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公開番号2024112242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023017190
出願日2023-02-07
発明の名称プログラム、情報処理装置及びマッチングシステム
出願人株式会社バンダイ
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A63F 13/795 20140101AFI20240813BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】仮想空間を利用時の興趣性を高める。
【解決手段】プログラムは、コンピュータに、利用者に対応付けられた仮想キャラクターが移動可能に配置された仮想空間であって、複数の利用者を参加させるゲームのマッチングが可能な仮想空間を表示させる表示制御処理と、仮想空間におけるマッチングの成立を条件として、ゲームの実行をトリガする制御処理と、を実行させるプログラムであって、仮想空間は、部屋の態様で構成され、ゲームの実行をトリガするための第1種別の仮想物品と、第1種別の仮想物品を介してトリガされたゲームのプレイ内容を表示するための第2種別の仮想物品とが部屋の内部に少なくとも配置され、部屋に仮想キャラクターが配置される利用者は、ゲームをプレイ中である第1利用者とゲームをプレイ中でない第2利用者とに分類され、表示制御処理において、第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターが第2種別の仮想物品を観賞する態様で表示される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
利用者に対応付けられた仮想キャラクターが移動可能に配置された仮想空間であって、複数の利用者を参加させるゲームのマッチングが可能な仮想空間を表示させる表示制御処理と、
前記仮想空間におけるマッチングの成立を条件として、前記ゲームの実行をトリガする制御処理と、
を実行させるプログラムであって、
前記仮想空間は、部屋の態様で構成され、前記ゲームの実行をトリガするための第1種別の仮想物品と、前記第1種別の仮想物品を介してトリガされた前記ゲームのプレイ内容を表示するための第2種別の仮想物品とが前記部屋の内部に少なくとも配置され、
前記部屋に仮想キャラクターが配置される利用者は、前記ゲームをプレイ中である第1利用者と前記ゲームをプレイ中でない第2利用者とに分類され、
前記表示制御処理において、前記第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターが前記第2種別の仮想物品を観賞する態様で表示されるプログラム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記コンピュータを使用する利用者に対応付けられた仮想キャラクターを移動させる操作入力を受け付ける入力処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
前記ゲームのマッチングは、前記第1種別の仮想物品の近傍に複数の仮想キャラクターが配置されていることを条件として、当該複数の仮想キャラクターに対応付けられた利用者間について行われ、
前記部屋に配置された前記第1種別の仮想物品を介してトリガされた前記ゲームが実行中である期間、前記表示制御処理において、当該部屋に配置された前記第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターが、前記第2種別の仮想物品を観賞する態様で表示される請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記ゲームのマッチングは、前記第1種別の仮想物品の近傍に2体の仮想キャラクターが配置されていることを条件として、当該2体の仮想キャラクターに対応付けられた2人の利用者間について行われる請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記ゲームのマッチングは、前記2体の仮想キャラクターが前記第1種別の仮想物品を介して対向したことを条件として行われる請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記入力処理において、前記ゲームが実行中である期間、前記第1利用者に対応付けられた仮想キャラクターを移動させる操作入力を受け付けないよう制御される請求項2に記載のプログラム。
【請求項6】
前記部屋は、第1領域と第2領域に分けられており、
前記第1種別の仮想物品及び前記第2種別の仮想物品は、前記第1領域に配置され、
前記表示制御処理において、前記第2領域に配置された前記第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターが、前記第2種別の仮想物品を観賞する態様で表示される請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記第2種別の仮想物品は、前記第2領域から前記第1領域に向かう方向において、前記第1種別の仮想物品よりも遠方に配置される請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記入力処理において、前記ゲームが実行中である期間においても、前記第2領域に配置された前記第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターを移動させる操作入力を受け付けるよう制御される請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記コンピュータを使用する利用者が前記第2利用者である場合に、前記ゲームが実行中である期間、前記表示制御処理において、当該利用者に対応付けられた仮想キャラクターと前記第2種別の仮想物品を含む表示態様で前記仮想空間が表示され、
前記表示態様は、仮想キャラクターを移動させる操作入力が受け付けられている期間では当該仮想キャラクターの全体を少なくとも含み、仮想キャラクターを移動させる操作入力が受け付けられていない期間では当該仮想キャラクターの一部のみを含むよう制御される請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記コンピュータを使用する利用者に対応付けられた仮想キャラクターが、所定の距離を越えて前記第2種別の仮想物品に近接している場合に、前記表示制御処理において、前記表示態様に代えて前記ゲームのプレイ内容のみを表示する表示への切り替えが可能に制御される請求項9に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理装置及びマッチングシステムに関し、特に仮想空間を利用したゲームのマッチングサービスに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
外部サービスで実行される対戦ゲームに係るプレイヤのマッチングを、仮想空間を介して行うマッチングシステムがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-078744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のマッチングシステムのように利用者に対応するアバタを移動可能に配置した仮想空間を利用者に提示するシステムでは、各利用者がアバタを自由に移動させたり、マッチングを待機したり、マッチングの申し込みを行ったりすることができる。即ち、利用者はそれぞれが所望する行動に合わせてアバタの操作等を行うため、仮想空間全体を俯瞰した際に、個々のアバタの態様に統一感がなく、臨場感が薄いとの印象を利用者が持ち得る。結果、マッチングサービスの利用に対する利用者の関心が低減する可能性があった。
【0005】
本発明は、仮想空間を利用時の興趣性を高めるプログラム、情報処理装置及びマッチングシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のプログラムは、コンピュータに、利用者に対応付けられた仮想キャラクターが移動可能に配置された仮想空間であって、複数の利用者を参加させるゲームのマッチングが可能な仮想空間を表示させる表示制御処理と、仮想空間におけるマッチングの成立を条件として、ゲームの実行をトリガする制御処理と、を実行させるプログラムであって、仮想空間は、部屋の態様で構成され、ゲームの実行をトリガするための第1種別の仮想物品と、第1種別の仮想物品を介してトリガされたゲームのプレイ内容を表示するための第2種別の仮想物品とが部屋の内部に少なくとも配置され、部屋に仮想キャラクターが配置される利用者は、ゲームをプレイ中である第1利用者とゲームをプレイ中でない第2利用者とに分類され、表示制御処理において、第2利用者に対応付けられた仮想キャラクターが第2種別の仮想物品を観賞する態様で表示される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、仮想空間を利用時の興趣性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングシステムの構成を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る利用者端末100のハードウェア構成を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るサーバ200のハードウェア構成を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングサービスで使用されるアバタを例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングサービスのエントランスルームを例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る移行先の対戦ルームの選択に係り表示される画面例を示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングサービスの通常対戦ルームを例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングサービスの特別対戦ルームを例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る対戦ルームにおけるマッチングを説明するための図
本発明の実施形態及び変形例に係る対戦ゲームのプレイ画面を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る特別対戦ルームにおける表示を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係るマッチングサービスのエモート機能を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る利用者端末100において実行されるエントランス処理を例示したフローチャート
本発明の実施形態及び変形例に係るサーバ200において実行される案内処理を例示したフローチャート
本発明の実施形態及び変形例に係る利用者端末100において実行されるモニタ表示処理を例示したフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態1]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下に説明する一実施形態は、マッチングシステムの一例としての、利用者の使用する情報処理装置(利用者端末)からの接続を受け付けるサーバが、外部サービスにおいて提供される2人対戦の対戦ゲームについてのマッチングを仮想空間を介して実現するサービスを提供するシステムに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、複数の利用者が参加するゲームについてのマッチングを仮想空間を介して行い、ゲームの実行をトリガすることが可能な任意の機器構成で実現されるシステムに適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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