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公開番号2024034394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138601
出願日2022-08-31
発明の名称振動モータ
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B06B 1/04 20060101AFI20240306BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】質量体及び弾性部材を容易に接続できる振動モータを提供する。
【解決手段】振動モータ100は、固定子101と、振動子102と、弾性部材103と、を備える。振動子102は、少なくとも第1方向に振動可能である。弾性部材103は、振動子102と固定子101とを接続する。固定子101は、コイル3を有する。コイル3は、第1方向と垂直な第2方向において、振動子102と対向する。振動子102は、質量体6と、磁石部材7と、接続部材8と、を有する。質量体6は、第1方向に延びる。磁石部材7は、質量体6に固定されて第2方向においてコイル3と対向する。接続部材8は、質量体6と弾性部材103とを接続する。接続部材8の材料は、質量体6とは異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
固定子と、
少なくとも第1方向に振動可能な振動子と、
前記振動子と前記固定子とを接続する弾性部材と、
を備え、
前記固定子は、前記第1方向と垂直な第2方向において前記振動子と対向するコイルを有し、
前記振動子は、
前記第1方向に延びる質量体と、
前記質量体に固定されて前記第2方向において前記コイルと対向する磁石部材と、
前記質量体と前記弾性部材とを接続する接続部材と、
を有し、
前記接続部材の材料は、前記質量体とは異なる、振動モータ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記接続部材の材料の硬度及び剛性の少なくともどちらかは、前記質量体よりも小さい、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項3】
前記接続部材は、第1の接着剤を介して前記質量体に固定される、請求項1に記載の振動モータ。
【請求項4】
前記弾性部材及び前記接続部材の一方は、突出部を有し、
他方は、前記突出部を収容する収容部を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動モータ。
【請求項5】
前記接続部材は、前記突出部と、第2の接着剤が配置される孔部と、を有し、
前記弾性部材及び前記接続部材の固定部分において、前記孔部の少なくとも一部は、前記弾性部材に向かって開口する、請求項4に記載の振動モータ。
【請求項6】
前記孔部は、貫通孔である、請求項5に記載の振動モータ。
【請求項7】
前記接続部材は、前記突出部の周囲に配置されて前記突出部の外周に沿って延びる溝部をさらに有し、
前記溝部には、前記第3の接着剤が配置され、
前記弾性部材及び前記接続部材の前記固定部分において、前記溝部は、前記弾性部材に向かって開口する、請求項5に記載の振動モータ。
【請求項8】
前記溝部は、前記孔部と繋がる、請求項7に記載の振動モータ。
【請求項9】
前記弾性部材の一部が、前記溝部に嵌る、請求項7に記載の振動モータ。
【請求項10】
前記弾性部材は、前記第1方向に伸縮可能なコイルばねである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振動モータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動モータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一方向に振動する振動モータが知られている。たとえば、振動モータは、ケース内に設けられた振動部材と、振動部材をケースにぶら下げるための弾性接続部と、を有する。弾性接続部の一端は、振動部材の側面に溶接される。他端は、ケースに溶接される(特開2016-131973号公報参照)。
【0003】
但し、上述の場合、振動部材の側面に振動子を接続し難く、振動子の振動幅を大きくし難いことがある。そのため、本願の発明者は、弾性部材を振動方向の端部に取り付けることを検討している。この際、弾性部材と係合する部分を振動部材の質量体に形成することで、弾性部材の位置決定及び接続をし易くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-131973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、振動モータでは、限られたスペース内で振動子の性能をより高くするため、タングステンなどの比重が高い金属材料が質量体に使用される。タングステンは、硬度が高いため機械加工性が低い。そのため、弾性部材と係合する部分を質量体に形成し難い。そのため、弾性部材を質量体に接続し難いことがある。
【0006】
本発明は、質量体及び弾性部材を容易に接続できる振動モータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な振動モータは、固定子と、振動子と、弾性部材と、を備える。前記振動子は、少なくとも第1方向に振動可能である。前記弾性部材は、前記振動子と前記固定子とを接続する。前記固定子は、コイルを有する。前記コイルは、前記第1方向と垂直な第2方向において、前記振動子と対向する。前記振動子は、質量体と、磁石部材と、接続部材と、を有する。前記質量体は、前記第1方向に延びる。前記磁石部材は、前記質量体に固定されて前記第2方向において前記コイルと対向する。前記接続部材は、前記質量体と前記弾性部材とを接続する。前記接続部材の材料は、前記質量体とは異なる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的な振動モータによれば、質量体及び弾性部材を容易に接続できる振動モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の例示的な実施形態に係る振動モータの斜視図である。
図2は、図1の一点鎖線II-IIに沿う振動モータの断面図である。
図3は、振動モータの分解斜視図である。
図4は、接続部材を介した質量体及び弾性部材の接続部分の一例を示す分解斜視図である。
図5は、接続部材の第1変形例を示す分解斜視図である。
図6は、接続部材の第2変形例を示す分解斜視図である。
図7は、接続部材の第3変形例を示す分解斜視図である。
図8は、電子機器の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して例示的な実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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