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公開番号2023172216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-06
出願番号2022083871
出願日2022-05-23
発明の名称燃焼機
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F23N 5/00 20060101AFI20231129BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】持ち運び容易な蓄電式の電源装置を使用できる燃焼機を提供する。
【解決手段】
気化器9を備えたバーナ2と、気化ヒータ8と、電磁ポンプ11と、放電電極22と、燃焼センサ23と、気化温度センサ21と、制御部3とを備え、気化器9の温度がオン温度以下であると気化ヒータ8をオンし、気化器9の温度がオン温度より高いオフ温度以上となると気化ヒータ8をオフし、着火動作後、気化器9の温度がオフ温度以上になった時燃焼量を変更するので、オフ温度以上になることで気化ヒータ8への通電が停止され、更に燃焼量を増加させても気化器9の温度がオン温度まで下がらずに気化ヒータ8への再度の通電を防ぎ、気化ヒータ8への通電による電力の消費が抑えられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、燃焼量を変更することを特徴とする燃焼機。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、着火後の燃焼量を短時間の間隔で変更させる短時間制御と、着火後の前記燃焼量を長時間の間隔で変更させる長時間制御とを備え、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、前記燃焼量を前記長時間制御で制御し、その後前記燃焼量が最大燃焼量になってその最大燃焼量の状態が所定時間継続した時、前記燃焼量を前記短時間制御で制御することを特徴とする燃焼機。
【請求項3】
燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、着火後の燃焼量を短時間の間隔で変更させる短時間制御と、着火後の前記燃焼量を長時間の間隔で変更させる長時間制御とを備え、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、前記燃焼量を前記長時間制御で制御し、その後前記気化器の温度が前記オフ温度より高い切換え温度になった時、前記燃焼量を前記短時間制御で制御することを特徴とする燃焼機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は燃油を燃焼する燃焼機に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、運転スイッチの運転開始指令により、気化温度センサの検知温度を監視して気化器を燃油が気化可能な温度まで気化ヒータに通電することで加熱し、気化器の温度を燃焼に適する温度まで上昇させると、電磁ポンプ及び燃焼ファンを駆動開始し、点火装置により混合ガスに点火して燃焼を開始させ、フレームロッドによる燃焼センサにより炎を検知し、気化ヒータへの通電を停止すると共に、器具本体背面の対流ファンの近傍に設けられた室温センサの検知室温と室温設定手段で設定された設定室温との偏差に応じて、電磁ポンプ及び燃焼ファンを制御して燃焼火力を可変して室温設定手段で設定された室温になるように制御を行うものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-469664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この従来のものでは、持ち運び容易な蓄電式の電源装置を電源として運転しようとすると、電源装置の出力が燃焼機の気化ヒータのヒータ出力より小さい場合は燃焼機が運転できないため、出力が小さい電源装置でも燃焼機の運転を可能にするため、燃焼機の気化ヒータのヒータ出力を小さくする必要があった。
【0005】
それにより、気化器の温度を燃焼に適する温度まで上昇させる時間が従来の商用電源を使用する燃焼機よりも長くなり、更に着火後も従来の時間間隔で燃焼量が増加していくと、増加する燃油により気化熱が奪われてなかなか気化器の温度が上昇せず、着火後も気化ヒータに通電されたままの状態で電源装置に蓄電された電力が消費されてしまう課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前記気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、燃焼量を変更するものである。
【0007】
又、請求項2では、燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、着火後の燃焼量を短時間の間隔で変更させる短時間制御と、着火後の前記燃焼量を長時間の間隔で変更させる長時間制御とを備え、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、前記燃焼量を前記長時間制御で制御し、その後前記燃焼量が最大燃焼量になってその最大燃焼量の状態が所定時間継続した時、前記燃焼量を前記短時間制御で制御するものである。
【0008】
又、請求項3では、燃油を気化する気化器を備えた燃焼部と、前記気化器を加熱する気化器加熱手段と、前気化器に燃油を供給する燃油供給手段と、前記気化器で気化した燃油を着火する着火手段と、前記燃焼部の炎を検知する炎検知手段と、前記気化器の温度を検知する気化器温度検知手段と、前記燃焼部の燃焼の開始及び停止を指令する運転スイッチと、時間を計時する計時手段と、前記燃焼部の燃焼を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記気化器の温度がオン温度以下であると前記気化器加熱手段をオンし、前記気化器の温度が前記オン温度より高いオフ温度以上となると前記気化器加熱手段をオフする石油燃焼機に於いて、前記制御部は、着火後の燃焼量を短時間の間隔で変更させる短時間制御と、着火後の前記燃焼量を長時間の間隔で変更させる長時間制御とを備え、前記着火手段により着火動作して前記炎検知手段が炎を検知した後、前記気化器の温度が前記オフ温度以上になった時、前記燃焼量を前記長時間制御で制御し、その後前記気化器の温度が前記オフ温度より高い切換え温度になった時、前記燃焼量を前記短時間制御で制御するものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明の請求項1によれば、着火手段により着火動作して炎検知手段が炎を検知した後、気化器の温度がオフ温度以上になった時、燃焼量を変更するので、オフ温度以上になることで気化器加熱手段であるヒータへの通電が停止されてヒータによる電力の消費が抑えられ、更に燃焼量を増加させても気化器の温度がオン温度まで下がらず、オン温度に下がることによるヒータへの再度の通電を防ぎ、ヒータへの再度の通電による電力の消費が抑えられる。
【0010】
又、請求項2によれば、着火手段により着火動作して炎検知手段が炎を検知した後、気化器の温度がオフ温度以上になった時、燃焼量を長時間制御で制御し、その後燃焼量が最大燃焼量になってその最大燃焼量の状態が所定時間継続した時、燃焼量を短時間制御で制御するので、着火後に燃焼量を増加させた時、気化器の温度が一旦下がるが燃焼量が更に増加するまでの間に燃焼熱を回収して気化器の温度を上昇させ、燃焼量が更に増加しても気化器の温度がオン温度まで下がらず、オン温度に下がることによるヒータへの再度の通電を防ぎ、ヒータへの再度の通電による電力の消費が抑えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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