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公開番号2024084826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2024061208,2022173091
出願日2024-04-05,2019-12-19
発明の名称エアロゾル供給システム
出願人ニコベンチャーズトレーディングリミテッド,Nicoventures Trading Limited
代理人個人,個人,個人
主分類A24F 40/53 20200101AFI20240618BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】ニコチン送達システムなどの電子蒸気またはエアロゾル供給システムを提供する。
【解決手段】ユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料を含むハウジングを備えるカートリッジと、カートリッジを動作可能に受け入れるように構成されるインターフェースを有するエアロゾル供給デバイスとを備える。エアロゾル供給デバイスは、使用時に、エアロゾル生成材料に熱/電力を供給することによって、エアロゾル化可能材料にユーザー吸入のためのエアロゾルを発生させるように構成される。カートリッジは、カートリッジに関する情報を記憶するように構成されたデータ記憶ユニットを含み、エアロゾル供給デバイスは、カートリッジがエアロゾル供給デバイスによって受け取られたときにデータ記憶ユニット60に記憶された識別子を検出するように構成される。
【選択図】図4a
特許請求の範囲【請求項１】
使用者が吸入するためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
エアロゾル化可能材料を含むハウジングを備えるカートリッジと、
前記カートリッジを動作可能に受け入れるように構成されると共に、前記エアロゾル生成材料にエネルギーを供給することによって、使用時において、前記エアロゾル化可能材料からユーザ吸入のための前記エアロゾルを生成させるように構成されるインターフェースを有するエアロゾル供給デバイスと、を備え、
前記カートリッジは、前記カートリッジに関する情報を記憶するように構成されたデータ記憶ユニットを含み、
前記エアロゾル供給デバイスは、前記カートリッジが前記エアロゾル供給デバイスによって受け入れられるときに、前記データ記憶ユニットに記憶された前記情報を検出するように構成され、
前記データ記憶ユニットは、前記ハウジングの１つ以上の壁と一体的に形成される、
エアロゾル供給システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記データ記憶ユニットは、前記ハウジングの前記壁のうちの１つの表面の下に前記データ記憶ユニットを形成する回路を埋め込むことによって、前記ハウジングの前記１つ以上の壁と一体的に形成される、請求項１に記載のシステム。
【請求項３】
前記データ記憶ユニットの取り外しが前記データ記憶ユニットまたは前記カートリッジの一方または両方を動作不能にする効果を伴って、前記データ記憶ユニットは、前記ハウジングの前記１つ以上の壁と一体的に形成される、請求項２に記載のシステム。
【請求項４】
前記ハウジングの前記１つ以上の壁は、複数の層から形成され、前記データ記憶ユニットの前記回路は、前記層のうちの１つに埋め込まれる、請求項２または３に記載のシステム。
【請求項５】
前記データ記憶ユニットは、前記データ記憶ユニットの前記回路の前記壁の第１の内層上への配置と、前記内層上における第２の外層の形成とによって、前記ハウジングの前記壁のうちの１つ以上と一体的に形成され、
前記データ記憶ユニットの前記回路は、前記第１の内層と前記第２の外層との間に形成される空洞内に配置される、請求項２または３に記載のシステム。
【請求項６】
前記データ記憶ユニットは、前記ハウジングの前記表面上に前記データ記憶ユニットを形成する回路を配置することによって、前記ハウジングの前記１つ以上の壁と一体的に形成される、請求項１に記載のシステム。
【請求項７】
前記データ記憶ユニットは、前記ハウジングの前記表面が前記データ記憶ユニットの前記回路のための基板を形成すると共に、前記回路が前記データ記憶ユニットまたは前記エアロゾル生成材料のいずれかを損傷して前記データ記憶ユニットまたは前記エアロゾル生成材料の一方または両方を動作不能にさせることなく取り外され得ないという効果を伴って、前記ハウジングの前記１つ以上の壁と一体的に形成される、請求項６に記載のシステム。
