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公開番号2024080284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193344
出願日2022-12-02
発明の名称画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/63 20230101AFI20240606BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の画像を加算合成した後の露出のイメージをライブビュー表示する。
【解決手段】画像処理装置は、撮像する画像の露出を設定し、撮像する枚数を設定し、設定した露出撮像を制御して、設定した枚数に対応する複数の画像信号を取得する制御部108と、複数の画像信号を加算合成して加算合成画像を生成する合成部106と、ライブビュー用の画像を生成するライブビュー画像生成部111と、ライブビュー用の画像を表示部に表示する制御を行うライブビュー画像表示部112と、を備え、ライブビュー用の画像は、前記撮像部が撮像を実行する前にリアルタイムで表示する画像であり、ライブビュー画像生成部111は、ライブビュー用の画像として加算合成画像の露出に対応するシミュレーション画像を設定した露出と枚数に応じて生成する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
撮像する画像の露出を設定する露出設定部と、
撮像する枚数を設定する枚数設定部と、
設定した前記露出の撮像を制御して、設定した前記枚数に対応する複数の画像信号を取得する撮像部と、
前記複数の画像信号を加算合成して加算合成画像を生成する合成部と、
ライブビュー用の画像を生成する生成部と、
前記ライブビュー用の画像を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を備え、
前記ライブビュー用の画像は、前記複数の画像信号を取得するための撮像を実行する前にリアルタイムで表示する画像であり、
前記生成部は、ライブビュー用の画像として前記加算合成画像の露出に対応するシミュレーション画像を前記露出と前記枚数に応じて生成することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記生成部は、ライブビュー用に前記露出設定部で設定された前記露出で撮像された画像を、ライブビュー用の通常ライブビュー画像として生成し、
前記表示制御部は、前記ライブビュー用の画像として前記通常ライブビュー画像と前記シミュレーション画像のいずれかをライブビュー表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、被写体に移動体が含まれている場合、前記ライブビュー用の画像として前記通常ライブビュー画像を表示し、被写体に移動体が含まれていない場合、前記ライブビュー用の画像として前記シミュレーション画像を表示することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、ユーザの指示に応じて、前記通常ライブビュー画像と前記シミュレーション画像の表示を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記生成部は、ライブビュー用に撮像した画像信号に対してゲインを上げることで前記シミュレーション画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記シミュレーション画像の白飛び領域を強調表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記画像信号はRAWデータであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
撮像素子と、
ライブビュー画像を表示するディスプレイを備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
画像処理装置の制御方法であって、
撮像する画像の露出を設定する工程と、
撮像する枚数を設定する工程と、
設定した前記露出の撮像を制御して、設定した前記枚数に対応する複数の画像信号を取得する工程と、
前記複数の画像信号を加算合成して加算合成画像を生成する工程と、
ライブビュー用の画像を生成する工程と、
前記ライブビュー用の画像を表示部に表示する制御を行う工程と、を備え、
前記ライブビュー用の画像は、前記複数の画像信号を取得するための撮像を実行する前にリアルタイムで表示する画像であり、
前記ライブビュー用の画像として前記加算合成画像の露出に対応するシミュレーション画像が、前記露出と前記枚数に応じて生成されることを特徴とする制御方法。
【請求項10】
請求項9に記載の各工程を画像処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚の画像を合成可能な画像処理装置および撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
長秒露光で撮影を行う場合に手振れ等の撮像装置の揺れにより、画像のぶれが発生することが一般的に知られている。画像のぶれを補正するために、特許文献1は、総露光時間を分割しながら露光することで撮像を行い、各画像を加算合成することで画像のブレを抑える撮像装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-54698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、撮影前のライブビュー表示に分割した露光時間での画像の表示を用いる場合において、ユーザは加算合成後の画像がどのような露出になるかをイメージすることができない。そのため、ユーザはライブビュー表示に基づいて露出の設定(例えば、シャッタースピード、絞り、ISO感度など)および撮像枚数をどのように設定すべきかを判断することができない。
【0005】
本発明は、複数の画像を加算合成した後の露出のイメージをライブビュー表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、撮像する画像の露出を設定する露出設定部と、撮像する枚数を設定する枚数設定部と、設定した前記露出の撮像を制御して、設定した前記枚数に対応する複数の画像信号を取得する撮像部と、前記複数の画像信号を加算合成して加算合成画像を生成する合成部と、ライブビュー用の画像を生成する生成部と、前記ライブビュー用の画像を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を備える。前記ライブビュー用の画像は、前記撮像部が撮像を実行する前にリアルタイムで表示する画像であり、前記生成部は、ライブビュー用の画像として前記加算合成画像の露出に対応するシミュレーション画像を前記露出と前記枚数に応じて生成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の画像を加算合成した後の露出のイメージをライブビュー表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
撮像装置の構成を示す図である。
第1実施形態における撮影処理を示すフローチャートである。
第2および第3実施形態における撮影処理を示すフローチャートである。
撮影するシーンを説明する図である。
シミュレーション画像の一例を示す図である。
白飛び領域を強調表示するシミュレーション画像の一例を示す図である。
警告表示アイコンを表示するシミュレーション画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1は、撮像装置の構成を示す図である。撮像装置10は、例えば、撮像光学系、撮像素子102、A/D変換部103、画像処理装置、記録部107、ライブビュー画像表示部112、操作部113を有する。画像処理装置は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサーとプロセッサーで実行されるプログラムを記録するメモリを備える。撮像光学系は、撮影レンズ100、絞り101を有する。画像処理装置は、メモリ104、信号処理部105、合成部106、制御部108、位置ずれ検出部109、位置ずれ補正部110、ライブビュー画像生成部111を有する。なお、本実施形態では、撮像装置の本体部と撮像光学系を構成するレンズ装置が一体となっている撮像装置の例について説明するが、レンズ装置が本体部に対して着脱可能な撮像装置であってもよい。
【0010】
撮影レンズ100は、フォーカスレンズ、シフトレンズ等の複数のレンズを含む。絞り101は、撮像光学系を通る光の量を調節する。操作部113のシャッタースイッチSW2が押下されると、撮影レンズ100に入射した光線は、絞り101を通過し、撮像素子102に被写体像を結像する。撮像素子102は、被写体像の光学像を電気信号(アナログ信号)である画像信号に変換して出力する。撮像素子102は、撮像素子102は、光電変換素子を有し、例えば、R、G1、G2、Bの画素が規則的に配置されたベイヤー配列の構成となっている。撮像素子102から出力されたアナログ信号は、A/D変換部103によってデジタル信号(RAWデータ)である画像信号に変換され、メモリ104に一度保存される。また、A/D変換部103にて変換されたデジタル信号は信号処理部105に出力され、信号処理部105において画像処理が行われてもよい。信号処理部105は、RAWデータや合成部106により合成されたRAWデータに対して、色マトリクス処理やガンマ処理等の現像処理を行う。また、信号処理部105は、ノイズ除去、デモザイキング、輝度信号変換、収差補正、ホワイトバランス調整、色補正などの各種画像処理を実施してもよい。メモリ104は、RAWデータや信号処理部105によって処理された画像データなどを保存する。
(【0011】以降は省略されています)

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