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公開番号2024081020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194426
出願日2022-12-05
発明の名称ステアリング装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 1/04 20060101AFI20240610BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ステアリングホイールの大型化およびコストアップを防止しつつ、運転手に情報を直感的に伝達できるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング装置10は、ステアリングホイール12に内蔵、または、前記ステアリングホイール12に取り付けられ、その剛性を変更可能な、複数の剛性可変部材30と、少なくとも車両の警告信号に基づいて、振動を発生させる振動源26と、前記振動源26の振動を複数の前記剛性可変部材30に伝達する伝達部材と、コントローラ32と、を備え、複数の前記剛性可変部材30のそれぞれは、通電により磁場を発生させる電極42と、前記磁場の発生状況に応じて剛性が変化する磁気粘性流体44と、を含み、前記コントローラ32は、複数の前記剛性可変部材30それぞれへの通電を、互いに独立して制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングホイールに内蔵、または、前記ステアリングホイールに取り付けられ、その剛性を変更可能な、複数の剛性可変部材と、
少なくとも車両の警告信号に基づいて、振動を発生させる振動源と、
前記振動源の振動を複数の前記剛性可変部材に伝達する伝達部材と、
コントローラと、
を備え、
複数の前記剛性可変部材のそれぞれは、通電により磁場を発生させる電極と、前記磁場の発生状況に応じて剛性が変化する磁気粘性流体と、を含み、
前記コントローラは、複数の前記剛性可変部材それぞれへの通電を、互いに独立して制御する、
ことを特徴とするステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ステアリングホイールを振動させることで、運転手に情報を通知するステアリング装置を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ステアリングホイールを振動させることで、運転手に情報を通知するステアリング装置が知られている。例えば、特許文献1には、ステアリングホイールの3時および9時の位置に振動デバイスを内蔵する技術が開示されている。特許文献1では、左右二つの振動デバイスの振動の態様(例えば振動の方向や周期、振幅、デューティ比)を調整することで、適切なステアリングの操舵方向や操舵角、操舵スピードを運転手に知らせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-2604369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、互いに独立して制御可能な二つの振動デバイスが必要となる。ここで、通常、振動デバイスは、ある程度大きく、また、高価である。かかる振動デバイスを二つ、ステアリングホイールに内蔵した場合、ステアリングホイールそのものが大型となり、また、コストが増加する。
【0005】
そこで、本明細書では、ステアリングホイールの大型化およびコストアップを防止しつつ、運転手に情報を直感的に伝達できるステアリング装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示するステアリング装置は、ステアリングホイールに内蔵、または、前記ステアリングホイールに取り付けられ、その剛性を変更可能な、複数の剛性可変部材と、少なくとも車両の警告信号に基づいて、振動を発生させる振動源と、前記振動源の振動を複数の前記剛性可変部材に伝達する伝達部材と、コントローラと、を備え、複数の前記剛性可変部材のそれぞれは、通電により磁場を発生させる電極と、前記磁場の発生状況に応じて剛性が変化する磁気粘性流体と、を含み、前記コントローラは、複数の前記剛性可変部材それぞれへの通電を、互いに独立して制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、複数の剛性可変部材の剛性を互いに独立して変更できる。これにより、剛性可変部材の設置場所によって、振動の伝達量を変更できる。結果として、複数の振動源を設けなくても、場所によって異なる振動を発生させることができる。結果として、本明細書で開示する技術によれば、ステアリングホイール12の大型化およびコストアップを防止しつつ、運転手に情報を直感的に伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ステアリング装置の構成を示す図である。
剛性可変部材の構成を示す図である。
ステアリング装置の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して車両のステアリング装置10の構成について説明する。図1は、ステアリング装置10の構成を示す図である。図1に示す通り、ステアリング装置10は、ステアリングホイール12を有する。ステアリングホイール12は、さらに、リング部14と、リング部14の内側に配置されるスポーク部16と、に大別される。スポーク部16は、裏パネル18と表パネル(図示せず)を含む。裏パネル18と表パネルとの間には、エアバックやスイッチ回路等の関連部品が配置される。図1では、表パネルおよび関連部品の図示を省略している。
【0010】
裏パネル18の車幅方向中央には、開口20が形成されている。また、裏パネル18の裏側(すなわち、車両前側)の面には、右剛性可変部材30Rおよび左剛性可変部材30Lが、貼り付けられている。なお、以下では、右剛性可変部材30Rおよび左剛性可変部材30Lを区別しない場合には、単に「剛性可変部材30」と呼ぶ。二つの剛性可変部材30は、開口20挟んで左右両側に配置されている。剛性可変部材30は、後に詳説する通り、通電状態に応じて、その剛性を変更できる部材である。
(【0011】以降は省略されています)

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