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公開番号2024080343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193456
出願日2022-12-02
発明の名称レンズ装置および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20240606BHJP(光学)
要約【課題】 バックフォーカス調整およびマクロ撮像に有利なレンズ装置の提供。
【解決手段】 バックフォーカス調整およびマクロ撮像のために移動する移動鏡筒、移動鏡筒を光軸に沿って移動可能に保持する保持鏡筒、保持鏡筒により支持された第1および第2操作部材、第1および前記第2操作部材の各々の操作により回動し、光軸に沿って移動鏡筒を駆動する駆動機構を有する。第1操作部材は、光軸に対する径方向に沿った第1回転軸、第1回転軸に対して偏心した偏心部を有し、偏心部は、駆動機構の外面において光軸に沿って延びた被係合部に係合し、第1回転軸の周りにおける第1操作部材の回転により駆動機構が回動する。第2操作部材は、第2回転軸を有し、第2回転軸の周りにおける第2操作部材の回転により第1操作部材が回転して駆動機構が回動する。第2操作部材による移動鏡筒の駆動範囲は、第1操作部材による移動鏡筒の駆動範囲よりも大きい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
光学素子を含み、バックフォーカス調整およびマクロ撮像のために移動する移動鏡筒と、
前記移動鏡筒を光軸の方向に沿って移動可能に保持する保持鏡筒と、
前記保持鏡筒により支持された第1操作部材および第2操作部材と、
前記第1操作部材および前記第2操作部材の各々の操作により回動し、前記光軸の方向に沿って前記移動鏡筒を駆動する駆動機構とを有し、
前記第1操作部材は、前記光軸に対する径方向に沿った第1回転軸と、前記第1回転軸に対して偏心した偏心部とを有し、前記偏心部は、前記駆動機構の外面において前記光軸の方向に沿って延びた被係合部に係合し、前記第1回転軸の周りにおける前記第1操作部材の回転により前記駆動機構が回動し、
前記第2操作部材は、第2回転軸を有し、前記第2回転軸の周りにおける前記第2操作部材の回転により前記第1操作部材が回転することにより前記駆動機構が回動し、
前記第2操作部材による前記移動鏡筒の駆動範囲は、前記第1操作部材による前記移動鏡筒の駆動範囲よりも大きいことを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第2回転軸は、前記径方向に沿っていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記第2回転軸と前記偏心部との間の偏心量は、前記第1回転軸と前記偏心部との間の偏心量よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記保持鏡筒の外側に配され、前記光軸の周りに回転可能な操作環を有し、
前記第2操作部材の外周にはギアが設けられ、
前記操作環には、前記ギアと連結するギアが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記操作環の基準位置で前記操作環をロックするロック機構を有することを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第2操作部材の基準位置で前記第2操作部材をロックするロック機構を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記第2回転軸は、前記光軸の方向に沿っていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記第2操作部材は、前記光軸の周りに回転可能であることを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記第2操作部材は、前記光軸の周りに回転可能な操作環を含むことを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
【請求項10】
請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載のレンズ装置と、
前記レンズ装置により形成された像を撮る撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
TV撮影用の交換レンズ装置は、製造誤差が不可避であることから、搭載されるカメラ装置の変更に伴うフランジバック(バックフォーカス)の調整が必要である。
【0003】
特許文献1におけるフランジバックの調整機構では、レンズ群を光軸に沿って移動可能に保持するメスヘリコイドの外面に係合溝が形成され、光軸に直交する方向(光軸に対する径方向)に回転軸が延びた偏心ピンが係合溝に係合している。回転軸の周りに偏心ピンを回転させることにより、ヘリコイドが光軸の周りに回転してレンズ群が光軸方向に移動し、フランジバックの調整がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-116632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フランジバック調整のために移動するレンズ群を、最至近距離よりも近い被写体を撮像するマクロ撮像のために移動させるレンズ装置が知られている。特許文献1の構造では、ヘリコイドの回転角が偏心ピンの偏心量によって制限されるため、マクロ撮像のために必要な角度範囲のヘリコイドの回転を実現するためには、偏心ピンの偏心量を拡大する必要があった。ところが、偏心ピンの偏心量を大きくするほど、偏心ピンの回転角の微調が困難となり、以って、フランジバック調整が困難となる。本発明は、例えば、バックフォーカス調整およびマクロ撮像に有利なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面は、光学素子を含み、バックフォーカス調整およびマクロ撮像のために移動する移動鏡筒と、
前記移動鏡筒を光軸の方向に沿って移動可能に保持する保持鏡筒と、
前記保持鏡筒により支持された第1操作部材および第2操作部材と、
前記第1操作部材および前記第2操作部材の各々の操作により回動し、前記光軸の方向に沿って前記移動鏡筒を駆動する駆動機構とを有し、
前記第1操作部材は、前記光軸に対する径方向に沿った第1回転軸と、前記第1回転軸に対して偏心した偏心部とを有し、前記偏心部は、前記駆動機構の外面において前記光軸の方向に沿って延びた被係合部に係合し、前記第1回転軸の周りにおける前記第1操作部材の回転により前記駆動機構が回動し、
前記第2操作部材は、第2回転軸を有し、前記第2回転軸の周りにおける前記第2操作部材の回転により前記第1操作部材が回転することにより前記駆動機構が回動し、
前記第2操作部材による前記移動鏡筒の駆動範囲は、前記第1操作部材による前記移動鏡筒の駆動範囲よりも大きいことを特徴とするレンズ装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば、バックフォーカス調整およびマクロ撮像に有利なレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るレンズ装置の構成例を示す図
実施形態1に係るレンズ装置の構成例の斜視図
実施形態1に係る要部の構成例を示す図
実施形態1に係る要部の構成例の拡大図
マクロ操作ボタンを含む断面図
マクロ操作ピン挿通溝を示す展開図
実施形態2に係る要部の構成例の拡大斜視図
実施形態2に係る要部の構成例の拡大図
実施形態2に係る固定筒の拡大図
実施形態3に係る要部の構成例の拡大斜視図
実施形態3に係るレンズ装置の構成例の断面図
実施形態3に係るマクロ操作部材を含む正面図
実施形態3に係る固定筒の拡大斜視図
実施形態4に係る要部の構成例の拡大斜視図
実施形態4に係るレンズ装置の構成例の断面図
撮像装置の構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、実施形態を説明するための全図を通して、原則として(断りのない限り)、同一の部材等には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0010】
〔実施形態1〕
以下、図1から図6を参照して実施形態1が説明される。図2は、実施形態1に係るレンズ装置の構成例の斜視図である。レンズ装置1は、マニュアル操作により物体距離、焦点距離、光量の調整が可能であり、外周部にはそれぞれの調整に対応した操作部材であるフォーカスリング2、ズームリング3、アイリスリング4を備えている。レンズ装置1は、その一方の端部にマウント部5を備え、カメラ装置(撮像装置本体)のマウント部に着脱可能に装着される。
(【0011】以降は省略されています)

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