変領域のアミノ酸配列が、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15または配列番号19である、請求項1~6のいずれかに記載の単離された抗体。
【請求項8】
重鎖可変領域のアミノ酸配列が、配列番号10、配列番号12、配列番号14、配列番号16または配列番号20である、請求項1~7のいずれかに記載の単離された抗体。
【請求項9】
(a)軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号9であり、重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号10であるか;(b)軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号11であり、重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号12であるか;(c)軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号13であり、重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号14であるか;(d)軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号15であり、重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号16であるか;または(e)軽鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号19であり、重鎖可変領域のアミノ酸配列が配列番号20である、請求項1~8のいずれかに記載の単離された抗体。
【請求項10】
配列番号84または配列番号85のコンセンサス配列が配列番号50である、請求項1または2に記載の単離された抗体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
政府の権利
本発明は、国立衛生研究所により認可されたR01AG047644の下で政府支援によりなされたものである。政府は本発明に一定の権利を有する。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
関連出願の相互参照
本願は、2016年10月28日に出願された米国仮特許出願第62/414,413号、および2017年7月17日に出願された米国仮特許出願第62/533,336号の優先権を主張し、これらの各出願は参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
本発明の分野
本発明は、抗ApoE抗体およびその組成物に関する。本発明はまた、Aβアミロイドーシスを遅延および/または予防する組成物および方法に関する。本発明はまた、Aβ斑に関連する症状および/または脳アミロイドアンギオパチー(CAA)に関連する症状(対象におけるアルツハイマー病(AD)またはCAAに関連する症状など)を遅延および/または予防する組成物および方法に関する。特に、本発明は、対象の脳においてアミロイドβ(Aβ)の濃度を調節することに関する。
【0004】
配列表の参照
紙のコピーの配列表およびコンピューターで読み取り可能な形式の同じ配列表が以下に添付され、参照によって本明細書に組み込まれる。コンピューターで読み取り可能な形式で記録された情報は、米国特許施行規則第1.821条第(f)項に従って記載された配列表と同一である。
【背景技術】
【0005】
アルツハイマー病(AD)は認知症の最も一般的な原因であり、ますます増大している公衆の健康問題である。現在、米国では500万人を超える人々が罹患していると推定され、2050年までに1300万人に増加すると予想されている。アルツハイマー病は、記憶喪失、認知機能の喪失、および最終的に自立の喪失を導く。これは対象および家族に著しい個人的損害および金銭的損害を与える。疾患の重症度および人口における有病率の増加のため、より良い処置法を開発することが急務である。
【0006】
脳アミロイドアンギオパチー(CAA)はADを発症する個体の約90%に発生し、いくつかの個体においてADとは独立に発生する。CAAは虚血性脳卒中および出血性脳卒中を導き得、重度の障害または死亡を引き起し得る。現在、CAAに対する処置法は存在しない。
【0007】
生化学的証拠、遺伝的証拠および動物モデルの証拠は、アミロイドβ(Aβ)をADおよびほとんどの場合のCAAにおける病原性ペプチドとして意味付けている。ADの神経病理学的特徴および神経化学的特徴には、シナプスの減少および選択的神経細胞死、特定の神経伝達物質の減少、ならびにニューロン内(神経線維変化)および細胞外空間(脳血管、びまん性および老人斑)における異常なタンパク質性沈着物の存在が含まれる。CAAの特徴には、大脳皮質の表面上の貫通性細動脈および軟膜細動脈における線維形状のAβの蓄積が含まれる。CAAは虚血性脳卒中または出血性脳卒中を導き得る。ADおよびCAAに見られる斑の主成分はAβであり、Aβはアミロイド前駆体タンパク質(APP)から切断された38~43アミノ酸配列のペプチドである。
【0008】
生涯を通して、可溶性Aβは主にニューロンによって分泌されるが、他の細胞型によっても分泌される。過剰なAβ沈着は、(例えば、家族性早発型ADおよび一部の家族性早発型CAAにおいて生じる)Aβ合成の増加、脳内のAβクリアランスの減少、またはAβ線維形成の増加に起因し得る。Aβの過剰産生がより一般的な遅発型のADで起こるという説得力のある証拠の欠如は、不十分なAβのクリアランスがAβの沈着およびアミロイド斑の形成ならびにCAAを推進し得ることを示唆する。
【0009】
アポリポタンパク質E遺伝子(ApoE)は、遅発型ADおよびCAAについて最も広範に複製されている遺伝的危険因子のままであり、3~15倍高い疾患発症のリスクおよびより早い疾患発症年齢を有するε4対立遺伝子のキャリアを有する。ApoE4キャリアはADの集団の60%を超えているが、ε2対立遺伝子はADにおいて最も少なく提示されており、いくつかの集団において保護的であり得る。ヒトApoEアイソフォームは、アミノ酸位置112または158において異なっている(ε2はCys112、Cys158を有する;ε3はCys112、Arg158を有する;ε4はArg112、Arg158を有する)。マウスApoEとヒトApoEは約70%のアミノ酸相同性を共有する。ヒトApoEアイソフォームにおけるアミノ酸の差異は、タンパク質の構造および安定性に影響を与える。例えば、ApoE4は、ApoE2およびApoE3と比較して非構造化モルテングロビュール状態への傾向がより大きく、凝集体を形成する可能性がより高い。
【0010】
脳において、ApoEは主にグリアによって産生され、主にコレステロールおよび脂質をニューロンに分配するように機能する。CNSにおけるApoEの大部分はHDL様リポタンパク質粒子上に見出され、ApoEの脂質付加はABCA1およびABCG1トランスポーターによって調節される。トランスジェニックADマウスと交配したABCA1ノックアウトマウスは、脂質付加が不十分なApoEを産生し、これらのマウスはAβ斑が増加している。逆に、ABCA1を過剰発現するADトランスジェニックマウスの脳は十分に脂質付加されたapoEリポタンパク質粒子を含み、Aβ斑の沈着が減少している。ApoEの、LDLR、LRP1、apoER2およびVLDLR(これらは様々な神経細胞型上に発現している)への結合は、受容体依存性エンドサイトーシス、脂質カーゴのプロセシング、および非結合受容体のリサイクリングを介したリポタンパク質粒子の取り込みを可能にする。ApoE2の158位のアミノ酸の差異はLDLRへの受容体結合の減少をもたらし、ε2/ε2遺伝子型を持つヒトはIII型高リポタンパク血症のリスクが増加している。
(【0011】以降は省略されています)

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