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公開番号2024077342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189387
出願日2022-11-28
発明の名称風力発電システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F03D 13/20 20160101AFI20240531BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】鉄塔と風力発電装置とを備える風力発電システムを提供する。
【解決手段】風力発電システムは、複数の基礎と、鉄塔と、風力発電装置と、風力発電装置を支持する支持構造と、を備える。鉄塔は、基礎に固定された基端から上方に延びている複数の主柱材を備えている。支持構造の少なくとも一部は、複数の主柱材を介さずに、複数の基礎の少なくとも1つに固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の基礎と、鉄塔と、風力発電装置と、前記風力発電装置を支持する支持構造と、を備える風力発電システムであって、
前記鉄塔は、前記基礎に固定された基端から上方に延びている複数の主柱材を備えており、
前記支持構造の少なくとも一部は、前記複数の主柱材を介さずに、前記複数の基礎の少なくとも1つに固定されている、風力発電システム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記支持構造は、前記風力発電装置よりも下方に位置する下部構造体を有し、
前記下部構造体は、前記複数の主柱材を介さずに、前記複数の基礎の少なくとも1つに固定されている、請求項1に記載の風力発電システム。
【請求項3】
前記支持構造は、前記風力発電装置よりも上方に位置する上部構造体を有し、
前記上部構造体は、前記複数の主柱材の少なくとも一つに接続されている、請求項2に記載の風力発電システム。
【請求項4】
前記上部構造体は、前記風力発電装置から前記複数の主柱材の一つに向けて、上方に変位しながら延びる斜材を有する、請求項3に記載の風力発電システム。
【請求項5】
前記風力発電装置は、前記鉄塔の内部に位置しており、
前記下部構造体は、複数の脚材を有しており、
前記複数の基礎のそれぞれには、前記複数の主柱材のうちの対応する一つの基端と、前記複数の脚材のうちの対応する一つの基端との両者が、共通して固定されている、請求項4に記載の風力発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、風力発電システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、送電線が配置されている鉄塔内に、風力発電装置を収納配置した構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-139042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、風力発電装置の自重および風力発電装置が受ける風荷重の全てが、鉄塔に印加される。鉄塔が過荷重によって損傷するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する風力発電システムは、複数の基礎と、鉄塔と、風力発電装置と、風力発電装置を支持する支持構造と、を備える。鉄塔は、基礎に固定された基端から上方に延びている複数の主柱材を備えている。支持構造の少なくとも一部は、複数の主柱材を介さずに、複数の基礎の少なくとも1つに固定されている。
【0006】
上記の構成では、風力発電装置の自重および風力発電装置が受ける風荷重の少なくとも一部を、鉄塔の主柱材に印加することなく、基礎で直接に受けることができる。主柱材の荷重負担を軽減することができるため、過荷重による主柱材の損傷を抑制することが可能となる。
【0007】
支持構造は、風力発電装置よりも下方に位置する下部構造体を有していてもよい。下部構造体は、複数の主柱材を介さずに、複数の基礎の少なくとも1つに固定されていてもよい。上記の構成では、風力発電装置の自重の少なくとも一部を、鉄塔の主柱材に印加することなく、基礎で直接に受けることができる。主柱材の荷重負担を軽減することが可能となる。
【0008】
支持構造は、風力発電装置よりも上方に位置する上部構造体を有していてもよい。上部構造体は、複数の主柱材の少なくとも一つに接続されていてもよい。主柱材には、風荷重によって、モーメント荷重が印加される場合がある。上記の構成では、主柱材に印加されるモーメント荷重の一部を、上部構造体によって受けることができる。主柱材のモーメント荷重に対する耐性を高めることが可能となる。
【0009】
上部構造体は、風力発電装置から複数の主柱材の一つに向けて、上方に変位しながら延びる斜材を有していてもよい。上記の構成では、上部構造体に印加されるモーメント荷重の一部を、斜材の軸荷重として受けることができる。上部構造体の耐荷重性を高めることができる。
【0010】
風力発電装置は、鉄塔の内部に位置していてもよい。下部構造体は、複数の脚材を有していてもよい。複数の基礎のそれぞれには、複数の主柱材のうちの対応する一つの基端と、複数の脚材のうちの対応する一つの基端との両者が、共通して固定されていてもよい。上記の構成では、主柱材の荷重負担を適切に軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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