TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024131455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041723
出願日2023-03-16
発明の名称組成物
出願人築野グループ株式会社
代理人個人
主分類C10M 105/32 20060101AFI20240920BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】新規の組成物を提供することを課題とするものである。好ましくは、新規の金属加工油用組成物及び/又は潤滑油用組成物を提供することを課題とするものである。
【解決手段】本発明は、脂肪酸とアルコールを含有し、前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、オレイン酸の割合が、20質量%以上75質量%未満であり、飽和脂肪酸の割合が、0質量%超6質量%以下である組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂肪酸とアルコールとのエステルを含有し、前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、オレイン酸の割合が、20質量%以上75質量%未満であり、飽和脂肪酸の割合が、0質量%超6質量%以下である、組成物。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記飽和脂肪酸として、ステアリン酸及びパルミチン酸を含み、前記飽和脂肪酸全体に対するステアリン酸の割合が、前記飽和脂肪酸全体に対するパルミチン酸の割合よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記アルコールが1~3価のアルコールである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記アルコールの炭素数が4~13個である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記アルコールが分岐のアルコールである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、オレイン酸の割合が30質量%以上70質量%未満である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項7】
前記飽和脂肪酸として、ステアリン酸を含み、前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、ステアリン酸の割合が4質量%以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項8】
前記飽和脂肪酸として、パルミチン酸を含み、前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、パルミチン酸の割合が2質量%以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項9】
さらに、構成脂肪酸として、リノレン酸を含み、前記エステルの構成脂肪酸全体に対するリノレン酸の割合が7質量%以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項10】
金属加工油用である、請求項1又は2に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
種々の金属加工油又は潤滑油等が知られている(特許文献1~10)。例えば、特許文献9には、実施例1~3にて、オレイン酸含有率75質量%以上の脂肪酸混合物とC12/C13混合アルコールのエステル化反応を行って得られたエステル含有組成物A~Cが、低動粘度、高引火点及び低流動点の全てを高いレベルで実現させることができる旨が開示されている。また、特許文献10には、炭素数4~22の分岐モノアルコールとリノール酸とのエステル反応物からなるモノエステル(A)、及び炭素数4~22の分岐モノアルコールとオレイン酸とのエステル反応物からなるモノエステル(B)のそれぞれのエステルを混合することにより得られ、質量比((A):(B))が95:5~30:70であることを特徴とする潤滑油用エステル基油が、開示されている。
【0003】
しかしながら、上記文献には、オレイン酸の含有率が75質量%未満及び飽和脂肪酸を特定割合含む脂肪酸と、アルコールとのエステルを用いることにより、低動粘度の組成物が得られることは開示されていない。
【0004】
非特許文献1には、エステルを構成する脂肪酸が飽和脂肪酸であるか不飽和脂肪酸であるかはエステルの粘度に影響を与えないことが開示されている(非特許文献1の表3)。したがって、エステルを構成する脂肪酸における飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸の割合を変化させても、エステルの粘度に影響を及ぼさないと考えられていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5860269号公報
特開2008-280500号公報
特許第5879263号公報
特許第5480079号公報
特許第6191188号公報
特開2016-176041号公報
特開2008-280500号公報
特開2008-037994号公報
特開2021-42352号公報
特開2022-22793号公報
【非特許文献】
【0006】
生分解性エステル系油圧作動油の動向 407~412頁 トライボロジスト 第59巻 第7号 2014年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、新規の組成物を提供することである。好ましくは、本発明の目的は、金属加工油用組成物又は潤滑油用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、オレイン酸及び飽和脂肪酸を特定割合含む脂肪酸と、アルコールとのエステルを用いることにより、新規の組成物、好ましくは、金属加工油用組成物又は潤滑油用組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
上記課題を解決するためになされた発明は、脂肪酸とアルコールとのエステルを含有し、前記エステルの構成脂肪酸全体に対する、オレイン酸の割合が、20質量%以上75質量%未満であり、飽和脂肪酸の割合が、0質量%超6質量%以下である組成物である。
【0010】
上記組成物は、例えば、オレイン酸を20質量%以上75質量%未満及び飽和脂肪酸を0質量%超6質量%以下含む混合脂肪酸と、アルコールとをエステル化反応させること等により製造することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

築野グループ株式会社
組成物
6日前
日本製紙株式会社
固形燃料
23日前
三菱重工業株式会社
発電システム
1か月前
ENEOS株式会社
潤滑油組成物
24日前
個人
反応設備の構造
27日前
日清オイリオグループ株式会社
非食用油脂組成物
17日前
株式会社開発コンサルティング
廃棄物を原料とする固形燃料
17日前
株式会社千輝
廃棄物の油化方法および油化装置
1か月前
NTN株式会社
グリース組成物および自在継手
2日前
株式会社タカギ
水栓バルブ用グリースおよび水栓バルブ
6日前
日本製鉄株式会社
コークスの平均粒径の予測方法
5日前
信越化学工業株式会社
シリコーングリース組成物
6日前
出光興産株式会社
潤滑油組成物
6日前
ミネベアミツミ株式会社
転がり軸受
27日前
太平洋セメント株式会社
固体燃料の製造方法
27日前
東芝エネルギーシステムズ株式会社
合成燃料製造システム
24日前
出光興産株式会社
冷凍機油組成物及び冷凍機用組成物
2日前
株式会社エコ・マイニング
固形燃料及び圧縮・整粒機
1か月前
コスモ石油ルブリカンツ株式会社
熱伝導性グリース組成物
9日前
トヨタ自動車株式会社
グリース組成物
27日前
個人
森林資源の活用システム及び森林資源の活用方法
1か月前
株式会社エコ・マイニング
固形燃料の製造方法及び固形燃料
1か月前
JFEスチール株式会社
フェロコークス用成型物の製造方法
1か月前
株式会社ストリートデザイン
炭化炉
4日前
荏原環境プラント株式会社
熱分解型処理システムおよび熱分解型処理方法
2日前
ENEOS株式会社
ギヤ油組成物
3日前
日鉄環境株式会社
安水用油水分離剤、油水分離方法、及びタール付着抑制方法
24日前
株式会社ZEエナジー
バイオマス固化燃料の製造方法、情報処理装置
6日前
JFEエンジニアリング株式会社
廃棄物のガス化処理方法及びシステム
2日前
JFEスチール株式会社
成型コークスの製造方法および成型コークスの製造装置
16日前
国立大学法人九州大学
炭素繊維用メソフェーズピッチ及びメソフェーズピッチ系炭素繊維の製造方法
1か月前
出光興産株式会社
バイオマス固体燃料及びバイオマス固体燃料の製造方法
24日前
UBE三菱セメント株式会社
バイオマス燃料の製造装置、及び、バイオマス燃料の製造方法
2日前
UBE三菱セメント株式会社
バイオマス燃料の製造方法、及び、バイオマス燃料の製造装置
2日前
花王株式会社
金属加工油用基油、及び不水溶性金属加工油組成物
16日前
日本製鉄株式会社
推定方法、推定モデル生成方法、推定装置、推定モデル生成装置およびプログラム
2日前
続きを見る