【請求項８】
前記データ記憶ユニットを形成する回路は、前記データ記憶ユニットまたは前記エアロゾル生成材料のいずれかを損傷して前記データ記憶ユニットまたは前記エアロゾル生成材料の一方または両方を動作不能にすることなく前記回路が取り外され得ないという効果を伴って、前記ハウジングの前記１つ以上の壁の表面の１つ以上の凹部に配置される、請求項１に記載のシステム。
【請求項９】
前記データ記憶ユニットの前記回路は、前記カートリッジ上で可視である、請求項７に記載のシステム。
【請求項１０】
前記データ記憶ユニットの前記回路は、前記エアロゾル生成材料の認証のための認識可能な形状を提供するように構成される、請求項８または９に記載のシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ニコチン送達システム（例えば、電子タバコなど）などの電子蒸気またはエアロゾル供給システムに関する。
続きを表示（約 3,300 文字）【背景技術】
【０００２】
電子紙巻きタバコ（ｅ－紙巻きタバコ）などの電子蒸気またはエアロゾル供給システムは、一般に、ニコチンを含んでいても含んでいなくてもよい製剤を含有する原液のリザーバ、またはタバコベースの製品などの固体材料などの蒸気前駆体材料を含有し、当該材料から、例えば熱蒸発によって、ユーザによる吸入のために蒸気が生成される。したがって、蒸気供給システムは、典型的には、前駆体材料の一部を気化させて蒸気生成チャンバ内で蒸気を生成するように配置された気化器、例えば加熱要素、を含む蒸気生成チャンバを備える。使用者が装置を吸入し、電力が気化器に供給されると、空気が入口孔を通って装置に引き込まれて蒸気発生チャンバに入り、そこで空気が気化した前駆体材料と混合し、凝縮エアロゾルを形成する。蒸気発生チャンバとマウスピースの開口部との間に流路があるので、蒸気発生チャンバを通って引き込まれた流入空気は、流路に沿ってマウスピース開口部まで引き込まれ、蒸気/凝縮エアロゾルの一部を共に運び、ユーザによる吸入のためにマウスピース開口部を通って出る。いくつかの電子タバコはまた、追加の風味を付与するために、デバイスを通る流路内に風味要素を含んでもよい。そのような装置は、ハイブリッドデバイスと呼ばれることもあり、風味要素は、例えば、蒸気発生チャンバとマウスピースとの間の空気経路内に配置されたタバコの一部を含むことができ、それにより、当該デバイスを通って引き込まれた蒸気/凝縮エアロゾルは、ユーザ吸入のためにマウスピースを出る前にタバコの一部を通過する。
【０００３】
いくつかのシステムでは、気化器への電力の供給は、例えば使用者が吸入のための蒸気を生成したいときに起動ボタンを押すことによって、手動で起動される。このように動作するデバイスは、ボタン起動/ボタン駆動デバイスと呼ばれることがある。いくつかの他のシステムでは、気化器への電力の供給は、使用者の吸入に応答して、例えば、使用者が装置を吸入しているときを検出するための圧力または気流センサを使用して、自動的に起動される。このように動作する装置は、パフ起動/パフ駆動装置と呼ばれることがある。
【０００４】
エアロゾル供給システムは、一般に、再利用可能なエアロゾル供給デバイスと、より低コストの構成要素から形成され、使用後（すなわち、エアロゾル化可能材料がエアロゾル化された後）に捨てられるように設計され得るカートリッジまたは消耗品とから形成される。カートリッジは、一般に、製造するのに適度に安価であるので、カートリッジは、所与のエアロゾル供給デバイスとともに使用するための正確なサイズまたは電気的接続を有するように製造することができる。しかしながら、この構成は、所与のエアロゾル供給デバイスと共に使用するために、正しい構成で偽造カートリッジを製造され得るという欠点を有する。これらの偽造カートリッジは、特にカートリッジ内に貯蔵される液体が、本物のカートリッジに通常課される厳しい製造または流通規制に準拠しない場合があり、劣悪で低品質のユーザ体験につながり得る。
【０００５】
これらの問題のいくつかに対処するのに役立つことを追求する様々な手法が説明される。
【発明の概要】
【０００６】
