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公開番号
2024156033
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024146989,2023035017
出願日
2024-08-28,2012-06-26
発明の名称
動作応答玩具
出願人
株式会社バンダイ
代理人
主分類
A63H
33/26 20060101AFI20241024BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】 使用者が玩具体同士を接近させる動作に応答して演出が出力されるだけでなく、その後、離間させる動作にも応じて演出が出力される動作応答玩具を提供する。
【解決手段】 動作応答玩具10は、バックル20および指輪40A,40Bと、を有する。バックル20および指輪40A,40Bは、使用者11の身体にそれぞれ装着可能であり、且つ、装着した使用者の動作に応じて互いに接近・離間可能である。バックル20に内蔵される主制御部は、指輪40Aあるいは指輪40Bが接近した状態であると判断している間は、バックル20内の主出力部に対して第1の演出を出力するように制御する一方、第1の演出の出力中に使用者の動作によって指輪40Aあるいは指輪40Bが離間した状態であると判断したときは、バックル20内の主出力部に対して第2の演出を出力するように制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主玩具体および副玩具体を有し、前記主玩具体および前記副玩具体は、それぞれ、使用者の身体に装着可能または使用者によって把持可能であり、且つ、装着または把持した使用者の動作に応じて互いに接近・離間可能に構成される動作応答玩具であって、
前記主玩具体は、主制御部と、発光および発音の少なくとも一方による演出を出力する主出力部と、第1の演出情報および第2の演出情報を記憶した演出記憶部と、を有し、
前記主制御部は、前記主玩具体に対して前記副玩具体が接近した状態であるか離間した状態であるかを判断可能な状態判断手段を有し、
前記主制御部は、前記副玩具体が接近した状態であると前記状態判断手段が判断している間は、前記演出記憶部から前記第1の演出情報を読み出し、この読み出した第1の演出情報に基づいて第1の演出を出力するように前記主出力部を制御する一方、前記第1の演出の出力中に使用者の動作によって前記副玩具体が離間した状態であると前記状態判断手段が判断したときは、前記演出記憶部から前記第2の演出情報を読み出し、この読み出した第2の演出情報に基づいて第2の演出を出力するように前記主出力部を制御することを特徴とする動作応答玩具。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記副玩具体は、副制御部と、外部と信号を送受信可能な送受信部と、前記副玩具体の種別を識別するための識別情報を記憶した識別情報記憶部と、を有し、
前記主玩具体は、所定の範囲内にある前記副玩具体に対して前記識別情報を問い合わせる質問信号を前記送受信部に送信可能な質問信号送信部と、前記送受信部から送信された前記識別情報を受信可能な識別情報受信部と、を有し、
前記副制御部は、前記送受信部において前記質問信号を受信することに応じて前記識別情報記憶部から前記識別情報を読み出し、この読み出した識別情報を前記送受信部から前記識別情報受信部に送信し、
前記状態判断手段は、前記識別情報受信部において前記識別情報が受信されることで前記所定の範囲内に前記副玩具体が接近した状態であると判断し、且つ、前記識別情報受信部において受信されていた前記識別情報が受信されなくなることで前記所定の範囲よりも前記副玩具体が離間したと判断することを特徴とする請求項1に記載の動作応答玩具。
【請求項3】
前記副玩具体は、発光および発音の少なくとも一方による副演出を出力する副出力部を有し、
前記副制御部は、前記質問信号が前記送受信部に受信されたことに応じて、副演出を出力するように前記副出力部を制御することを特徴とする請求項2に記載の動作応答玩具。
【請求項4】
前記第1の演出情報には、前記主出力部に発光演出を行わせる情報が含まれ、
前記演出記憶部には、前記主出力部による前記発光演出時の発光色が異なる複数の前記第1の演出情報が前記識別情報毎に対応付けられて記憶されており、
前記副演出には、発光演出が含まれており、
前記副演出における発光演出時の発光色は、前記識別情報毎に対応付けられた前記第1の演出における発光色と同系統の色であることを特徴とする請求項3に記載の動作応答玩具。
【請求項5】
前記主玩具体が使用者の身体に巻くためのベルト部を有し、
前記副玩具体が使用者の指に装着するための装着部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動作応答玩具。
【請求項6】
前記主玩具体が使用者が把持可能な銃型玩具であり、
前記副玩具体が使用者の指に装着するための装着部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動作応答玩具。
【請求項7】
前記主玩具体が使用者が把持可能な剣型玩具であり、
前記副玩具体が使用者の指に装着するための装着部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の動作応答玩具。
【請求項8】
前記主玩具体は、第1の形態と第2の形態との間で可逆的に形態変化可能であり、且つ、前記第1の形態と前記第2の形態のいずれの形態にあるかを検出する形態検出部を有しており、
前記演出記憶部には、前記第1の形態から前記第2の形態に前記主玩具体の形態を変化させることを使用者に促す第1形態変化指示を前記主出力部から出力するための第1形態変化指示情報と、前記第2の形態から前記第1の形態に前記主玩具体の形態を変化させることを使用者に促す第2形態変化指示を前記主出力部から出力するための第2形態変化指示情報と、が記憶されており、
前記主制御部は、前記識別情報受信部で受信した前記識別情報が第1グループに属する情報か第2グループに属する情報かを判定する識別情報判定手段を有しており、
