意匠ウォッチ

発行日2025-05-23
公報種別意匠公報(S)
登録番号1799376
登録日2025-05-15
意匠に係る物品フィルタープレスの濾板当て板
意匠分類K6-129(化学機械器具)
出願番号2024025571
出願日2024-12-10
意匠権者住友金属鉱山株式会社,SUMITOMO METAL MINING CO.,LTD.
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品は、フィルタープレスの濾板当て板である。本願意匠に係るフィルタープレスの濾板当て板(以下、本物品という)は、フィルタープレスの濾板のガイド部と濾板の移動をガイドするサイドバーの摺動面との間に設けられ濾板のガイド部の摩耗を防止するものであり、超高分子ポリエチレン(UHMW-PE)などのエンジニアリングプラスチックによって形成されている。本物品は濾板のガイド部の下端が挿入される溝を有しており、溝に収容された濾板のガイド部の下端と本物品の一対の側壁に設けられた4つの貫通孔のうち対になる2つの貫通孔(使用状態を示す参考図3では2つの貫通孔h1)にボルトを挿通することによって本物品を濾板のガイド部に固定する。また、本物品の底面には、3つのガイドが間隔を空けて設けられており、3つのガイドのうち対になる2つのガイド間(使用状態を示す参考図2では2つのガイドg1,g2間)の間にサイドバーを配置することによってサイドバーに沿った濾板の移動を案内する。また、フィルタープレスの稼働により2つのガイドg1,g2間の部分が摩耗するが、本物品左右対称であり対になる2つの貫通孔間の距離L1,L2(使用状態を示す参考図3、単体参考図4参照)は同じ長さであり、また、2つのガイドg1,g2間と2つのガイドg1,g3間は同じ長さであるので、本物品を左右反転して本物品を濾板のガイド部に固定すれば、本物品を再利用することができる。つまり、4つの貫通孔のうち貫通孔h1とは異なる対になる2つの貫通孔h2にボルトを挿通することによって本物品と濾板のガイド部とを固定し、3つのガイドのうち2つのガイドg1,g3間にサイドバーを配置すれば、摩耗前と同様に濾板のガイド部の摩耗を防止することができる。
意匠の説明A-A’線断面拡大図は、正面図のA部分のA-A’線断面拡大図である。斜視図1は、本物品を左斜め上方からみた斜視図である。斜視図2は、本物品を左斜め上方からみた斜視図である。使用状態を示す参考図1は、濾板のガイド部に本物品を取り付けた状態の概略説明図である。使用状態を示す参考図2は、濾板のガイド部に本物品を取り付けた状態の部分拡大図である。使用状態を示す参考図3は、濾板のガイド部に本物品を取り付けた状態の概略拡大断面図である。単体参考図は、本物品の正面図に各部の名称を記載した参考図である。

関連意匠