ある実施形態の第１の態様によれば、ユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが提供される。システムは、エアロゾル化可能材料を含むハウジングを備えるカートリッジと、カートリッジを動作可能に受容するように構成されたインターフェースを有するエアロゾル供給デバイスとを備える。エアロゾル供給デバイスは、使用時に、エアロゾル生成材料に熱/電力を供給することによって、エアロゾル化可能材料にユーザー吸入のためのエアロゾルを生成させるように構成される。カートリッジは、カートリッジに関する情報を記憶するように構成されたデータ記憶ユニットを含み、エアロゾル供給デバイスは、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに受け取られたときにデータ記憶ユニットに記憶された識別子を検出するように構成される。本技術の実施形態は、カートリッジのハウジングの１つ以上の壁と一体的に形成されたデータ記憶ユニットを有するカートリッジを提供するように構成することができる。
【０００７】
一例では、データ記憶ユニットは、データ記憶ユニットを形成する回路を筐体の壁のうちの１つの表面内または表面下に埋め込むことによって、ハウジングの１つ以上の壁と一体的に形成される。データ記憶ユニットの回路の埋め込みは、データ記憶ユニットの取り外しがデータ記憶ユニットまたはエアロゾル生成材料の一方または両方を動作不能にするという効果を伴って、ハウジングの壁と一体的に回路を形成する。
【０００８】
本技術の実施形態は、データ記憶ユニットの除去の試みがデータ記憶ユニットまたはカートリッジの一方または両方が動作不能にさせる可能性が高い効果を伴った、ハウジングの１つまたは複数の壁と一体的に形成されたデータ記憶ユニットを有するカートリッジを提供できる。
【０００９】
本発明の第１及び他の側面に関連して上述した本発明の特徴及び側面は、上述した特定の組み合わせだけでなく、本発明の他の態様による本発明の実施形態にも同様に適用可能であり、適宜組み合わせることができることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
以下では、本技術の実施形態は、添付の図面を参照することによって単なる例として説明され、その図面において、同様の部分は同一の参照番号を有する。
図１は、エアロゾル供給デバイス及びカートリッジを備える本開示のある実施形態による蒸気供給システムを非常に概略的な断面を示す。
図２ａは、不均一な形状（図１のロッド形状と対照的）の、図１に示すエアロゾル供給システムの別の例の３次元表現を概略的に示す。
図２ｂは、図２ａのエアロゾル供給システムの簡略断面図である。
図３ａは、本技術に係るデータ記憶ユニットを含む、図２ａ，２ｂに示されるカートリッジの３次元表現である。
図３ｂは、位置Ｂから見た図３ａのカートリッジの側面図である。
図３ｃは、位置Ｃから見た図３ａのカートリッジの平面図である。
図４ａは、本技術に係るデータ記憶ユニットを含む、本技術を具現化するカートリッジの別の例を形成するように配置される第１の層の３次元表現の図である。
図４ｂは、図４ｃに３次元図として示されるエアロゾル発生カートリッジを形成するために組み合わされる、カートリッジの第２の層の３次元図である。
図４ｃは、３次元図として示されるエアロゾル発生カートリッジの図である。
図５ａは、デバイスのハウジングの表面の下に埋め込まれ、電気回路を含むデータ記憶ユニットを示すカートリッジの別の例の平面図である。
図５ｂは、断面Ａ－Ａを通るカートリッジの側面図である。
図６は、データ記憶ユニットが収容される凹部を形成するように構成された２つの部品からなるハウジングを有する、本技術を具現化するカートリッジの別の例の側面図である。
図７は、本技術の実施形態に係るデータ記憶ユニットを含むカートリッジの別の例の３次元図であり、データ記憶ユニットは、カートリッジの表面上で可視であり、認識可能な認証パターンで構成される。
図８は、本技術の一実施形態に係るデータ記憶ユニットを含むカートリッジの３次元図であり、データ記憶ユニットは、電気回路への接続を用いて物品のハウジングの貫通孔内に脆弱に取り付けられるように構成される。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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