前記主制御部は、前記形態検出部において前記主玩具体が前記第1の形態にあると検出された場合、前記識別情報受信部で受信された前記識別情報が前記識別情報判定手段により前記第1グループに属する情報であると判定されたときは、前記副玩具体が接近した状態にあると前記状態判断手段が判断している間、前記第1の演出を行うように前記主出力部を制御する一方、前記識別情報受信部で受信された前記識別情報が前記識別情報判定手段により前記第2グループに属する情報であると判定されたときは、前記演出記憶部から前記第1形態変化指示情報を読み出して前記第1形態変化指示を出力するよう前記主出力部を制御し、
さらに、前記主制御部は、前記形態検出部において前記主玩具体が前記第2の形態にあると検出された場合、前記識別情報受信部で受信された前記識別情報が前記識別情報判定手段により前記第2グループに属する情報であると判定されたときは、前記副玩具体が接近した状態にあると前記状態判断手段が判断している間、前記第1の演出を行うように前記主出力部を制御する一方、前記識別情報受信部で受信された前記識別情報が前記識別情報判定手段により前記第1グループに属する情報であると判定されたときは、前記演出記憶部から前記第2形態変化指示情報を読み出して前記第2形態変化指示を出力するよう前記主出力部を制御することを特徴とする請求項2に記載の動作応答玩具。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の動作応答玩具における副玩具体として使用可能な玩具体。
【請求項10】
装飾部と、使用者の指に装着するための装着部とを有する指輪形状であることを特徴とする請求項9記載の玩具体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作応答玩具および玩具体に関し、より詳細には、使用者が行う動作に応答して演出を出力する動作応答玩具、および、これに用いられる玩具体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、形象玩具と形象玩具とを接近させることにより音声等を出力する組み合わせ玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される組み合わせ玩具は、互いに関連する2つの形象玩具からなる。一方の形象玩具は、予め所定の情報を記憶すると共に記憶している情報を発信する応答手段を備える。他方の形象玩具は、一方の形象玩具が記憶している情報を応答手段に発信させると共に発信させた情報を読み取る読取手段と、この読取手段の読み取った情報に基づいて所定の音声を出力する音声出力手段とを備える。
【0004】
この組み合わせ玩具によれば、2つの形象玩具を互いに接近させることにより音声を出力するだけではなく、一方の形象玩具が予め持っている情報を他方の形象玩具が読み取り、この読み取った情報に従って他方の形象玩具を反応させて遊ぶことができる。
【0005】
ところで、動作応答玩具を使用する使用者の動作には、物品を接近させるだけでなく、物品を接近した後、物品を離間させる動作もある。このような物品を離間させる動作に対しても応答できることが、動作応答玩具の機能として求められており、動作応答玩具の本来の目的にも合致する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-93664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載される組み合わせ玩具は、形象玩具同士が接近したときにのみ、機能する(音声が発生する)ものであるため、機能性が低く、面白味に欠ける。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の構成によって把握される。
本発明の動作応答玩具は、主玩具体および副玩具体を有し、前記主玩具体および前記副玩具体は、それぞれ、使用者の身体に装着可能または使用者によって把持可能であり、且つ、装着または把持した使用者の動作に応じて互いに接近・離間可能に構成される動作応答玩具であって、前記主玩具体は、主制御部と、発光および発音の少なくとも一方による演出を出力する主出力部と、第1の演出情報および第2の演出情報を記憶した演出記憶部と、を有し、前記主制御部は、前記主玩具体に対して前記副玩具体が接近した状態であるか離間した状態であるかを判断可能な状態判断手段を有し、前記主制御部は、前記副玩具体が接近した状態であると前記状態判断手段が判断している間は、前記演出記憶部から前記第1の演出情報を読み出し、この読み出した第1の演出情報に基づいて第1の演出を出力するように前記主出力部を制御する一方、前記第1の演出の出力中に使用者の動作によって前記副玩具体が離間した状態であると前記状態判断手段が判断したときは、前記演出記憶部から前記第2の演出情報を読み出し、この読み出した第2の演出情報に基づいて第2の演出を出力するように前記主出力部を制御することを特徴とする。
【0009】
上記発明の動作応答玩具では、前記副玩具体は、副制御部と、外部と信号を送受信可能な送受信部と、前記副玩具体の種別を識別するための識別情報を記憶した識別情報記憶部と、を有し、前記主玩具体は、所定の範囲内にある前記副玩具体に対して前記識別情報を問い合わせる質問信号を前記送受信部に送信可能な質問信号送信部と、前記送受信部から送信された前記識別情報を受信可能な識別情報受信部と、を有し、前記副制御部は、前記送受信部において前記質問信号を受信することに応じて前記識別情報記憶部から前記識別情報を読み出し、この読み出した識別情報を前記送受信部から前記識別情報受信部に送信し、前記状態判断手段は、前記識別情報受信部において前記識別情報が受信されることで前記所定の範囲内に前記副玩具体が接近した状態であると判断し、且つ、前記識別情報受信部において受信されていた前記識別情報が受信されなくなることで前記所定の範囲よりも前記副玩具体が離間したと判断することを特徴とする。
【0010】
上記発明の動作応答玩具では、前記副玩具体は、発光および発音の少なくとも一方による副演出を出力する副出力部を有し、前記副制御部は、前記質問信号が前記送受信部に受信されたことに応じて、副演出を出力するように前記副出力部を制御することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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