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公開番号2024094696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211403
出願日2022-12-28
発明の名称アスファルト混合物及びその施工方法
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人SIPPs
主分類E01C 7/22 20060101AFI20240703BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 本発明は、アスファルト混合物を長距離で広域運搬しても施工が可能なアスファルト混合物及びその施工方法を提供する。
【解決手段】 本発明のアスファルト混合物は、アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を含む。本発明のアスファルト混合物の施工方法は、アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を加熱及び混合してアスファルト混合物を得ること、前記アスファルト混合物が150℃以上の状態で運搬車両に積載すること、前記アスファルト混合物を前記運搬車両で2.2時間以上かけて施工場所に運搬すること、及び前記施工場所で、前記アスファルト混合物を施工すること、を含む。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を含む、アスファルト混合物。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記脂肪酸化合物が、下記式(II)で表される化合物である、請求項1に記載のアスファルト混合物。

11
-COO-(AO)m-R
12
・・・・(II)
(式中、R
11
は置換基を有してもよい炭素数1~24の直鎖状、分枝状もしくは環状の炭化水素基、R
12
は水素原子又はメチル基、AOは炭素数2~4の直鎖もしくは分枝状のオキシアルキレン基、mはオキシアルキレン基の付加モル数を表し0又は1~30の数である。)
【請求項3】
前記脂肪酸化合物を、0.01質量%以上0.50質量%以下で含む、請求項2に記載のアスファルト混合物。
【請求項4】
前記骨材が、再生骨材を含む、請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項5】
再生骨材が、前記骨材のうちの50質量%以下である、請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項6】
アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を加熱及び混合してアスファルト混合物を得ること、
前記アスファルト混合物が150℃以上の状態で運搬車両に積載すること、
前記アスファルト混合物を前記運搬車両で運搬時間2.2時間以上かけて施工場所に運搬すること、及び
前記施工場所で、前記アスファルト混合物を施工すること、
を含む、アスファルト混合物の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物及びその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
舗装の表層、基層等に用いられるアスファルト混合物は、工場において骨材とアスファルトとを加熱及び混合して製造され、約160℃等の高温で出荷される。出荷されたアスファルト混合物は、ダンプトラック等に積載されて施工現場へ運搬される最中に、温度が低下する。所定の温度を下回ったアスファルト混合物は、粘性が低下することにより作業性が低下することから、舗装の十分な品質を確保することが困難となる。
【0003】
そこで、アスファルト混合物の温度の低下を防ぐために、ダンプトラックに積載したアスファルト混合物の上面を保温シートで被覆することが一般的である。
【0004】
しかしながら、それでもアスファルト混合物の温度は輸送中に低下することから、アスファルト混合物の輸送には制限時間があり、工場から出荷されて1時間半程度で施工現場まで輸送する必要がある。このような事情から、アスファルト混合物の製造工場は、全国各地に点在しており、施工現場近くの工場でアスファルト混合物を製造して施工現場まで輸送している。
【0005】
一方、アスファルト混合物の温度の低下を防ぐための検討が行われている。代表的な検行われている。代表的な検討として、例えば、特許文献1では、ダンプトラックの排気ガスを荷台床面に設けた煙道に導入することで保温効果を高める発明を開示している。特許文献2では、電熱ヒータをダンプトラックの荷台に設置することで保温効果を高める発明を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-16631号公報
特開2006-51887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年、公共工事の減少からアスファルト混合物の需要が低下しており、全国に点在しているアスファルト混合物の工場の数が将来的に減少していくことが予想される。
【0008】
そこで、本発明は、アスファルト混合物を長距離で広域運搬しても施工が可能なアスファルト混合物及びその施工方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、アスファルト混合物の組成について研究を行う中で、以下の態様を有するアスファルト混合物であれば、長距離で広域運搬をしても施工が可能であり、それだけではなく疲労耐久性にも優れたアルファルト舗装体を提供できることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の態様を有する:
《態様1》
アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を含む、アスファルト混合物。
《態様2》
前記脂肪酸化合物が、下記式(II)で表される化合物である、態様1に記載のアスファルト混合物。

11
-COO-(AO)m-R
12
・・・・(II)
(式中、R
11
は置換基を有してもよい炭素数1~24の直鎖状、分枝状もしくは環状の炭化水素基、R
12
は水素原子又はメチル基、AOは炭素数2~4の直鎖もしくは分枝状のオキシアルキレン基、mはオキシアルキレン基の付加モル数を表し0又は1~30の数である。)
《態様3》
前記脂肪酸化合物を、0.01質量%以上0.50質量%以下で含む、態様2に記載のアスファルト混合物。
《態様4》
前記骨材が、再生骨材を含む、態様1に記載のアスファルト混合物。
《態様5》
再生骨材が、前記骨材のうちの50質量%以下である、態様1に記載のアスファルト混合物。
《態様6》
アスファルト、骨材及び脂肪酸化合物を加熱及び混合してアスファルト混合物を得ること、
前記アスファルト混合物が150℃以上の状態で運搬車両に積載すること、
前記アスファルト混合物を前記運搬車両で2.2時間以上かけて施工場所に運搬すること、及び
前記施工場所で、前記アスファルト混合物を施工すること、
を含む、アスファルト混合物の施工方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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